芝浦工業大学とスズキ株式会社、 モビリティ連携デジタルツインの共同研究講座を開設 ~次世代モビリティ社会を支える デジタルインフラの確立を目指して~

企業動向
2025年7月25日 14:00
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芝浦工業大学(東京都江東区、学長:山田 純、以下「芝浦工大」)とスズキ株式会社(静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木 俊宏、以下「スズキ」)は、2025年7月1日より、共同で「スズキモビリティ連携デジタルツイン共同研究講座」を開設いたしました。

本共同研究講座は、スマートモニタリングや車両・ロボットの自動走行機能の実現に向けた、次世代のデジタルインフラの確立を目指します。講座は芝浦工大工学部・新熊 亮一教授(社会情報ネットワークデザイン研究室)とスズキ株式会社次世代モビリティサービス本部モビリティ連携基盤開発部長・杉村 嘉秋共同研究講座准教授によって構成されます。


写真左より、スズキ株式会社常務役員 技術戦略本部長 角野卓と芝浦工業大学学長 山田純(芝浦工業大学豊洲キャンパスにて)

写真左より、スズキ株式会社常務役員 技術戦略本部長 角野卓と芝浦工業大学学長 山田純(芝浦工業大学豊洲キャンパスにて)


【講座の概要】

講座名称:スズキモビリティ連携デジタルツイン共同研究講座

研究概要:少子高齢化等の社会課題を解決し、日本の競争力を維持・

     拡大するため、自動走行等、多くの機能を包括した

     デジタルインフラの基盤となる高精度3次元空間デジタルツインの

     要素技術の研究

設置期間:2025年7月1日~2027年6月30日(2年間)

設置場所:芝浦工業大学 豊洲キャンパス(東京都江東区)

講座構成:新熊 亮一(教授:芝浦工大工学部)

     杉村 嘉秋(共同研究講座准教授:

     スズキ株式会社次世代モビリティサービス本部モビリティ連携基盤開発部長)



【共同研究の背景と目的】

芝浦工大は、「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を建学の精神とし、実学教育と研究を通じて社会の発展に貢献しています。スズキは、社是の一つである「お客様の立場になって価値ある製品を作ろう」の理念のもと、モビリティ社会の発展に貢献してきました。

近年、少子高齢化の進展や労働人口の減少といった社会課題が顕在化する中、これらの課題解決と日本の競争力維持・拡大には、自動走行機能をはじめとする先進技術を包括的に支えるデジタルインフラの整備が不可欠です。本共同研究では、芝浦工大の持つ先端技術とスズキのモビリティに関する知見を融合し、高精度3次元空間デジタルツインを活用したデータ連携基盤の構築に向けた要素技術を開発します。これにより、安心安全な社会の実現と、新たなモビリティサービスの創出に貢献することを目指します。



【今後の展開】

本共同研究講座で得られた成果は、スマートシティ、自動運転車両、ロボットの自律移動、インフラモニタリングなど、多岐にわたる分野での応用が期待されます。

芝浦工大とスズキは、本共同研究講座を通じて、社会課題の解決に貢献する革新的な技術開発を推進するとともに、次世代を担う研究者および技術者の育成にも注力してまいります。



【芝浦工業大学とは】

工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科

https://www.shibaura-it.ac.jp/

理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約10,000人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行。2025年にデザイン工学部、2026年にはシステム理工学部で教育体制を再編し、新しい理工学教育のあり方を追求していきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。



【スズキ株式会社とは】

https://www.suzuki.co.jp/

1920年に織機製造を祖業としてスタートしたスズキは、日本のみならず海外にも事業を展開し、お求めやすい製品の提供を通じて、人々の快適で豊かな暮らしに貢献してきました。現在では世界22の国・地域で製造し、200以上の国・地域でご愛用いただいています。

今後も四輪・二輪・マリンといったモビリティを軸とした商品・サービスの提供を通じて、お客様の生活をより良くし、生活を支えていく、生活に密着したインフラモビリティを目指します。

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写真左より、スズキ株式会社常務役員 技術戦略本部長 角野卓と芝浦工業大学学長 山田純(芝浦工業大学豊洲キャンパスにて)