WordPressに蓄積された情報資産をAIで価値に変える 『AI情報検索支援パッケージ』をリリース
その情報、サイトに眠る“負債”になっていませんか? 蓄積されたWordPressデータをAI活用で最大化、 ユーザーの検索行動分析により継続的な体験改善を実現
株式会社デジタルキューブ(TOKYO PRO Market・263A、本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:小賀 浩通、以下「当社」)は、2025年7月より、WordPressサイトにおける情報検索体験を革新する「WordPress × AI情報検索支援パッケージ」の提供を開始いたします。本サービスにより、これまで蓄積されたWordPressのコンテンツデータをAI技術で有効活用し、ユーザーが欲しい情報にたどり着くまでの複数ステップを削減するとともに、ユーザーの検索行動から動向を分析することで継続的な体験改善サイクルを構築します。
■サービス概要
本パッケージは、WordPressで管理している既存のコンテンツデータをAI技術で最大活用し、ユーザーの情報検索体験を大幅に改善するシステムです。以下の主要機能を提供いたします。
【自然言語検索機能】
・「製品仕様を教えて」「故障時の対応手順は?」など、専門用語を知らなくても直感的な質問で情報検索が可能
・カテゴリー階層を辿る従来の検索ステップを大幅に削減
【インテリジェントサジェスト機能】
・検索結果と併せて関連する技術資料、関連事例などを自動提示
・ユーザーが求めている可能性の高い情報を先回りして提案
【複数リソースの横断検索】
・複数の資料から関連情報を統合し、短時間で包括的な回答を生成
・製品仕様書、マニュアル、FAQ等を横断した一括検索を実現
【ユーザー動向分析機能】
・検索キーワードや利用パターンから、ユーザーの求める情報や関心動向を解析
・継続的な体験改善とコンテンツ最適化のサイクルを構築
■解決する課題
多くの組織では、WordPressサイトに蓄積された豊富な情報資産が十分に活用されていない現状があります。また、ユーザーは欲しい情報にたどり着くまで、トップページ→カテゴリー→サブカテゴリー→目的の記事という複数のステップを踏む必要があり、特に以下のような課題を抱えていました。
・製品仕様を調べるのに時間がかかる
・細かい仕様や手続きに関する質問への回答に手間取る
・情報が分散していて見つからない
・専門用語がわからないと適切な情報にアクセスできない
また、問い合わせにおいては、従来は問い合わせを受けた担当者が複数部署に確認し、資料を探し回った結果、回答まで数時間から数日を要するケースが多発していました。
■想定活用シーン
本サービスは、特に以下のような組織での活用効果が期待されます。
【製造業】
顧客からの「XX製品の耐熱温度は?」「故障時の対応手順は?」といった技術的問い合わせに即座に対応することで、従来は技術部門への確認や資料探索に時間を要していた問い合わせプロセスを大幅に短縮できます。また、営業担当者が製品説明資料を迅速に作成できるため、提案活動の効率化と顧客満足度向上を同時に実現します。
【地方自治体】
住民からの「特定の種別のゴミを何曜日に捨てたらいいか」「各種手続きの申請方法は?」といった問い合わせに24時間自動対応することで、窓口業務の負担軽減と住民利便性の向上を図れます。職員は定型的な問い合わせ対応から解放され、より専門性の高い業務に集中できるため、全体的な行政サービスの質向上につながります。
【教育機関】
学生や保護者からの「奨学金の申請方法」「研究室配属の手続き」など、頻繁に寄せられる質問に自動対応することで、教職員の管理業務負担を大幅に軽減できます。特に新学期や履修登録期間など問い合わせが集中する時期でも、安定した情報提供が可能となり、教育現場の業務効率化を実現します。
■導入効果
【工数削減】
・問い合わせ対応時間の大幅短縮により、技術者や職員が本来業務に集中可能
・複数部署への確認作業が不要となり、組織全体の生産性向上
【顧客満足度向上】
・24時間365日の自動対応により、迅速な情報提供を実現
・関連情報の自動提示で、ユーザーが求めている以上の価値を提供
【継続的改善】
・検索履歴の分析により、よく求められる情報や改善すべき点を可視化
・データドリブンなコンテンツ改善により、長期的な体験品質向上
●情報検索
導入前(Before):ユーザーが複数ステップで自力で探す。
専門用語が不明だと情報にたどり着けない。
導入後(After) :自然言語で質問するだけでAIが最適な回答を提示。
関連情報も自動でサジェスト。
●問い合わせ対応
導入前(Before):担当者が複数部署に確認し、資料を探し回る。
回答まで数時間~数日。
導入後(After) :AIが関連資料を横断検索し、24時間365日即時回答。
担当者の工数を大幅削減。
●コンテンツ改善
導入前(Before):担当者の経験や僅かなデータに依存。
ユーザーニーズとの乖離が発生しやすい。
導入後(After) :検索履歴や利用パターンを分析し、
データに基づいたコンテンツ改善が可能に。
●顧客満足度(CX)
導入前(Before):欲しい情報にたどり着けず、不満や離脱につながる。
導入後(After) :迅速かつ的確な情報提供で、顧客の自己解決を促進し、
満足度とロイヤルティが向上。
●従業員生産性(EX)
導入前(Before):問い合わせ対応に時間を取られ、本来業務に集中できない。
導入後(After) :AIが一次対応を担い、従業員はより創造的・戦略的な業務に集中。
生産性が向上。
■システム構成と技術的特徴
【WordPress統合設計】
・既存のWordPressサイトに実装
・社内向け・顧客向け両方のアクセス権限に対応
・設定により、段階的な導入が可能
【AWS基盤による高度なAI処理】
・Amazon Bedrockによる自然言語処理で高精度な検索を実現
・機密情報の保護機能により、企業向けセキュリティ要件に対応
・全ての検索・回答履歴を記録し、監査ログとして活用することも可能
■導入プロセス
Phase 1:情報整備(2-3週間):既存のWordPress情報の整理とインデックス作成
Phase 2:システム構築(3-4週間):AWS環境構築とAI検索機能の実装
Phase 3:運用開始(1-2週間):段階的展開と利用状況の監視・改善
■デジタルキューブグループの技術的強み
本サービスは、WordPress専業18年の株式会社デジタルキューブと、AI活用で豊富な実績を持つグループ会社・株式会社ヘプタゴンとの協業により開発されました。
当社は2006年の創業以来、WordPressを専業として技術を磨き続け、三菱重工業株式会社やセイコーウオッチ株式会社などの大手企業から成長企業まで幅広い業界でのサイト構築・運用実績を有しています。
一方、ヘプタゴンは東北を中心に100社300プロジェクト以上でAI・クラウド技術の導入支援を実施。自治体や放送業界向けに生成AIを活用した情報発信のシステム開発や、米の銘柄判定AI「Rice Tag」開発、冷蔵冷凍設備での消費電力30%削減を実現したシステムなど、多様な業界でのAI活用実績を積み重ねています。また、AWSアドバンストティアパートナーとして社員の多くがAWS認定資格を保有し、確かな技術力に基づく信頼性の高いシステム実装を実現しています。
■今後の展開
本サービスを皮切りに、WordPressを基盤としたAI活用ソリューションの拡充を進めてまいります。また、蓄積される検索データを活用した組織運営の最適化支援や、業界特化型のAI機能カスタマイズなど、お客様のビジネス成長により深く貢献するサービス展開も検討しています。
■お問い合わせ
本サービスの詳細や導入に関するご相談は、以下までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせURL: https://labworks.digitalcube.jp/contact/
■株式会社デジタルキューブについて
デジタルキューブは、2006年の創業以来、WordPressという世界標準のプラットフォームを軸に事業を展開。オープンソースとクラウドを組み合わせることで、新しい価値の創造に取り組んできました。「Amimoto」や「Shifter」といったWebホスティングに関する自社プロダクトの開発・運用を通じて、三菱重工業株式会社やセイコーウオッチ株式会社といった大手企業から、Sansan株式会社やカバー株式会社などの成長企業まで、業種・業界を問わず多くのクライアントとの協業実績があります。
近年は、DX推進という社会課題に着目し、蓄積されたデジタル資産の最大活用を支援するサービス群を展開。特に地方企業や組織にとって大きな課題となっていた情報活用の壁を、テクノロジーの力でより身近で実用的なものにすることを目指しています。
【会社概要】
社名 : 株式会社デジタルキューブ
本社所在地: 〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通5番地 商船三井ビル
代表者 : 小賀 浩通
設立 : 2006年11月17日
資本金 : 50,450,000円
Webサイト : https://www.digitalcube.jp/