アスリート203名の熱中症に関する意識調査結果

株式会社トータルヘルスコンサルティング(本社:東京都千代田区東神田、代表取締役社長:森重一雄)はトライアスロン、マラソン、ロードバイク、トレイルランニング、水泳、テニス、サッカー、野球などのアスリート選手203件(男性:142、女性61)に熱中症に関する意識調査を実施しました。

<調査背景>

近年の気候変動により、夏季を中心に高温環境下でのトレーニングや試合における熱中症リスクが増加しています。特にアスリートは運動強度が高く、体温の上昇や脱水が起こりやすいため、早期の対策や体調管理の徹底が重要となります。
このたび、アスリートの皆様が熱中症に関してどのような意識を持っているかを把握し、より効果的な予防策の立案や啓発活動につなげるため、アンケートを実施しました。

<調査概要>

調査の方法:当社の電解質ドリンク「Precision Fuel & Hydration(プレシジョンフューエル&ハイドレーション)」を使用したアスリート向けにWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国16歳から65歳の男女を対象に実施
有効回答数:203名(男性:142、女性61)
調査実施日:2025年4月25日(金)~2025年5月31日(土)

※本リリースの調査結果や分析をご掲載いただく際には「株式会社トータルヘルスコンサルティング「Precision Fuel & Hydration」調べ」とご記載ください。

ご自身の体感として汗をかきやすいと思いますか?

汗をかきやすいと感じている人
汗をかきやすいと感じている人

9割近くのアスリートが「はい」と回答しました。
この結果は、競技中の身体活動量の多さや体質的な傾向により、発汗量が多い人が非常に多いことを示しています。
発汗は体温調節において重要な生理反応である一方で、大量の汗をかくことで体内の水分や電解質が急速に失われ、熱中症のリスクが高まる可能性があります。特に長時間のトレーニングや高温下での活動では、こまめな水分・塩分補給や適切な休憩の確保が不可欠です。
今回の結果を踏まえ、個々の発汗傾向に応じた熱中症対策の個別化や、発汗後のリカバリー方法の見直しなど、より実践的な対策の検討が求められます。

スポーツ中、または後に熱中症になったことがありますか?

熱中症 症状経験者
熱中症 症状経験者

回答者の7割以上が何らかの形で熱中症を経験したことがあると回答しました。
この結果は、アスリートにとって熱中症が非常に身近で現実的な健康リスクであることを明確に示しています。特に競技やトレーニング中は高い運動強度と気象条件が重なり、体温の調節が困難になりやすい状況にあることが伺えます。
また、熱中症の経験者が多いという事実は、単に気温の上昇だけでなく、予防策の定着状況や休息・水分補給のタイミングなどに課題がある可能性を示唆しています。
今後は、より具体的で実効性のある対策の周知、指導体制の強化、そして一人ひとりが「自分の体調を守る意識」を高める取り組みが必要なってきます。

熱中症の経験があると答えた7割のアスリートに原因は何だと思いますかと聞いてみました。(複数回答可)

水分・塩分/ナトリウム 補給不足を認識
水分・塩分/ナトリウム 補給不足を認識

熱中症を経験した多くのアスリートが、発症時に適切な塩分・ナトリウム補給ができていなかったことが意識調査で明らかになりました。これは、汗による電解質の喪失に対する理解や対応が不十分である現状を示しており、水分補給だけでは熱中症を十分に予防できないという重要な課題を浮き彫りにしています。
したがって、今後の熱中症対策においては、水分とともに塩分(ナトリウム)補給の必要性を正しく理解し、実践できる環境づくりと教育の強化が急務です。また、アスリート個々の発汗量や運動環境に応じた補給方法を指導し、予防意識の向上を図ることが、安全な競技活動の継続につながると考えられます。

スポーツ中に、熱中症にならないように予防対策を実施していますか?

熱中症予防対策をしている人
熱中症予防対策をしている人

9割以上のアスリートが「実施している」と回答しました。この結果から、アスリートの間で熱中症のリスクに対する認識が広がり、予防行動が日常的に取り入れられている傾向があることがわかります。
一方で、同じアンケートでは、熱中症の経験者が多数いたことや、塩分・ナトリウム補給が不十分であったという回答も得られており、実施されている対策の“質”や“内容”については見直しの余地があると考えられます。
この結果を受け、今後は単に「対策をしているかどうか」だけでなく、具体的な対策の中身と有効性を検証し、より実践的・科学的な指導と環境整備を進めることが求められます。

スポーツ中に、熱中症対策をしていると回答した9割以上のアスリートに具体的にどのような対策を行っているかを聞いてみました。(複数回答可)

ナトリウム補給 暑熱順化が主流
ナトリウム補給 暑熱順化が主流

熱中症対策を「実施している」と回答したアスリートのうち、多くが具体的な取り組みとして以下の3つを挙げました。

1.レース中の水分補給(塩分/ナトリウム)
2.暑熱順化
3.事前の塩分/ナトリウム補給

この結果から、多くのアスリートが運動中だけでなく、事前の準備段階や日常的な体調管理においても熱中症予防を意識して取り組んでいることがうかがえます。特に、レース中の水分・電解質補給を重視している点は、脱水やミネラル不足による体調不良を防ぐ実践的な行動として評価できます。
また、暑熱順化を意識的に行っている回答も多かったことから、短期的な対応だけでなく、身体の適応能力を高める中長期的な対策への意識も高まっていると考えられます。
今後は、これらの対策をより効果的に継続・定着させるために、科学的根拠に基づいた指導の強化や、個人差に応じたカスタマイズされた予防法の共有が重要となるでしょう。

「Precision Fuel & Hydration」アドバイザー 愛川ひかる氏コメント

「Precision Fuel & Hydration」アドバイザー 愛川ひかる氏コメント
「Precision Fuel & Hydration」アドバイザー 愛川ひかる氏コメント

ナトリウム補給の重要性について

スポーツや運動時における水分補給は、体調維持とパフォーマンスの発揮に欠かせません。しかし、水分と同時に電解質(特にナトリウム)を補給することの重要性は、まだ十分に認識されていない場合があります。
大量の汗をかいた状態で水だけを補給すると、体液の塩分濃度が低下し、身体はこれ以上の希釈を防ぐために水分を尿として排出しようとします。その結果、かえって脱水状態を招く恐れがあります。これを防ぐためには、水分とともにナトリウムなどの電解質を補給することが不可欠です。
電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)は、体内の水分バランスを保ち、筋肉の正常な動きや神経伝達を支える重要な役割を担っています。電解質が不足すると、筋肉のけいれんや疲労感、さらに低ナトリウム血症といった深刻な状態に陥る可能性もあります。
そのため、スポーツ時には「電解質飲料(経口補水液)」の活用が推奨されます。これらは必要な電解質をバランスよく含んでおり、水分とともに体内に効率的に吸収され、体液の安定とパフォーマンス維持に寄与します。
加えて、発汗による電解質の損失量は個人差が大きく、汗に含まれるナトリウム量には最大で約12倍の差があるとされています。したがって、パフォーマンスを最大限に引き出すためには、ご自身の汗の成分や発汗量を把握し、個々に最適な水分・電解質補給プランを設計することが効果的です。
運動の1時間あたりの発汗量とナトリウム損失量から、科学的根拠に基づいた補給戦略を立てることで、筋肉の機能低下や疲労を防ぎ、競技中も安定したパフォーマンスを維持することが可能になります。

当社の発汗テスト(スウェットテスト)では、汗に含まれる塩分(ナトリウム)濃度を測定し、その結果に基づいて適切な補給プランをご提案します。

今回のアスリートの熱中症意識調査アンケートでは、熱中症の原因が適切な塩分・ナトリウム補給にあると理解し、その対策としてレース中の水分補給(塩分/ナトリウム含む)や事前の塩分/ナトリウム摂取も行っているアスリートは多くいましたが、その意識の高さに反して、実際のところ、熱中症を十分に回避出来ていない現状であることがわかりました。
当社では、「電解質を摂取した」で終わらず、その電解質の摂取量にこだわり、自分に適した電解質量を把握していただき、適切な補給プランをご提案しています。
お気軽にご相談ください。

▼発汗テスト(スウェットテスト)
https://pfandh.jp/sweat-test

会社概要

商号:株式会社トータルヘルスコンサルティング
代表者:森重一雄
所在地:〒101-0031 東京都千代田区東神田2-6-5 東神田ビル8階
設立:平成14年5月2日
事業内容:スポーツ関連事業、食品輸入事業、歯科医療事業、サプリメント事業、美容健康事業
WEB事業、出版事業、広告代理店事業
URL : https://thcjapan.com/

【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社トータルヘルスコンサルティング
TEL:03-3526-3081

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