諸橋近代美術館にて7月19日に開催される「よりみち展」の 展覧会マスコットキャラクターの名前が“ももわら”に決定!
諸橋近代美術館では2025年7月19日(土)から展覧会「よりみち展 ~美術のみかたが広がるよもやま話~」を開催します。それに先駆け、美術作品の見方をやさしくナビゲートする展覧会マスコットキャラクターの名前をXで募集し、ご投稿の中から“ももわら”に決定いたしました。
「よりみち展」マスコットキャラクターの名前が決定!!
本キャラクターはアルフレッド・シスレーによって描かれた1895年制作《積み藁(つみわら)》(諸橋近代美術館所蔵)からインスパイアされたものです。シスレーが描いたモチーフ「積み藁」は多くの風景画家たちが好んで描いた牧歌的な風景を描く上で欠かせないモチーフの1つです。
アルフレッド・シスレー《積み藁》1895年 公益財団法人諸橋近代美術館
特に本作品の「積み藁」は、優しい色味に加え、もこもことした愛らしい形状をしており、「キャラクターにしてはどうか?」と館内スタッフが自ら制作して生まれました。
展覧会では、“ももわら”が作品の豆知識を披露したり、作品の見方をナビゲートします。「作品の楽しみ方がいまいち分からない」という方にも、作品をより身近に感じてもらえる機会になればと思っています。諸橋近代美術館で“ももわら”とともに、よりみち展にてご来場をお待ちしています。
【7月19日開幕の「よりみち展」とは?】
よりみち展には、章立てといった展示室ごとのテーマや見出しがありません。自由に見たい作品を行ったり来たりしながら、美術の広さと面白さに出会う“よりみち”体験を提供することを目指した展覧会です。作品や美術館をよりみちするようにお楽しみください。
【よりみち作品をちょっぴりご紹介】
“美術史”によりみち
18世紀以降、自然風景の本質とは一体何なのかが度々論じられました。印象派の画家たちをはじめとして次世代の画家たちにも多大な影響を与えた英仏の風景画家たち。彼らの作品から観る新たな美の規範とは…?
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー《ヴィル=ダヴレーの池(洗濯女たちと水飼場に来る馬)》1847年 栃木県立美術館
“人物”によりみち
エコール・ド・パリの画家ジュール・パスキンの作品は退廃、倦怠感、孤独感などの印象を指摘されます。実はその背景にはパスキンの私生活が影響していたのです。パスキンの知られざる一面とは…
ジュール・パスキン《帽子を持つ少女》1924年 公益財団法人諸橋近代美術館
“技法”によりみち
サルバドール・ダリとフィリップ・ハルスマンは長きにわたり、共にアイデアを持ち寄り作品を制作してきました。フィリップ・ハルスマンの《官能的な死》という写真作品には画面右側に、ドクロが配置されています。実は驚きの方法が用いられているのでした…制作過程を通し、新たな視点で作品をお楽しみください。
フィリップ・ハルスマン《官能的な死》1951年 公益財団法人諸橋近代美術館 Photo by Philippe Halsman (C) The Philippe Halsman Archive
【よりみち展の概要】
「よりみち展 ~美術のみかたが広がるよもやま話~」
会期 : 2025年7月19日(土)~11月9日(日)
休館日: 2025年9月17日(水)
会場 : 諸橋近代美術館(福島県耶麻郡北塩原村桧原剣ヶ峯1093-23)
観覧料: 一般 1,300円/高校・大学生 500円/
中学生以下無料 <常設展示も含む>
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の
ご提示で所有者と付添者(1名のみ)は無料です。
時間 : 9時30分~17時00分 ※入館は閉館時刻の30分前まで
URL : https://dali.jp/archives/exhibition/11211
主催 : 公益財団法人諸橋近代美術館
【本件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人諸橋近代美術館
担当 : 広報
公式ホームページ: https://dali.jp
TEL : 0241-37-1088
E-mail : info@dali.jp