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カリモク家具 新製品“CANTINETTA”シリーズを発売

デザイナー 武内経至によるニュートラルで長く愛されるデザイン

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2025年5月29日 17:00
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カリモク家具株式会社(本社:愛知県知多郡東浦町、取締役社長:加藤正俊、以下「当社」)は、メインブランドであるkarimokuより、イタリア在住のデザイナー武内経至がデザインした新作ダイニングセット「CANTINETTA(カンティネッタ)」シリーズを、2025年6月4日(水)から開催する全国3会場の新作家具発表会にてお披露目し、発売をスタートいたします。

イタリア語で“小さな食堂”を意味する「CANTINETTA」シリーズは、現代日本のダイニング空間が和と洋の要素が調和した独自のスタイルへと進化しているという武内の考察に基づき、空間に主張しすぎることなく溶け込むニュートラルなデザインを追求して開発されました。デザインの原点となったのは、 2015年に廃番となるも今なおカリモク家具の工場の食堂で実際に使われているチェア「CS1105」。その力強く安心感のある太めのシルエットや、シンプルながらも愛らしいデザインからインスピレーションを得て、現代の住環境に調和するよう再構築されました。幅広い空間でお使いいただけるように、チェアはアーム付き、アームレスの2種、座面は張座、板座、ペーパーコードの3種からお選びいただけます。また、テーブルは4つのサイズバリエーションに加え、Φ1100mmの円卓もラインナップ。塗装色は当社のブナ材塗装色オーダーのラインナップに加え、昨年発表した「コットンナチュラル」、また武内と新規で開発した「カンティネッタグリーン」の2色にも対応します。

家族と過ごす幸せな時間への想いを込めてデザインされた、長く愛用できる家具シリーズです。

・CANTINETTAシリーズについて

力強くも愛らしいデザイン、心地よい座り心地

CANTINETTAシリーズは、太めのラインと全体的に丸みを帯びた、力強くも愛らしいデザインが特徴です。チェアの背もたれの2枚の板は、その位置や角度を幾度も検証し、万人にとって最適な背当たりを追求しました。さらに、角を丸く加工することで、姿勢を崩して座っても角が背中に当たらないように設計されています。脚やアームは有機的なカーブを描き、つい触れたくなるような優しい印象を与えます。また、チェアと合わせてデザインされたテーブルは、まるで長い年月をかけて角が取れたかのような、穏やかな輪郭の天板が特徴で、空間に自然と馴染むようにデザインされています。

ユーザーの実際の使用環境や長く愛用していくことを想定した細やかな配慮が随所に施されている、武内らしい温もりのある家具シリーズです。

塗装色「コットンナチュラル」、「カンティネッタグリーン」

CANTINETTAシリーズでは、当社が昨年発表した塗装色「コットンナチュラル」を採用しています。「コットンナチュラル」はソープフィニッシュのような木の質感を生かした明るく白い色味を、メンテナンスのしやすいウレタン塗装で再現した塗装色です。木の自然な風合いと、さらさらとした触り心地が特徴です。

また、コンセプトカラーとして武内と開発した新しい塗装色「カンティネッタグリーン」も展開します。「カンティネッタグリーン」は「コットンナチュラル」とは対照的に、ツヤ感を強調した鮮やかな塗装色です。色味は当社ブランドの一つであるKarimoku New Standardの塗装色「モスグリーン」をベースにしており、空間のアクセントとして和風から洋風まで、様々なコーディネートを楽しむことができます。

原型となった「CS1105」
原型となった「CS1105」
有機的な形状のアーム、背もたれ
有機的な形状のアーム、背もたれ
右上:コットンナチュラル/左下:カンティネッタグリーン
右上:コットンナチュラル/左下:カンティネッタグリーン

・CANTINETTAシリーズ 商品概要

製品名:CANTINETTA Chair / カンティネッタチェア

デザイン:武内経至
主材:ブナ
シート:張り込み、板座、ペーパーコード
価格・サイズ:
肘無 ¥69,300~ (税込) W470 x  D505 x  H750
肘付 ¥91,300~ (税込) W540 x  D505 x  H750

シンプルながらも愛らしいデザインが特徴のチェア。ブナ材ならではの曲げやすさを生かしたアームは、思わず触れたくなるような優しいフォルムです。背もたれのわずかな丸みが、座る際や移動させる際の手に心地よい温もりと安らぎをもたらします。さらに、シートは張り込み、板座、ペーパーコードの3種類をご用意。多様な生活環境にフィットする選択肢が魅力です。


製品名:CANTINETTA Table / カンティネッタテーブル

デザイン:武内経至 
主材:ブナ
価格・サイズ:
W1800 ¥168,300 (税込) W1800 x  D900 x  H710
W1650 ¥154,000 (税込) W1650 x  D900 x  H710
W1500 ¥137,500 (税込) W1500 x  D850 x  H710
W900   ¥115,500 (税込) W900 x  D900 x  H710
円型Φ1100 ¥135,300 (税込) Φ1100 x  H710

まるで時間が経つことによって角が取れてきたような輪郭のテーブル。長く使い込んでほしいという想いを込め、太く仕上げられた脚は、力強く安定した骨格でありながら、全体に優しい印象を与えます。豊富なサイズ展開も特長で、コンパクトなタイプから自由なレイアウトを楽しめる丸テーブルまで、様々なライフスタイルや空間に柔軟に対応します。

2025年6月4日(水)より全国ショールームで順次展開予定

※展示状況はお近くのショールームにお問い合わせください


武内経至

1977年、福岡県出身。15歳からニュージーランドで過ごし現地で高校を卒業後、プロダクトデザインの学士号を取得。その後日本に帰国し、NAOTO FUKASAWADESIGNに所属。2012年ミラノへ移住、 2015年には自身のデザインオフィスを設立。 翌年にはエル・デコ インターナショナル デザイン アワード日本版の「ヤング・ジャパニーズ・デザイン・タレント賞」を受賞。
2024年には当社のスポンサードのもと、総勢18名のデザイナーによる杖の展示「walking sticks & canes」を企画。同展はミラノデザインウィーク2024にて国際的に高く評価され、現在も世界各国で巡回展を開催中。
武内は現在の活動拠点となっているイタリアやニュージーランドの他にも、フランスの大学に留学していた事もあり、彼のデザインに対する考え方も、自然と多文化的な要素が反映されている。多様な角度から物事を見ることができる独自のデザインアプローチは、物事の本質を重要視し、最もシンプルで、且つ人間的な方法で製品の新しいあり方を提案する。さらに彼のデザインは、私たちの日常生活とものとの間を自然に繋ぎ、生活の中に対話を生み出す。武内のデザインに対する考え方は分野の壁を越え、世界のさまざまなブランドから高く評価されている。

Web : http://www.keijitakeuchi.com
Instagram:@keiji__takeuchi


■カリモク家具株式会社

1940年に加藤正平が愛知県刈谷市で木工所を創業。木製品の加工業を営み、そこで培った技術を元に、1960年代に自社製の木製家具の販売を開始した家具メーカーです。 「100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具をつくりたい」 をモットーに機械による高度な加工と職人の技を融合させる 「ハイテク & ハイタッチ」で家具づくりに取り組んでいます。また安心・安全・環境配慮の観点から、(一社)日本家具産業振興会が定める国産家具表示認定基準を満たしています。

Web:https://www.karimoku.co.jp/

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原型となった「CS1105」
有機的な形状のアーム、背もたれ
右上:コットンナチュラル/左下:カンティネッタグリーン
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