レコードをテーマに、想像と現実の境界を見つめる、もりさこりささの個展「醒めない夢に針を落とせば」2月28日よりMEDEL GALLERY SHUにて開催

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    2025年2月11日 09:30

    OVERVIEW

    MEDEL GALLERY SHUでは、2月28日(金)より3月12日(水)まで、もりさこりさの個展「醒めない夢に針を落とせば」を開催します。もりさこりさは高校在学中に「FACE2022展」に入選など、独自の視点で期待されるアーティストです。

    大胆な筆致と鮮やかな色彩を駆使した絵画の中で語る物語は、観る者を瞬時に彼女の幻想的な世界に引き込みます。本展はレコードをテーマに制作されました。彼女の作品は音楽のように時間の経過や物語を持ち、音楽が持つ流動性や無形性が、もりさこりさの絵画表現に重なります。ユニークなデフォルメや慎重にピックアップされたモチーフによって作る構成力にも彼女の可能性が見えてきます。と同時に、光を捉えるプリミティブな筆致が鑑賞者を不思議と内省に向かわせ自身の経験を純粋に引き出し物語を想起させます。
    また、タイトル「醒めない夢に針を落とせば」は、現実と非現実の接点を象徴し、想像と現実の境界を探求し続ける彼女の姿勢を反映されており、真っ直ぐと絵画に向き合う姿が象徴されています。これからを期待されるアーティストの現在をぜひご覧ください。

    夢をみている。夢に焦がれている。
    私はこの世界を現実と呼び、並行する別世界をテーマに制作しているが、その場所を心のどこかで本当に実在すると感じている。その場所はもしかすると夢の世界なのかもしれない。少しでも向こうの世界に触れたくてキャンバスを筆でなぞり続けている。深い眠りのなかみる夢は、そこに一瞬だけ接続させてくれる。
    今回の個展ではレコードをテーマにした。絵を描くとき、ずっと音楽を浴びるように聴いている。基本的にはサブスクで聴いているが、1枚のアルバムを通しての曲の構成やジャケットのデザインが気に入ったものはレコード屋へ探しに行く。
    サブスクの配信においてジャケットデザインは表面しか閲覧できない。レコード屋へ行き、ジャケット裏のデザインをみるのが楽しみのひとつ。別世界の人々を描くことにより、そこではじめて可視化される感覚と近い楽しみがある。
    レコードにはA面とB面があり、鏡のような二面性を感じさせてくれることからもテーマに選んだ。
    アルバムのジャケットデザインからモチーフを引っ張っている作品もあれば、曲のタイトル、歌詞、MV、曲の雰囲気など様々な要素が作品と紐づいている。それらから着想を得て作ったアイデアスケッチに実体験を投影し絵の構図を決めたものもある。
    私の描く醒めない夢たちをレコード盤そのものに見立て、今回の個展タイトルは「醒めない夢に針を落とせば」とした。どんな音が聴こえてくるのか、作品タイトルをヒントに鑑賞して欲しい。
    もりさこりさ

    もりさこりさ | Risa Morisako

    並行する別世界をテーマに制作している。彼らは現実と並行世界とで2つの姿をもっている。実体験や空想を融合させて場面を構成し、彼らに現実世界の人物像を投影しながら物語を展開するように制作している。

    2003年東京都生まれ。多摩美術大学に在学中。
    現在東京を拠点に活動。

    【略歴】
    ◆学歴
    2022
    東京学館船橋高校 美術工芸科 卒業
    多摩美術大学 絵画学科油画専攻3年 在籍

    ◆主な個展
    2022
    個展「お月様のいたずら」代官山ヒルサイドテラスE棟サロン
    個展「庭のはなし」スペースくらげ
    2023
    個展「ムードインディゴ」下北沢アーツ

    ◆受賞歴
    2020
    環境教育ポスターコンクール 文部科学大臣賞
    2021
    第6回星乃珈琲店絵画コンテスト 準グランプリ
    世界絵画大賞展 入選
    学展 優秀賞 国立新美術館
    2022
    FACE2022展 入選 SOMPO美術館
    日動画廊 第57回昭和会展 入選
    2023
    長亭ギャラリー展2023 入選

    ◆展示会歴
    2024
    グループ展「Expression Vol.3」長亭ギャラリー
    グループ展「Wonderland」下北沢アーツ
    グループ展「ART ARTKOBE -ArtSticker SELECTION-」 大丸神戸店
    グループ展「Dalston group exhibition -part6-」gallery Dalston
    グループ展「Quintet: - 五重奏」エンパシーギャラリー
    グループ展「WHAT CAFE EXHIBITION vol.37: Canvas of a
    Narrative」
    2025
    グループ展「Collectors’Collective vol.8 kyoto」京都蔦屋書店5F エキシビ
    ションスペース
    グループ展「WAVE2025」LURF GALLER

    他多数

    MEDEL GALLERY SHU

    MEDEL GALLERY SHU|愛でるギャラリー祝
    https://medelgalleryshu.com/
    東京都渋谷区神宮前4-28-18
    カトル・バン原宿B1
    info@medelgalleryshu.com
    13:00〜19:00(最終日は17時まで)
    木曜休廊

    MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。

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