DSI 米国のP2Pベンチャー「Uprizer社」と業務提携
ディーエス・インタラクティブ配信支援事業に進出
米国のP2Pベンチャー「Uprizer社」と業務提携
サーバーの負荷を90%削減するP2Pの新技術を企業向けに販売
株式会社ディーエス・インタラクティブ(以下DSI)は、米国のPeer to Peerソリュ
ーション会社であるUprizer社と戦略的業務提携を行い、同社が開発したPeer
to Peerによるコンテンツ配信技術「EDN(エッジディストリビューションネット
ワーク)」を日本国内の企業向けに販売を開始します。
Uprizer社は「FreeNet」の創始者,Ian Clarke氏らが「ピア・ツー・ピア(P
2P)でコンテンツを配信するソフト」を開発しようと創設した会社です。米国のP2P
関連企業の中にあって、P2Pに関する確かな技術と歴史を持った会社として、Intel等
から投資を受けています。
ブロードバンドの普及とともに動画や音声など大容量データの配信ニーズが高まって
いますが、同時にハードウェアや回線、メンテナンスに対する投資コストの増大を伴
い、それが企業にとっての大きな障害になっています。
Uprizer社が開発したEDNは、サーバーへの依存度を減らすことにより、企
業のITインフラとそれに関連する運用コストを劇的に削減し、コンテンツを配信す
るスピードを格段に向上させます。
Uprizer社のEDNは、インターネットにおけるデータ配信において、配信す
るデータを多数のエッヂのクライアント(データを利用する側のノード)にキャッシュ
し、複数のクライアント間で共有することにより、データ配信を効率よく行うことを
目的に作られています。
EDNを利用することにより、以下の効果が期待できます;
1) クライアントにより取得されるデータの多くが、エッヂにあるクライアント(ピ
ア)から直接取得されるため、センターサーバへの負担が少なくてすむ。
2) 上記と同じ理由により、センターサーバ用に消費するインターネットフィードの
バンド幅が少なくてすむ。
3) ネットワーク上の近いノードからデータを取得するため、データのダウンロード
が早く、安定して行うことが出来る。
4) ミラーサーバ、キャッシュサーバなどが不要になるため、これらを取得・管理す
る費用が必要なくなる。
EDNは企業内に分散した資産を活かし,インフラ/人的リソースを50~80%,WAN
帯域幅を最大95%節約することが可能です。
昨年12月に実施されたゲームソフトのダウンロードでは、サーバーに対する負荷を最
大93%削減することに成功しました。
今後、DSIとしては、パイロットカスタマーを募るとともに、主に社内の情報共有
ソリューション、CDN事業者、ソフトウェアディストリビューション事業者、メデ
ィアブロードキャスト、e-learning事業者等に対して導入をすすめていきます。
販売形態はライセンス販売のみを予定。
【UPRIZER社のコメント】
Dave Scantling , President and Chief Executive Officer
「ディーエス・インタラクティブはインタラクティブ・システム・デザインとリッチ
コンテンツクリエイティブが融合した、新しいスタイルのベンチャー企業です。Upri
zerは、これまでのディーエス・インタラクティブの実績を高く評価し、戦略的業務
提携を行いました。日本においても、私たちのP2Pソリューションは、企業とユー
ザーの双方に、大きな満足をもたらすと確信しています。」
Ian Clarke, CTO & Co-Founder,
「社会構造の変化からしても、求められる配信技術のニーズからしても、P2Pテクノ
ロジーを避けて通ることはできない。」
お問い合わせ先
株式会社ディーエス・インタラクティブ (http://www.dsinteractive.co.jp)
Tel 03-3239-8482 fax 03-3239-8485
担当:Business Development Group 千川原(チガハラ),谷田まで
Eメール:edn@dsinteractive.co.jp
Uprizer,Inc (http://www.uprizer.com)
1447 Cloverfield Blvd. Suite 200
Santa Monica, CA 90404
Phone: 310.453.9300
Facsimile: 310.453.4408
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