報道関係者各位
    プレスリリース
    2002年6月4日 09:30

    DSI 米国のP2Pベンチャー「Uprizer社」と業務提携

    ディーエス・インタラクティブ配信支援事業に進出 米国のP2Pベンチャー「Uprizer社」と業務提携 サーバーの負荷を90%削減するP2Pの新技術を企業向けに販売 株式会社ディーエス・インタラクティブ(以下DSI)は、米国のPeer to Peerソリュ ーション会社であるUprizer社と戦略的業務提携を行い、同社が開発したPeer to Peerによるコンテンツ配信技術「EDN(エッジディストリビューションネット ワーク)」を日本国内の企業向けに販売を開始します。 Uprizer社は「FreeNet」の創始者,Ian Clarke氏らが「ピア・ツー・ピア(P 2P)でコンテンツを配信するソフト」を開発しようと創設した会社です。米国のP2P 関連企業の中にあって、P2Pに関する確かな技術と歴史を持った会社として、Intel等 から投資を受けています。 ブロードバンドの普及とともに動画や音声など大容量データの配信ニーズが高まって いますが、同時にハードウェアや回線、メンテナンスに対する投資コストの増大を伴 い、それが企業にとっての大きな障害になっています。 Uprizer社が開発したEDNは、サーバーへの依存度を減らすことにより、企 業のITインフラとそれに関連する運用コストを劇的に削減し、コンテンツを配信す るスピードを格段に向上させます。 Uprizer社のEDNは、インターネットにおけるデータ配信において、配信す るデータを多数のエッヂのクライアント(データを利用する側のノード)にキャッシュ し、複数のクライアント間で共有することにより、データ配信を効率よく行うことを 目的に作られています。 EDNを利用することにより、以下の効果が期待できます; 1) クライアントにより取得されるデータの多くが、エッヂにあるクライアント(ピ ア)から直接取得されるため、センターサーバへの負担が少なくてすむ。 2) 上記と同じ理由により、センターサーバ用に消費するインターネットフィードの バンド幅が少なくてすむ。 3) ネットワーク上の近いノードからデータを取得するため、データのダウンロード が早く、安定して行うことが出来る。 4) ミラーサーバ、キャッシュサーバなどが不要になるため、これらを取得・管理す る費用が必要なくなる。 EDNは企業内に分散した資産を活かし,インフラ/人的リソースを50~80%,WAN 帯域幅を最大95%節約することが可能です。 昨年12月に実施されたゲームソフトのダウンロードでは、サーバーに対する負荷を最 大93%削減することに成功しました。 今後、DSIとしては、パイロットカスタマーを募るとともに、主に社内の情報共有 ソリューション、CDN事業者、ソフトウェアディストリビューション事業者、メデ ィアブロードキャスト、e-learning事業者等に対して導入をすすめていきます。 販売形態はライセンス販売のみを予定。 【UPRIZER社のコメント】 Dave Scantling , President and Chief Executive Officer 「ディーエス・インタラクティブはインタラクティブ・システム・デザインとリッチ コンテンツクリエイティブが融合した、新しいスタイルのベンチャー企業です。Upri zerは、これまでのディーエス・インタラクティブの実績を高く評価し、戦略的業務 提携を行いました。日本においても、私たちのP2Pソリューションは、企業とユー ザーの双方に、大きな満足をもたらすと確信しています。」 Ian Clarke, CTO & Co-Founder, 「社会構造の変化からしても、求められる配信技術のニーズからしても、P2Pテクノ ロジーを避けて通ることはできない。」 お問い合わせ先 株式会社ディーエス・インタラクティブ (http://www.dsinteractive.co.jp) Tel 03-3239-8482 fax 03-3239-8485    担当:Business Development Group 千川原(チガハラ),谷田まで Eメール:edn@dsinteractive.co.jp Uprizer,Inc (http://www.uprizer.com) 1447 Cloverfield Blvd. Suite 200 Santa Monica, CA 90404 Phone: 310.453.9300 Facsimile: 310.453.4408