米国のデータセンター事業者RagingWire社の株式取得について

 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、米国のデータセンター事業者であるRagingWire Data Centers(所在地:米国 カリフォルニア州サクラメント、略称:RagingWire社)の株式の約80%を、約3億5,000万USドルで取得することについて株主と基本合意に達し、2013年10月28日に株式取得に関する契約を締結しました。これにより、NTT Comグループとしての米国で提供可能な高品質データセンターのサーバールーム面積が大幅に拡大され、お客さまのクラウド・データセンターサービスへの旺盛な需要にも対応が可能になります。また、RaginWire社による、TierIV(*1)基準を超える高信頼・最新鋭のデータセンターを設計・運用するノウハウや特許技術を、NTT Comのデータセンターサービスへ展開し、品質向上を進めます。

米国のデータセンター拠点
米国のデータセンター拠点

1. 背景・目的
 活発なICT産業や、企業のクラウド利用などICT環境のアウトソース拡大を背景に、世界全体の50%以上を占める米国のデータセンター市場は、2010年から2013年にかけて約2倍の成長を遂げています。NTT Comは米国において8都市でデータセンターサービスを提供中ですが、既存の提供能力を上回る需要があり、新たに販売可能なスペースが逼迫している状況でした。

 今回の株式取得により、RagingWire社が保有する、米国西海岸サクラメントの2棟、東海岸バージニア州アッシュバーンの1棟、合計3棟の大規模・高品質のデータセンターを加え、米国においてNTT Comグループが提供するデータセンターのサーバールーム面積は約20,000m2から約43,000m2へ拡大します。これによりNTT Comは「Nexcenter(TM)」ブランドのもと、全世界150拠点以上でデータセンターサービスを提供することとなります。

(別紙1) 米国のデータセンター拠点
http://www.atpress.ne.jp/releases/40042/1_1.jpg

 また、大規模データセンターにおいて、電源設備を完全に冗長化する「2N」より更に高い信頼性を、「2N」と同等以下の投資額で実現できる「2N+2」構成や、電源切り替え時でも瞬断することなく設備のメンテナンスを行うことができる技術など、RagingWire社が保有するデータセンターの効率的な設備設計・運用に資する複数の技術特許を活用したマネージメントノウハウを、NTT Comの他のデータセンターへも順次導入していく予定です。

 今後は、さらなる成長が期待される米国市場において、データセンターサービスを含めたトータルICTソリューションの提供能力を強化するとともに、グローバル共通品質で、堅牢性・信頼性に優れたNTT Comデータセンターをベースに、グローバルシームレスなクラウドサービスの展開を加速していきます。


2. 株式取得の概要
株式取得比率:約80%


3. RagingWire社の概要
(1)会社名 :RagingWire Data Centers
(2)所在地 :Sacramento, California, United States.
(3)設立年 :2000年
(4)代表者 :George Macricostas, CEO
(5)拠点  :米国(カリフォルニア州サクラメント、バージニア州アッシュバーン)
(6)従業員数:約300名
(7)売上額 :約8,500万USドル
(8)事業概要:米国データセンターサービス事業者
(9)主要顧客:Polycom社やNVIDIA社などICT企業を中心に約200社
       (別紙2) RagingWire社主要顧客
       http://www.atpress.ne.jp/releases/40042/2_2.jpg


*1:米国TUI(The Uptime Institute)における商用電源、空調、UPS、発電機、配電ルートなどデータセンターに必要なファシリティの冗長構成や、運用体制・レベルを詳細に評価することにより、データセンター全体としての品質、信頼性を客観的かつ包括的に評価する仕組み。「TierI」から「TierIV(最高水準)」があり、「TierIV」は、問題が生じても片系供給し続けるなど、冗長性の担保された可用性の非常に高い構成であることを示す。

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