裏金事件の背景、議員秘書の労働環境についてSurfvoteで...

裏金事件の背景、議員秘書の労働環境についてSurfvoteで意見投票を実施!49.1%が「労働基準法を適用し労働環境を改善すべき」と回答。一方45.5%は「適用せず現状維持」と厳しい意見が寄せられた。

ストレスマネジメント専門家である舟木彩乃氏が課題提起。適用賛成派「議員秘書とて一人の労働者」、適用反対派「もっと根本的な問題解決策が他にある」と意見が分かれた。

SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「派閥パーティー裏金事件の背景にある国会議員秘書の労働環境をどう改善するか?」というイシュー(課題)について2月29日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。https://surfvote.com/issues/vhnjd0p0tl66

派閥パーティー裏金事件の背景にある国会議員秘書の労働環境をどう改善するか?

政界を大きく揺るがしている自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件。疑惑が深まり、東京地検特捜部の捜査、それに自民党の派閥解散をめぐる政局に発展しています。

このような事件が起こった時、国会議員は秘書に責任を取らせ秘書が逮捕されることが多々ありました。一般企業であれば、内部通報制度などを利用して違法行為を止めようとすることもあると思いますが、国会議員の事務所における秘書の立場はそのようなものではありません。国会議員秘書の労働環境のあり方について、Surfvoteで意見を広く募集しました。https://surfvote.com/issues/vhnjd0p0tl66

投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)

議員秘書に労働基準法を適用すべき 49.1%

議員秘書に雇用や労働条件を守る法令が定められていないこと自体、憲法の理念からいって好ましいものではなく、衆参の事務局の解釈は間違っていると思う。 労働環境が悪ければ転職すれば良いと言うが、そもそも転職できないから不条理な国会議員に耐えているのではないか。高ストレス者の比率の高さにそれが表れている。

議員秘書に労働基準法の適用を認めず現状のままで良い 45.5%

秘書が違法行為を止めるというのが間違っている。そもそも秘書の立場からして、上司に何か指摘をする立場ではないと思う。労働環境が耐えられないなら仕事を変えるしかないと思う。違法行為を容認して自分も一緒に犯罪の片棒を担ぐ必要はないと思う。公になっても上司は守ってくれるわけでもなく罪をすべてなすりつけられるんだから。

その他 0% わからない 5.5%

企業とは全く逆の状況で、どうすれば彼ら(秘書)の労働環境を改善できるのかが全くわかりません。そもそも上司である議員のパワハラ行為をなくし、それから秘書の労働環境を改善するべきだと思います。改善する必要がなくなるかもしれないですしね。 

このイシューを執筆した 舟木 彩乃氏

博士(ヒューマン・ケア科学)筑波大院博士課程修了。専門領域:心理、福祉、キャリア、保健、虐待、引きこもりなど。企業や病院、議員秘書などを経て、現在、メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー)副社長。公認心理師、精神保健福祉士、第1種衛生管理者、キャリアコンサルタントなどを保有。職場、学校、家庭問題などのカウンセリングやコンサルティングで約一万人の相談に対応。中央官庁のメンタルヘルス対策にも携わる。原著論文に「国会議員秘書のストレスに関する研究」等。Yahoo!ニュース個人オーサーとして記事、コメントを発信中。著書『「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分を作る方法』(河出書房新社)など。

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