【ダイキン】十河社長 兼 CEO 年頭あいさつ(要旨) 20...

【ダイキン】十河社長 兼 CEO 年頭あいさつ(要旨) 2024年 ダイキン工業グループ年頭方針

築いた強みと新たな挑戦で 次の100年を切り拓こう

本年、ダイキングループは創業100周年を迎えます。特にこの20年間でグローバル展開を進めた結果、当社は現在、170か国以上で事業を展開する企業になりました。これまでの100年間、多くの危機にも見舞われましたが、社員一丸となった努力でそれをチャンスに変えて成長し続けてきました。

進化させてきた組織風土や暗黙知、ビジネスモデルやノウハウなど差別化された独自の強みこそ、持続的成長を支えてきた原動力です。
例えば、
・変化を見極める経営判断力と一人ひとりの実行力
・全員参画によるオープンな議論を軸に、組織の納得性を高めて実行を加速するフラット&スピードの組織運営
・高い販売シェアを実現する営業・サービス・商品開発・生産が一体となった強靭で柔軟な事業モデル

などです。これまで築き上げてきた独自の強みをさらに磨きあげて、成果を創出し続けたいと思います。
我々は、今、世の中が大きく変貌していく転換点に立っています。これからの企業には、変化の先が見えない中で、世の中の変化からチャンスを見出し、新たな手を思い切ってスピーディに実行してみる姿勢と覚悟が今まで以上に求められています。

変化の中にチャンスは必ずあります。例えば、インドをはじめとしたグローバルサウスと呼ばれる国々では、市場が急拡大しておりますが、従来の新興市場開拓では想定されなかった気候変動問題への対応にも同時に取り組まなければなりません。また、AIなど先端技術が実装され、労働環境や生活環境が大きく変わる中で、いかにデジタル技術を活用し、事業活動全体を変革できるかが企業の重要な経営課題の一つです。これらの課題に思い切って挑戦することが、ライバルに先手を打ち新たな市場を創出するチャンスでもあります。

大きな節目である本年はゴールではなく、次なる飛躍へのスタートです。皆さんに求めたいのは、未知なるものに立ち向かう勇気と自らの行動を変革し挑戦する気概です。これまで培ってきた独自の強みやDNAを次世代につなぎ、磨きをかけると同時に、創造的破壊への挑戦を重ね、次の100年を切り拓いていこうではありませんか。

2024年 ダイキン工業グループ年頭方針の骨子

1. これまで培ってきた強みをさらに磨き上げよう
2. 変化の時代に、チャンスを見出し、新たな手を打ち続けよう
3. 新たな挑戦に勇気をもって取り組もう
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