葛飾区保健予防課主催で「涙活(るいかつ)でストレス解消」と題して自殺対策講演会を9月27日に実施

    「泣く」ことは「笑い」や「睡眠」よりもストレス解消に有効とされています。「涙活(るいかつ)」では意識的に涙を流すことで心身を整えストレス解消を図ります。

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    2024年9月24日 10:50
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    通称「なみだ先生」として、企業・自治体・教育機関・医療機関・福祉施設向けの「涙活」(るいかつ)講演などを手がけている、感涙療法士の吉田英史は、令和6年9月27日(金)14:30~17:00に葛飾区保健予防課保健予防係主催で青戸地区センター4階ホールにおいて「涙活(るいかつ)でストレス解消」と題して自殺対策講演会を実施します

    ■自殺対策に涙活というストレスマネジメントを

    日本ではここ数年、自殺者が増加しています。長らく年間3万人以上という状況が続きましたがその後、職場のメンタルヘルスへの理解も進み、2006年に成立した自殺対策基本法にそった対策も進み、2万人程度まで減少していきました。しかし2020年からは再び増加に転じています。
    自殺はほとんどの場合突発的に起きるわけではなく、その人なりのプロセスをたどった結果、起きると考えられています。つらい出来事にストレスが重なり、適切な支援が受けられないまま経過すると、やがてうつ状態におちいり、明らかな精神の病気、とくにうつ病と診断される状態になって、そこから自殺に至ってしまうのです。このプロセスから脱出するためには、まずは周囲のサポートが何よりも重要です。ハイリスク状態を早期に発見して環境改善などサポートを提供することで自殺を予防できる可能性があります。また日々のストレスを解消する機会をふだんから持つことを心がけていくことも大事になってきます、。そこでストレスマネジメントの一つとして「涙活(るいかつ)」という方法を提示します。

    警察庁自殺統計より厚生労働省自殺対策推進室作成「自殺者数の推移」
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    ■ ストレス社会で注目される「涙活(るいかつ)」

    恋愛映画やドラマを鑑賞し、思いっきり泣いた後、「なんとなく心がスッキリし、明るい気持ちになれた」という人は、多いのではないでしょうか。

    「涙活」とは意識的に泣くことでストレスを解消する方法です。人は、2分から3分ほど泣くだけでも、自律神経が交感神経(=緊張や興奮を促す神経)から副交感神経が優位な状態(=脳がリラックスした状態)へとスイッチが切り替わります。また泣くことで脳が癒され、たまったストレスをスッキリ解消することができるだけでなく、心の混乱や怒りがしずまり、敵意が軽減することが研究で明らかになっています。なおタマネギを切った際に出る“角膜保護の涙”や目を潤すための“基礎分泌の涙”では意味がありません。ストレス解消に効果があるのは、悲しみや感動などによる“情動の涙”。人間にしか流すことのできない涙と言われます。

    また涙は一粒流しただけで一週間、ストレス軽減状態が続きます。ストレスホルモン「コルチゾール」の数値の上昇が一週間おさえこまれたという実験結果が出ています(※個人差あり)。つまり、一週間に一回泣くことでストレスフリーな生活が送れるのです。

    日頃、“泣いてはいけない”と感情を押さえ込んでいる人が多いなか、「涙活」講演では、「なみだ先生」が“泣いてはいけない”という思い込みを取り去ってくれるので、遠慮なく誰もが号泣できる、またとない好機です。思いっきり泣くことでスッキリとストレスを解消する機会につなげていけるよう願っています。

    涙活は共感脳を震わせる活動
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    ストレスホルモン「コルチゾール」の数値が涙活で減少
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    POMS心理検査で涙を流すことによって心の混乱や怒りがしずまり、敵意が軽減することがわかっています
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    涙活で副交感神経が優位な状態にスイッチングして脳はリラックス状態に
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    ■自分だけの泣きツボを見つけ、泣きやすい体質づくりを可能に

    講演では実際に涙を流してもらうことで、「涙活」を体験できる機会やノウハウを提供。泣きやすくするには、自分の「泣きのツボ」を知っているとよいでしょう。「泣きのツボ」は人によってそれぞれ異なります。人が何かに共感して泣くとき、その対象に自分の人生経験を投影して重なる部分で涙を流します。歩んでいる人生、皆さんそれぞれ異なるように、「泣きのツボ」も異なります。

    「家族愛」、「動物愛」、「スポーツ系」、「自己犠牲モノ」、「子どもの成長系」、「ラブストーリー」、あるいは大自然の風景に涙する人もいます。家族モノ一つとっても、父と息子モノ、父と娘モノ、母と息子モノ、母と娘、おじいちゃんモノ、おばあちゃんモノ等、泣きのツボは多岐にわたります。「泣きのツボ」はその人の根幹部分であり、成育歴や現在のその人の生活環境に影響を受けてつくられます。

    講演では映像鑑賞や泣ける話創作ワークショップを通じて、自分だけの泣きのツボを見つけ、泣きやすい体質になれるコツを体得してもらいます。さらに家で簡単に実践できる「涙活」の方法についても伝授。「涙活」による感じ方の変化を参加者で共有します

    ■涙活講演概要

    日時:
    令和6年9月27日(金)14:30~17:00

    場所:
    青戸地区センター4階ホール(住所:葛飾区青戸5-20-6)

    対象:
    区内在住・在勤・在学の中学生以上の方

    主催:
    葛飾区保健予防課保健予防係

    葛飾区HP:
    https://www.city.katsushika.lg.jp/event/1000106/1036284.html
    講演会チラシ(自殺対策講演会「涙活(るいかつ)でストレス解消」):
    https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/036/284/r6chirashi.pdf

    葛飾区ホームページより
    葛飾区ホームページより

    講演内容

    ①涙の効能についての講義
    なぜ泣くとストレス解消になるのかの仕組みを医学的エビデンスに基づいて解説します。
    【ポイント】講義で「泣いてはいけない」という思い込みを外し泣きやすくします。

    ②感涙動画上映、絵本の読み聞かせ、手紙文の朗読
    さまざまなジャンルの泣ける題材を使って参加者に涙を流してもらいます。
    【ポイント】ジャンルは、家族モノ、恋愛モノ、友情モノ、動物モノ、アスリートモノと多彩。あらゆる角度から参加者の泣きのツボを刺激します。

    ③泣ける話創作ワークショップ(なみだ作文)
    参加者に「○○への感謝の手紙」と題して泣ける話を書いて発表してもらいます。
    【ポイント】泣ける話を書くことで自分の泣きのツボと向き合い、自己内省しながら涙を流せます。

    ④「一枚の写真で泣こう」ワークショップ
    参加者に一枚の写真を静かに三分間みてもらいます。
    【ポイント】参加者それぞれが自由な解釈ができるので、カスタマイズされたストーリーで泣くことができます。

    ⑤「泣き言セラピー」ワークショップ
    参加者に泣き言(弱音、愚痴、ストレス)を書き出して(吐き出して)もらいます。
    【ポイント】胸の内にあるストレスを言葉にすることでモヤモヤが整理されスッキリします。

    ⑥涙友タイム
    涙活体験の気づきや感想、「どこで泣いたのか、なぜ泣いたのか」の話を参加者同士で共有します。
    【ポイント】他人の泣いた理由を聞くことで自分の泣きのツボが刺激され、新たな自分の泣きのツボを見つける契機を得られます。

    様々な手段を使って参加者に泣いてもらいます
    様々な手段を使って参加者に泣いてもらいます
    泣きやすくするための状況(環境)づくり
    泣きやすくするための状況(環境)づくり
    泣ける話を書いてもらいます。泣きながら発表する人も。
    泣ける話を書いてもらいます。泣きながら発表する人も。
    意識的に泣く涙活トレーニングをします
    意識的に泣く涙活トレーニングをします
    参加者に泣き言を吐き出してスッキリしてもらいます
    参加者に泣き言を吐き出してスッキリしてもらいます
    涙友タイム中に自分の話をする中で泣き出す参加者も。
    涙友タイム中に自分の話をする中で泣き出す参加者も。

    ■講師・吉田英史(よしだひでふみ)プロフィール

    1975年生まれ。早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目していた。2013年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を医師、脳生理学者で東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と創設。感涙療法士として、教育機関(生徒・先生・PTA向け)、医療機関(医師や看護師等の医療関係者向け)、福祉施設(利用者、職員向け)、企業、自治体において、涙活講演会やワークショップを実施。また『涙と旅カフェあかね』という“泣ける”カフェや『鎌倉涙活ツアー』という“泣ける”ツアーもプロデュース。精力的に「涙活」を使ったサービスも展開中。他には二ヵ月に一回、感涙療法士認定講座を有田氏と実施。現在約300人の感涙療法士が日本各地で活躍している。
    元高校教師(英語科・情報科教員免許)スクールカウンセラー(公認心理師)、通称「なみだ先生」。主な著書に『涙活力 るいかつりょく』(玄文社)

    ▼ なみだ先生HP:https://www.tearsteacher.com/
    ▼ 涙活HP:https://www.ruikatsu.net/
    ▼ 感涙療法士認定講座HP:https://www.ruikatsu.net/kanruiryohoshi
    ▼ 涙と旅カフェ あかね HP : https://www.ruikatsu.net/tearsandtravelcafe
    ▼ 鎌倉涙活ツアーHP:https://www.ruikatsu.net/kamakuraruikatsu

    『涙活力 るいかつりょく』 吉田英史著
    『涙活力 るいかつりょく』 吉田英史著

    【涙活 参考WEB記事】

    ・鎌倉で「涙活」ワークショップ 泣いてすっきり、ストレス解消 (2022年7月15日 鎌倉経済新聞)
    https://kamakura.keizai.biz/headline/487/

    ・「40代以上の男性を泣かせたい」 都内開催の“涙活セミナー”に記者が参加、会場で見た意外な光景とは?(2021年7月21日『アーバンライフメトロ』)
    https://urbanlife.tokyo/post/62034/

    ・自分の「泣きのツボ」を知り、1週間に1回、涙を流そう (2020年2月18日『THE21オンライン』 メンタルヘルス特集)
    https://shuchi.php.co.jp/the21/detail/7329

    ・泣くほどストレスに強くなる?「涙活」の魅力(2019年7月15日『商業界ONLINE』 サッポロビール社で社員に向けて涙活セミナー)
    https://news.line.me/issue/oa-shogyokaionline/13430eac00d8

    ・30年泣いていなくても3秒で泣く方法教えます(2021年6月4日 『PRESIDENT 【プレジデント】』)
    https://bit.ly/3TiszIr

    ・気軽に泣けるカフェとは? - “泣きの専門家”がはじめた優しい空間   (2019年3月27日『マイナビ』)
    https://news.mynavi.jp/article/20190327-792105/

    【涙活 参考YouTube映像】

    ・ 『テレビ大阪ニュース』 泣いてストレス解消「涙活」 涙なしには見れない映像も

    ・ 『イギリス国営放送BBC』 日本社会は泣きづらい? 心と身体を癒す「涙活」

    ・ 『ニューヨークタイムズ』なみだ先生「あなたが最後に泣いたのはいつですか。」

    ・ 『関西テレビNEWS』 「涙活」から「泣くロボット」まで コロナ禍で再注目の「涙」 ストレス解消にとどまらないその“効能”とは

    ・ 『フィリピン国営放送』涙活ドキュメンタリー

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    涙活で副交感神経が優位な状態にスイッチングして脳はリラックス状態に
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    様々な手段を使って参加者に泣いてもらいます
    泣きやすくするための状況(環境)づくり
    泣ける話を書いてもらいます。泣きながら発表する人も。
    意識的に泣く涙活トレーニングをします
    参加者に泣き言を吐き出してスッキリしてもらいます
    涙友タイム中に自分の話をする中で泣き出す参加者も。
    『涙活力 るいかつりょく』 吉田英史著

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