近畿大学経済学部の新井ゼミ生が大規模ヒアリング調査を実施 海外インバウンド訪問客が認知する地域の魅力度を分析し観光客誘致へ

    調査・報告
    2025年10月29日 14:00
    令和6年(2024年)に調査結果をゼミ生が和歌山市役所でプレゼンした際の様子
    令和6年(2024年)に調査結果をゼミ生が和歌山市役所でプレゼンした際の様子

    近畿大学経済学部(大阪府東大阪市)総合経済政策学科准教授 新井圭太ゼミは、令和7年(2025年)11月1日(土)・8日(土)に、南海電鉄「難波駅」および「関西空港駅」にて、海外インバウンド訪問客に対し、パーソントリップ調査※ を行います。その後、収集したデータを基に、近畿圏の地方観光地(今回は特に和歌山)への潜在需要を調査し、推計する研究を行います。
    ※どのような人が、どこからどこへ、どういった目的で移動するかという行動調査

    【本件のポイント】
    ●経済学部生が、南海電鉄「難波駅」「関西空港駅」で海外インバウンド訪問客に大規模行動調査を実施
    ●収集データを活用して、和歌山市の観光地としての認知度・魅力度・需要を分析
    ●海外インバウンド訪問客の行動実態を明らかにすることで、観光客誘致のための施策提案へつなげる

    【本件の内容】
    近畿大学経済学部の新井ゼミでは、交通政策を軸としてさまざまな産業の特性や構造について研究・分析し、同時に地域の観光需要分析を通じて地域の魅力度を向上させるための地域政策に関する研究を行っています。
    その一環で、ゼミ生が参加して和歌山市との官学連携プロジェクト「和歌山市の観光需要調査プロジェクト」を立ち上げました。令和5年度(2023年度)は和歌山市の中心地かつ観光地である和歌山城公園周辺で、国内外からの観光客約1,000人を対象とした大規模ヒアリング調査を行いました。令和6年度(2024年度)は、調査対象を海外インバウンド訪問客に限定し、和歌山市への訪問を決めたきっかけや目的、現地で購入したもの、使用した金額など、経済消費行動についての大規模ヒアリング調査を行いました。その収集データをもとに、和歌山市の観光地としての満足度やその構造要因を推計して海外インバウンド訪問客の行動実態を明らかにし、観光エリア内での移動支援など将来の観光客誘致につながる施策を和歌山市役所でプレゼンテーションしました。
    3年目となる今年は、南海電気鉄道株式会社協力のもと、前年同様、対象を海外インバウンド訪問客に限定し、旅行の経由地となる南海電鉄「難波駅」および「関西空港駅」でゼミ学生とともに意識調査を行います。今回の調査内容は、①和歌山市の認知度(知っているのか)、②選択行動(行く・行かない)、③その理由(行く場合は訪問目的、行かない場合はその理由、和歌山市を認知していない方には地方観光地を選ぶ際の基準)を予定しています。なお、本調査の分析結果は、令和8年(2026年)1月に和歌山市と南海電気鉄道株式会社に報告する予定です。

    【開催概要】
    日時   :令和7年(2025年)11月1日(土)・8日(土)13:00~16:00
    場所   :11月1日 南海電鉄「難波駅」2階中央改札口付近
          11月8日 南海電鉄「関西空港駅」改札内
    参加者予定:近畿大学経済学部総合経済政策学科3年 新井ゼミ生15人

    【関連リンク】
    経済学部 総合経済政策学科 准教授 新井圭太(アライケイタ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/193-arai-keita.html

    経済学部
    https://www.kindai.ac.jp/economics/

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