岡本太郎の大壁画『明日の神話』の大規模改修がスタート 今年度...

岡本太郎の大壁画『明日の神話』の大規模改修がスタート  今年度は40日間をかけて右から4枚を修復

公益財団法人 岡本太郎記念現代芸術振興財団(理事長:清水井 敏夫)は、特定非営利活動法人 明日の神話保全継承機構(理事長:西村 友伸)とともに、東京・渋谷駅の連絡通路に設置されている岡本太郎の大壁画『明日の神話』の大規模改修を2023年10月10日より開始しました。

大規模改修の一環として、全14枚のうち、今年度は右から4枚の亀裂・剥落・変色などを修復します。


修復作業に着手した絵画修復家・吉村 絵美留(よしむら えみいる)は次のようにコメントしています。

「ある程度の傷みが生じることを覚悟した上で、こうして無条件に作品を社会にひらくことがパブリックアートの意義であり、岡本太郎の意志だったと考えます。そして、その意志を守り受け継ぐことが今を生きる私たちの宿命であるとも思います。幸い、傷みは進んでいるものの、十分修復可能な状態です」


また、本大規模改修プロジェクトへのクラウドファンディングにも多くのみなさまにご参画いただいており、目標額1,800万円に対する達成率は95%(10月10日現在)に達しました。

返礼品には、吉村 絵美留が自ら制作する『明日の神話』のレプリカも含まれており、クラファンではほとんど目にすることのない1,000万円という寄付金額に対する返礼品は、ドア大サイズの原寸レプリカです。このレプリカは、東京・南青山の岡本太郎記念館で11月29日から始まる企画展「明日の神話と太陽の塔」で展示される予定です。


『明日の神話』修復の様子

汚れと付着物の除去


■『明日の神話』改修プロジェクトの概要

主催      :特定非営利活動法人 明日の神話保全継承機構

特別協力    :公益財団法人 岡本太郎記念現代芸術振興財団

後援      :渋谷区

作業内容    :(1) 汚れと付着物の除去、亀裂・剥落等の補修、保護剤の塗布など

         (2) 換気設備の強化等による背面空間の環境改善

第1期工期(予定):2023年9月24日(日)~11月23日(木)

         ※壁画修復は2023年10月10日(火)~11月20日(月)に実施



■クラウドファンディング概要

期間  : 2023年9月22日(金)~11月30日(木)

寄付金額: 3,000円~10,000,000円

返礼品 : 「壁守」メンバーシップカード、

      書籍『明日の神話1967-2023』特装版、

      銘板への名前記載、『明日の神話』レプリカ各種など

URL   : https://camp-fire.jp/projects/view/700661#

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