アトラシアン、最近のソフトウェアデプロイメントにおける開発部...

アトラシアン、最近のソフトウェアデプロイメントにおける 開発部門と運用部門の一体化を促進する「Bamboo 5」をリリース

デプロイ情報を視覚化し、JIRAに登録した課題と ビルド情報間のトレーサビリティを向上

米国カリフォルニア州サンフランシスコ発 - 製品開発チーム向けエンタープライズ・コラボレーション・ソフトウェアのリーディングカンパニーであるAtlassian Pty Ltd.(以下 アトラシアン、本社:豪州シドニー、CEO兼共同創業者:Scott Farquhar、Mike Cannon-Brookes)は、7月16日に継続的インテグレーション/デリバリーサーバー「Bamboo 5」をリリースしました。

各環境における変更を管理
各環境における変更を管理

「Bamboo 5」ウェブサイト
http://www.atlassian.com/ja/software/bamboo/whats-new


アトラシアン「Bamboo」は、ソフトウェア開発、テストのプロセスとリリースプロセスを統合する最新のソフトウェアです。ビルド単体およびテスト単体のインフラストラクチャーとは異なり、デプロイメント業務を総合的に管理します。「Bamboo」は、課題、コミット、テスト結果、デプロイ業務を結び付け、プロジェクトマネージャーや開発者だけでなく、テスト担当者、システム管理者に至るすべての製品担当部門メンバーに対して、全体像を提供します。この最新版「Bamboo 5」においては、コンセプト作成、機能実装からデリバリーに至るプロセス中の変更点の継続的トラッキングが可能です。開発部門とIT部門との連携を密にし、ソフトウェアリリースをより高度に効率化し視覚化します。

世界最先端の大規模デリバティブ取引所であるCMEグループ、シニア・システムエンジニアのRoy Lyonsは、「『Bamboo 5.0』における新たなデプロイ機能は、開発環境および品質保証環境へ継続的にデプロイ業務を行う能力を高め、フィードバックサイクルを短縮します。このデプロイ機能と、カスタマイズしたJIRAワークフローおよび「かんばん」ボードを連係させることにより、品質保証担当者は最終の環境に対するデプロイ作業をドラッグ・アンド・ドロップ操作で行えます。プロセス迅速化を支援するアトラシアンの取り組みのおかげで、私たちは必要なソフトウェアを高い品質で、また、今日の変化の激しい取引環境に適合したターンアラウンドタイムで、リリースすることが可能になりました」と語っています。


■「DevOps」の動向を考慮
スタートアップ企業であろうと大企業であろうと今日の企業はいずれも「DevOps」アプローチに取り組んでいます。製品開発部門と運用部門との間に長く立ちはだかってきた縦割り業務の問題を解決し、連続した単一のプロセスとしてこの両者の連携を図ることです。アトラシアン「Bamboo」は、この動向を考慮しつつ、ソフトウェアチームが顧客に対して製品のデリバリーを行う際に直面する最も重要な二つの問題を解決します。ビルドとデプロイプロセスの間でのトレーサビリティの欠如と、リリース準備プロセスにおける視覚化の欠如です。「Bamboo」の利用により、今日のソフトウェアチームにもたらされる重要な利点は次の3つです。

・タイムトゥマーケット(市場に投入するまでの時間)の短縮:
開発部門と品質保証部門がこれまでテストを用いて行ってきた業務と同一の方法で、運用担当者はデプロイメント関連業務を自動化することが可能になります。

・ワークフローの効率化:
緻密なアクセスコントロール機能を備えているため、開発部門と品質保証部門は、生産プロセスの厳密な管理を維持しつつ、それぞれの開発環境またはテスト環境へのデプロイを行うことができます。

・迅速なディザスタリカバリ:
リリースにおいて完璧なトレーサビリティと透明性が確保されているため、緊急時のトラブルシューティングにおける連携を迅速に行うことができ、素早い対処が可能となります。


アトラシアン技術担当副社長のJean-Michel Lemieuxは、「ほとんどのソフトウェアデプロイメントプロセスは、ダクトテープを使ったかのような継ぎはぎによりアクセスが困難なスクリプトでできています。しかし、目的の機能はできるだけ早くしかも再現性よく開発部門のマシンから顧客のマシンに移さなければならず、しかもそれはすべての関連部門に対して視覚化されていなければならないのです。当社では、『Bamboo』を使用することにより、開発関連情報をJIRA内においてデプロイツールおよび運用関連情報と共に整理しています」と述べています。


「Bamboo 5」は、アトラシアンの代表的製品であるプロジェクト管理・課題トラッキングソフトウェアJIRAと連携することにより、必要な機能やバグ修正のデリバリーが完了したかどうかや、そのアプリケーションの次期バージョンでの変更点などといった情報を、すべてのチームに対してクリアに視覚化します。開発者、テスト担当者、マネージャーは、課題とデプロイメントプロセスを同時にトラッキングすることにより、開発した機能がリリースプロセスの中でどのような状態にあるのかを簡単に見ることができます。運用技術者は、次期の変更内容を予測してそれが引き起こすリスクを事前に最小化することが可能となります。


Lemieuxは、「全てのビルド、デプロイにおける課題やコードの変更点を全員が明確に認識できます。これにより、そのソフトウェアがリリースされ、本番環境に移行したときのサポートを計画することが可能となります。各々の環境に対してデプロイを実行可能なユーザーの緻密な管理機能も備えているので、ダクトテープを使ったかのような継ぎはぎ作業から、再現性があり信頼性の高いデプロイプロセスへの移行を柔軟にかつ強力に促進します」と補足しています。


■Dev(開発)とOps(運用)のギャップを解消し、一体となったリリースを実現
アトラシアン「Bamboo」の利用企業は急速に増えています。NASA、EMC、Verizon、メルセデス・ベンツ、GEグローバル・リサーチ、Flipboardなどさまざまな企業におけるチームが、ソフトウェアツールセットの一つとして「Bamboo」を利用し、Git、Amazon EC2、テスト自動化等の技術に投資をして効率を高めています。継続的デリバリーや「DevOps」アプローチを重視する多くの企業が「Bamboo 5」ベータ版プログラムに参加しており、その数は140社を超えています。

オランダの自動車向け財務および車両管理ソフトウェア製造企業であり、ベータ版プログラムに参加しているSofico社の設計技術者、Jan Swaelensは、「新たなデプロイメントサポートにより、我々の業務の自動化が進み、部署間の連携がさらに強化されました。リリースプロセスとビルドおよびテストが一体化されたことにより、何がどのようにデプロイされたのかを誰もが正確に把握できるようになりました。その結果、品質保証における大幅な時間短縮が実現され、開発者のストレスが軽減されました」と語っています。


■入手方法
全機能を利用可能な無料トライアルを用意しており、また10米ドルで利用できるスターターライセンスも用意しています。開発者やIT企業が「DevOps」アプローチに関連してそれを効率化するヒントやコツを理解できるように、アトラシアンDevOpsマイクロサイトにおいて技術面およびカルチャー面での当社の実績のあるプラクティスをオンラインで公開しています。10月1日から3日までサンフランシスコにおいて開催される第5回ユーザーカンファレンス、アトラシアンサミット 2013においては、「Bamboo」の詳細説明、顧客による事例紹介、アトラシアンの他製品との統合、継続的デリバリーに関連したベストプラクティスなど、40件を超えるプレゼンテーションが予定されています。是非下記のウェブサイトで参加登録してください。

無料トライアル
http://www.atlassian.com/ja/software/bamboo/try/

価格表
http://www.atlassian.com/ja/software/bamboo/pricing

アトラシアンDevOpsマイクロサイト
http://www.atlassian.com/ja/devops

アトラシアンサミット 2013
http://summit.atlassian.com/


【アトラシアンについて】
アトラシアン製品を用いて、世界中のイノベーターが素晴らしいソフトウェアを計画し、開発し、リリースしています。シティグループ、eBay、コカ・コーラ、Netflix、ユナイテッド航空を含む、大規模から小規模まで25,000以上の組織が、アトラシアンの課題管理、コラボレーション、ソフトウェア開発製品を用いて、賢く働き、時間通りに高品質の製品を完成させています。詳細は下記サイトをご覧ください。
詳細: http://www.atlassian.com/ja/

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