通学鞄は姿勢を変えるのか 共同研究を開始

    村瀬鞄行、中京大学と共同で、小学生を対象に通学鞄が身体負担へ与える影響を科学的に検証

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    2026年8月4日 10:10

    株式会社村瀬鞄行(本社:愛知県名古屋市)は、中京大学(スポーツ科学部・藤林 献明 准教授)と共同で、小学生を対象に、通学鞄の違いが姿勢や歩行、身体負担へ与える影響を科学的に検証する共同研究を開始します。

    近年、小学生を取り巻く通学環境は大きく変化しています。文部科学省による学習指導要領の改訂に伴い、教科書のページ数は約30年前と比べ約3倍に増加したほか、GIGAスクール構想により1人1台のタブレット端末が導入されるなど、子どもたちが毎日持ち運ぶ荷物は以前より多様化・重量化しています。

    一方で、ランドセル本体は軽量化が進んでいます。しかし、ランドセルだけを軽くしても、子どもたちが毎日背負う荷物全体の負担がなくなるわけではありません。

    「ランドセルが0gになっても、荷物全体の重さは変わらない。」

    村瀬鞄行では、これからの通学鞄に求められるのは単なる軽量化ではなく、「重い荷物をいかに身体への負担を抑えながら運べるか」という視点であると考えています。

    そこで本研究では、通学鞄の違いによって姿勢や歩行がどのように変化するのかを科学的に検証し、その知見を今後の商品開発へ活かすとともに、子どもたちのより良い通学環境づくりへ貢献することを目指します。

    なお、本共同研究は、名古屋市が実施する研究開発型イノベーション創出支援事業「NAGOYA RESEARCH BRIDGE(ナゴヤ・リサーチ・ブリッジ)」において、新規性を有する連携プロジェクトとして認定を受け、事業の支援を受けて実施しています。

    研究実施の背景

    現在、小学生が毎日持ち運ぶ荷物は、教科書、副教材、タブレット端末、水筒など多岐にわたり、通学時の身体負担は以前より大きくなっています。

    こうした状況を受け、ランドセルメーカー各社では軽量化が進んでいます。しかし、ランドセル本体の重量だけに着目しても、荷物全体の負担は解決できません。

    重要なのは、重い荷物を背負ったときに身体へどのような負担が生じるのか、そしてその負担を通学鞄の構造によってどこまで軽減できるのかを明らかにすることです。

    しかし、通学鞄の違いによって姿勢や歩行、身体への負担がどのように変化するのかを、多角的に比較・検証した研究はまだ多くありません。

    そこで村瀬鞄行では、中京大学と共同で、小学生を対象とした身体計測を実施し、通学鞄の違いによる身体への影響を客観的なデータとして可視化する共同研究を開始します。

    共同研究の概要

    研究テーマ

    通学鞄の違いによる姿勢・歩行・身体負担の変化に関する共同研究

    対象

    小学1〜6年生

    比較する通学鞄

    ・村瀬鞄行の最新ランドセル
    ・ランドセル(従来品)
    ・ランドセル型リュック(試作品)
    ・通学リュック

    主な測定項目

    ・歩行速度
    ・姿勢変化
    ・床反力
    ・股関節の動き
    ・骨盤の傾き
    ・身体の左右ブレ
    ・身体のねじれ

    など、モーションキャプチャを用いた歩行解析・身体動作解析で総合的に評価します。

    スケジュール(予定)

    ・2026年8月 予備実験
    ・2026年8~10月 本測定
    ・2026年11月末 研究結果取りまとめ
    ・2026年末頃 研究成果公表予定

    本研究で目指すこと

    本研究は、特定の通学鞄の優劣を示すことを目的としたものではありません。

    通学鞄の違いによって姿勢や身体にどのような変化が生じるのかを科学的に明らかにし、その知見を今後のランドセル開発へ反映するとともに、子どもたちの通学環境改善へ役立てることを目的としています。

    また、感覚や経験だけでは捉えきれない身体への影響を客観的なデータとして蓄積することで、子どもたちにとってより負担の少ない通学鞄のあり方を追求していきます。

    担当者コメント

    「ランドセルは毎日6年間使い続けるものだからこそ、『軽そう』『背負いやすそう』という印象だけではなく、実際に身体へどのような影響を与えているのかを科学的に理解した上で商品開発を進めることが重要だと考えています。

    今回の共同研究では、通学鞄の違いによる姿勢や身体への影響を客観的なデータとして可視化し、その成果を今後の商品開発へ活かすことで、子どもたちがより快適に通学できる環境づくりへ貢献していきたいと考えています。」

    株式会社村瀬鞄行
    広報担当 井戸田 和之

    今後の展望

    村瀬鞄行では、本共同研究で得られた知見を今後のランドセル開発へ反映するとともに、科学的根拠に基づくものづくりをさらに推進してまいります。

    また、本研究成果を広く発信することで、通学鞄選びを「軽さ」だけでなく、「身体への負担」という新たな視点から考えるきっかけを提供し、子どもたちのより良い通学環境づくりへ貢献してまいります。

    会社概要

    ・企業名  :株式会社村瀬鞄行
    ・代表取締役社長:村瀬 靖人
    ・本社所在地:愛知県名古屋市中村区黄金通4-10
    ・事業内容 :ランドセルをはじめとした鞄の製造・卸・販売
    ・公式WEB : https://www.murasekabanko.co.jp?utm_medium=atpress&utm_source=atpress

    1957年創業の愛知県名古屋市に本社を置くランドセルメーカーです。子どものためを想い、丈夫さや背負いやすさを追求し、職人の手で丁寧につくりあげるランドセルをお届けしています。

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    株式会社村瀬鞄行

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