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    新刊*現役在宅医、中村明澄著『在宅医が伝えたい 「幸せな最期」を過ごすために大切な21のこと』(講談社+α新書)8月23日発売

    1,000人を家で看取った医師が伝えたい-納得のいく幸せな「最期」を過ごすために知っておいてほしいこと

    アップルシード・エージェンシー契約作家で在宅医、中村明澄さんの最新刊『在宅医が伝えたい 「幸せな最期」を過ごすために大切な21のこと』(講談社+α新書)が2023年8月23日に刊行されます。

    中村さんは、千葉県八千代市にある向日葵クリニックの院長として、日々患者さんのお家を訪問、診療を続ける傍ら、サービス付高齢者向け住宅「メディカルホームKuKuRu」を運営。家になるべく近い環境で終末期を過ごせるように日夜入居者の方と向き合っています。
    人は誰でも死ぬもの。どのような最期を迎えるかは、家族や周りの人に伝えることも含めて自分たちで決めたほうが、自身も周りも幸せだとこれまで1000人以上を看取って来た中村さんは本書で述べています。

    ただ、決めるにあたって、医療関係者や介護関係者に相談するときにも、知識がないと、難しい局面もあります。
    少し前までは「癌」というと「余命宣告」と同じような扱いだったのが、最近では「治療可能」な病として積極的に本人に告知し、治療法の選択が迫られるようにもなりました。
    このように刻々と変化する医療と、いま自分が住んでいる町、親が住んでいる町で受けられる介護サービスはどんなものがあるのか、などを知っておくことが必要となります。

    本書では、納得がいく最期を迎えるために知っておいた方がいいことを、日々看取りの現場にいる在宅医療の医師が事例を挙げて丁寧に解説しています。
    遠方に住む親に認知症の気配が。親が骨折して動けなくなってしまった。自分自身が末期がんの宣告をされた-人生誰にも起き得る事態ですが、起きるまで私たちは考えもしないのが常です。
    そんなとき、正しい選択をするために必要な正しい知識をぜひ、知っておいてほしいと中村医師は訴えます。

    在宅医療についての項目だけでなく、病院や施設で終末期を過ごすメリット・デメリットについても触れています。
    人生の最後まで、自分らしい時間を過ごせるかどうか、大切な人と良い時間を過ごせるかどうかを考えるきっかけとして活用できる一冊です。

    本書の概要【目次】より

    はじめに
    1 納得する最期は自分たちで決める
    -医師に従う段階から医師とともに考える段階へ
    2 状況を知ることが、豊かに過ごすためのポイント
    -子どもたちに「行ってらっしゃい」が言いたいから
    -余命を知りたいと思ったら聞いてみる
    3 「受け入れる」ことで納得のいく過ごし方ができる 
    -「人生会議」を開こう 
    4 意思は言葉で伝えよう
    -「その時、どうしたいか」を周囲に伝えておく 
    -家族間でも、「言わなくてもわかってくれる」はNG 
    5 「もしも」の話は早めにする
    -差し迫ってからでは、冷静な判断ができない 
    -「亡くなってから」より「亡くなる前」について考えよう 
    -現実的に考える時には「人」「物」「お金」「夢」の観点から 
    6 自宅・病院・施設、それぞれのメリット
    -精神的に安定するのが自宅の良さ 
    -病院ならではの安心感 
    -がん終末期は、緩和ケアに対応した施設選びが必須 
    7 在宅医療とはどんなもの?
    -在宅医選びの基準 
    -訪問診療の費用 
    -家で亡くなっても、警察は入りません 
    8 お一人さまでも家で過ごせる
    -「食べたいものを食べたい」から家に帰りたい 
    -ある程度の不自由さはあります 
    9 希望と現実との折り合いのつけ方
    -本人の希望をどこまで通すか 
    -支える家族の人生も大切に 
    10 言うだけでなく、行動しよう
    -子どもの何気ない一言が、親にとって重荷になることも 
    11 家族だからこそ、できるケアもある
    -「いつもと違う」と察知する力 
    -家族のアイデアと愛が医学を超える
    -亡くなる瞬間は、本人が選ぶ 
    12 がんの緩和ケアは、早期から
    -痛みは我慢せずに抑えたほうが良い 
    13 抗がん剤のやめ時も、豊かに過ごすために大切
    -「治療をやめたい」と相談する勇気 
    14 がん終末期は、決断も行動もスピードが命
    -終末期は「今が一番元気」 
    -入院している場合は、家に帰るチャンスを逃さないように 
    15 終末期は頑張らない選択も必要
    -無理な頑張りが症状を悪化させる場合もある 
    16 延命治療を正しく理解する
    -経鼻胃管や点滴も、胃瘻と同じ「延命治療」 
    -「とりあえず」はNG 
    17 「具合が悪くなったら入院」が良い選択とは限らない
    -高齢患者の入院は、時には身体の調子をかえって悪くする 
    18 理想は、本人と家族と医療者・介護者がワンチームになれること
    -まず「何を大切にして過ごしたいか」から始まる 
    19 遠い親戚に注意
    -在宅医療への誤解で生まれた言い争い 
    20 家族も自分の人生を大切に
    -介護で仕事を辞めない 
    -「介護休業」は、介護と仕事の両立のための準備期間 
    21 かける言葉と幸せ感じ力
    -必要以上の励ましや、治療方針に関わる発言は控える   
    おわりに

    著者*中村明澄さんプロフィール

    医療法人社団澄乃会理事長。向日葵クリニック院長。緩和医療専門医・在宅医療専門医・家庭医療専門医。2000年東京女子医科大学卒業。山村の医療を学びに行った学生時代に初めて在宅医療に触れる。病気がありながらも自宅で生活を続けられる可能性に感激し在宅医療を志す。11年より在宅医療に従事し、12年8月に千葉市のクリニックを承継。17年11月に千葉県八千代市に向日葵クリニックとして移転。向日葵ナースステーション(訪問看護ステーション)・メディカルホームKuKuRu(緩和ケアの専門施設)を併設し、地域の高齢者医療と緩和ケアに力を注いでいる。病院、特別支援学校、高齢者の福祉施設などで、ミュージカルの上演を通して楽しい時間を届けるNPO法人「キャトル・リーフ」理事長としても活躍。

    『在宅医が伝えたい 「幸せな最期」を過ごすために大切な21のこと』書誌概要

    出版社 ‏ : ‎ 講談社
    発売日 ‏ : ‎ 2023/8/23
    新書 ‏ : ‎ 208ページ
    定価:990円(税込)
    ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4065332641

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