「逢初レザー」が伝統工芸の技術により誕生! 使用商品を9月28日よりながの東急百貨店に本販売開始  「逢初レザー」「杏染革」の2つの鹿革が作り出す世界観

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    2023年9月5日 09:30

    持続可能な循環型エコサイクルを実施しているグルーバーレザー(所在地:長野県千曲市稲荷山783-5、代表:徳永 直考)が行う信州エシカルプロジェクトの一環で、2023年9月18日(月)より浜染工房とグルーバーレザーが日本初となる「逢初レザー」をプレ販売。2023年9月28日(木)~10月4日(水)には、「逢初レザー」と「杏染革」を使用した商品の本販売をながの東急百貨店にて開始します。


    「逢初レザー」と「杏染革」の商品


    【伝統技法を卓越する藍の型染め】

    <逢初レザー:AIZOME LEATHER 日本初、世界初の鹿革本藍染めの型染め>

    藍の中でも一番難しい技法の「藍の型染め」。今では本藍染の型染め職人は日本でも少数になっており、「藍染の技法を次世代に伝える事ができれば」と伝統的な職人である浜染工房の浜 完治さんは言います。

    2022年7月、飯田市のタンナー(なめし業)株式会社メルセンを加え、グルーバーレザーと浜染工房の3社で鹿革による藍染、絞り染め、難しいとされる型染めの挑戦が始まり、3社共同で作品が仕上がりました。「逢初レザー」は浜染工房のそばにかかる「逢初橋」を渡り打ち合わせに行く事から名付けられ、試行錯誤し構想から1年以上を経て販売がスタートします。


    ■浜染工房

    明治末には松本市逢初町に100件近くあった藍染は浜染工房のみとなり、今もその伝統を受け継ぎ、本藍壺染で作業をしています。

    施設名:浜染工房

    創業 :明治44年

    3代目 :浜 完治。1949年生誕。藍染の美の創造性を追求する日本でも数少ない本藍染の伝承型染め、絞り染め共に日本を支えてきた伝統的な職人の技で有り、その技術は日本の歴史を語る上でもなくてはならない。


    浜染工房:反物の型染めを干す様子


    浜染工房:本藍壺染の作業場


    【杏の里のあんず染めの鹿革】

    <杏染革:kyosenkaku 日本初、世界初のあんずの絞り染めによる鹿革>

    杏の樹で自然な色を出す伝統的な技術によるあんず染め。絵絣の世界が魅了する更級花織工房では、日々旧式の織機により染められた素材が命を吹き込まれています。唯一無二のこの技法によりジビエの鹿革の染めに成功しました。

    絞り染めは杏の種を中に入れ仕上げる事で種から花が咲く様子を作品に込め、その名前を「杏染革(Kyosenkaku)」としました。


    ■更級花織工房

    窪田孟恒のあんず染めの世界。1941年に生誕し、数々のアート作品を生み出し1976年地元千曲市で唯一無二のあんず染めを開発・創業。

    施設名:更級花織工房

    創業 :昭和51年


    あんず染めの糸染め


    仕上がったあんず染めから杏の種を取り出す様子


    【信州エシカルプロジェクトとは】

    全国では、年間を通して約60万頭もの鹿が害獣として駆除されています。その中でも食肉のジビエとして活用される率は24%、革に関してはほとんどが活用されずに捨てられている状況です。

    ジビエの鹿革を使い始めた当時はまだ革の販売先が少なく、この活動に継続性を持たせることが重要だという考えから始動するきっかけとなりました。そして2022年3月、循環型のエコサイクルを目指し「信州エシカルプロジェクト」を立ち上げました。


    ■プロジェクトを進める理由

    (1) 通常革の原皮は輸入が多く、長野県内で完結することにより多くの輸送コストや化石燃料を削減できる

    (2) ジビエレザーのモデルケースを目指すことにより、鳥獣被害の問題解決の後押しへと繋げる

    (3) 関係する企業が継続できるような環境を目指し、伝統技術を守り事業継承へと繋げることがエシカルと考えている

    信州エシカルプロジェクト


    ■食材を加えたワークショップ

    より身近にジビエを感じてもらう活動もしております。

    カフェなどではジビエ料理を味わいジビエレザーでワークショップをする事で、目や耳だけではなく食と触感を加え五感で体験できるイベントを開いております。


    ジビエレザーを使ったワークショップ


    【今後の展開】

    ジビエというと食をイメージする方も多いかと思いますが、革というものは本来食べた後に出る、いわば捨てられる物。現在は害獣として国で駆除対象に指定されており、駆除してもほとんどが捨てられているのが現状です。

    それを活用している革職人として、この問題に産業の循環を加え継続性を持たせる事で地域の活性化に繋がると考えます。

    グルーバーレザーは、長野の魅力の発信を続けることでジビエレザーのモデルケースになるよう、「信州エシカルプロジェクト」を通じて持続可能な循環型の活動を継続する予定です。



    【会社概要】

    会社名           : グルーバーレザー

    代表者           : 徳永 直考

    所在地           : 〒387-0021 長野県千曲市稲荷山783-5

    事業内容          : バッグ・お財布・革小物全般の製造・販売・OEM

    設立            : 2017年8月6日

    公式ウェブサイト      : https://www.grooverleather.com/

    ネットショップ・ブログサイト: https://grooverleather.info/

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