ラマン分光法と粒子形状測定機能を統合した新製品「モフォロギG...

ラマン分光法と粒子形状測定機能を統合した新製品「モフォロギG3-ID」販売

スペクトリス株式会社 マルバーン事業部(所在地:兵庫県神戸市、代表取締役:テングヮン タン)は、粒子径・形状評価・ラマン分光法による化学情報を統合した、新製品「モフォロギG3-ID」を本年度より販売開始いたしました。

モフォロギG3-ID
モフォロギG3-ID

ラマン分光法とは、入射光と分子との相互作用により、入射光の振動数が変化するという光散乱現象(ラマン効果)を利用し、分子中の構造についての情報を得る手法であり、試料の化学成分や分子構造に関する化学情報を得ることが可能です。

当社では、粒子形状画像イメージング分析装置「モフォロギ G3」を販売しております。この機器は、最新の画像解析技術により、粒子のサイズだけでなく、形状という物性情報を数値化し、数万個以上の粒子に対し、全自動で1粒子毎に記憶します。その数値に基づいて粒度分布、形状分布を多角的に解析可能な機器です。本装置は、発売以来、日本における導入実績を順調に伸ばしてまいりました。


今回リリースした「モフォロギG3-ID」は、その上位機種に位置づけられます。これは、従来のG3の持つ画像解析技術をベースに、ラマン分光法による化学情報測定機能を追加したものです。サイズや形状等の物性情報だけでは現象の説明が不十分な場合、ラマン分光法に基づいた化学情報を数値化し、より粒子の詳細な解析を可能にした機器です。大量の粒子サンプルの化学成分を測定することにより、新たな評価軸が加わります。医薬品における鼻腔スプレーの製剤情報や注射剤や非経口剤の異物検出や、セラミクス、電極材料など、幅広い分野で活用できる装置です。

さらに、乾式自動試料分散装置(SDU)を搭載し、測定シーケンスを自動化した標準作業手順(SOP)機能により、分散前処理から粒子径・形状・化学測定をノンストップ自動化が可能(*)なため、研究・開発速度の向上が可能になると思われます。

(*)測定パラメータに依存します。


なお、この装置についてのお問い合わせや、デモ測定依頼を承っております。ウェブサイトよりお申し込みください。

お問い合わせ・デモンストレーション受付: http://www.malvern.jp/g3-id-pr


■会社概要
商号   :スペクトリス株式会社
本社所在地:〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-6 司町ビル
設立   :1980年7月30日
資本金  :5,000万円
代表者  :代表取締役 テングヮン タン
社員数  :195名(2012年12月)

事業部名: スペクトリス株式会社 マルバーン事業部
所在地 : 〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町5-5-2
      神戸国際ビジネスセンター北館511
URL   : http://www.malvern.jp/
スペクトリス株式会社 マルバーン事業部の事業内容:
1971年に創業した英国本社Malvern Instrumentsの日本事業部です。英国本社にて製造された粒度分布、粒子形状、ゼータ電位、分子量、流動性・粘弾性などの特性評価を行う科学分析装置の販売・サービス・サポート業務を行っております。
神戸、東京、福岡を拠点とし、神戸と東京のオフィスにはラボを設置。装置のデモンストレーションや、サンプル測定、ユーザー研修など、様々なお客様のニーズにお応えします。
また科学分析に関する経験と知識を最大限お客様にご利用いただけるよう、セミナー、ユーザートレーニング、インターネットで行う無料ライブウェブセミナー、アプリケーション情報などもご提供しております。

カテゴリ:
商品
ジャンル:
技術・テクノロジー

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