神戸の老舗料亭旅館「ほてるISAGO神戸」が、“神戸の和の拠...

神戸の老舗料亭旅館「ほてるISAGO神戸」が、 “神戸の和の拠点”を目指し、創業以来の全面リニューアル

世界初の「仕掛け組子(くみこ)」の扉を和の象徴に

兵庫県で宿泊業を営む株式会社いさご(代表:砂金 伸和、所在地:兵庫県神戸市)は2023年4月20日(木)、六甲布引温泉の料亭旅館「ほてるISAGO神戸」のほぼ全館にわたるリニューアルを完了しました。

約75年の歴史の中で、最も大がかりなリニューアルとなります。


スイートルーム「ZEN the SUITE」


■コロナ禍後のインバウンド需要も視野に入れた和の設えへ

リニューアルのテーマは「こころ整う、拠りどころ」です。これは一昨年(2022年)の第一期工事の時から引き継いだものです。コロナ禍で、世界中のほとんどの方が日常を奪われるなか、来ていたお客様が笑顔で「お膳」を囲んでいる様子が忘れられなかったことがきっかけです。

そのイメージの先にあったのが「和」の姿です。とくに「木と土と空気」を意識しています。

コロナ禍収束でインバウンド需要も高まりの気運があり、海外のお客様にも老舗の旅館で「和」の設えを体験してほしいと考えています。



■世界初、仕掛け組子

象徴的なのは玄関の「組子(くみこ)」。

お客様が初めにお宿を体験する玄関を、日本の伝統の技術でお迎えしたいと考え、新潟のK-INO(猪俣美術建具店)に依頼。制作に約半年かかった手作りの作品です。

この美しい木の細工の戸には厄除けの意味があります。

自動ドアに組子を使うのはおそらく世界で初となります。


世界初の「仕掛け組子」がお客様を迎える


■行列のできる左官職人による壁面オブジェ

料亭旅館の原点である「料亭 胡蝶」も全面的に改装いたしました。その象徴となるのが左官職人の山本 啓睦氏が手がけた「砂乃月」という壁面オブジェ。

山本氏はコテ一本で壁を塗るプロ。神戸を拠点に活躍し、日本古来の文化を継承したいとの思いで若い左官職人の育成に力を入れるほか、イベントを通じて子どもたちにも左官を体験してもらう機会をつくるなど、行列のできる左官職人として知られています。


料亭 胡蝶に設えられた左官のオブジェ「砂乃月」


■創業以来の大がかりな改装

神戸の和の拠点となるための改装は3ヶ月以上休館にして、約75年の歴史の中で最も大がかりなものとなりました。

閑静な立地のラグジュアリーな温泉宿を目指し、職人による手塗りの外壁、個室の料亭、広々とした貸切風呂、25室の客室をすべて和の趣の客室に改装。

「木と土と空気」を感じられる上質な温泉宿が完成しました。


今回のリニューアルで食事処は個室に

1期目の工事で完成した貸切温泉(六甲布引温泉)


■和装でおもてなしの神戸牛会席

和食の会席料理の中で神戸牛を楽しんでいただくのが「神戸牛会席」。

神戸牛が、瀬戸内の海の幸や丁寧に引かれた出汁と出会うことで生まれた神戸らしい料亭料理です。

おもてなしをするのは和装のスタッフ。料亭風情を味わっていただけます。


神戸牛を使った創作料理


■代表者からのコメント

洋の東西、古きもの新しきものが共存する街、それが神戸の活気の源です。

では「和」はどうか?と考えると、私は和が見過ごされていることに危機感を覚えます。

もともとこの地は400年つづく造り酒屋の文化を育んだ街です。

神戸の開港よりずっと以前から、和の土壌は醸成されこの地に息づいています。余談ですが旨い酒造りを可能としたのは良質の水が流れる土地であることも見逃せません。

この良質な水はいったん地中にもぐり温泉となり、いまは宿にある3つの貸切風呂に注がれています。

この町を70有余年見続けてきた料亭旅館ですから、自らが和の拠点となることが使命であると思い定めました。設備面だけでなく接客面でも、料亭のお食事の際は和装で接待するなど、これからも和を感じて行く仕掛けを増やしていきます。


神戸懐古。

今一度この神戸で和を感じで頂きたく、リニューアルが完成いたしました。

当館をきっかけに、日本に潜む宝物に興味が湧いてくだされば嬉しいです。



■料亭旅館 ほてるISAGO神戸の概要

名称  : 料亭旅館 ほてるISAGO神戸

所在地 : 〒651-0056 神戸市中央区熊内町4-3-7

アクセス: JR新幹線 新神戸駅から徒歩5分

URL   : https://isago.co.jp/

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