茨城県・霞ヶ浦で「葦舟」6艇が熱戦 第3回 霞ヶ浦葦舟世界大...

茨城県・霞ヶ浦で「葦舟」6艇が熱戦  第3回 霞ヶ浦葦舟世界大会開催(茨城県行方市)

技能部門は栃木の大学生チーム、レース部門は千葉の親子4組に栄光

NPO法人霞ヶ浦アカデミー(理事長:荒井 一美、所在地:茨城県行方市)は、「ニホンウナギ杯 第3回 霞ヶ浦葦舟世界大会」を開催しました。NPO法人霞ヶ浦アカデミーは、茨城県にある湖「霞ヶ浦」の環境保全団体。2008年に設立し、子どもたちを対象とした環境講座や、霞ヶ浦の環境問題についての研究活動などを行ってきました。当団体は、2016年より葦舟の製作を開始し、2021年4月に第1回目となる葦舟世界大会を開催しました。この度、第3回目となる大会を2023年3月18日および19日に開催しました。


第3回 霞ヶ浦葦舟世界大会の様子


当団体は、「湖とともに生きる暮らしを作る」ことを目指し、葦舟を作る環境学習プログラムを構築し、葦原の整備を行ってきました。2021年4月に第1回目の葦舟世界大会を開催しており、今回で3回目の開催となります。


本大会では6チームが霞ヶ浦で葦を刈り、舟をつくり、技術と速さを競いました。技能部門では栃木県出身の大学生チーム(チーム名:オアシス)が、タイムレース部門では千葉県の手賀沼で活動する親子4組(チーム名:ブリ照り~ず)が輝きました。

技能部門では、栃木県小山市で有名な桜を模した形の舟を組み上げ、その独創的な形と、大人2人が乗っても安定し、タイムレース部門においても最後まで1位争いができた性能が評価されました。

レース部門では、最後まで結果が分からないレース展開になりました。12分55秒の好タイムで、「ブリ照り~ず」がタイムレース部門を制しました。


本大会は、霞ヶ浦の葦原整備を目的として開催されています。多くのチームの参加があり、広い面積の葦原が整備されました。環境保全型の競技大会になったと考えております。NPO法人霞ヶ浦アカデミーは、今後も「湖とともに生きる暮らしを作る」を掲げ、霞ヶ浦の環境保全活動を行っていきます。



■大会概要

名称      :ニホンウナギ杯争奪 第3回 霞ヶ浦葦舟世界大会

期日      :2023年3月18日および19日 18日

主催      :特定非営利活動法人 霞ヶ浦アカデミーおよび行方カヌークラブ

大会ホームページ:https://k-acad.com/ashifuneworldcup2022/



■葦舟について

葦舟は、最古の舟とされることもあり、葦を束ねて作った舟です。きれいな葦原を維持するためには、冬の時期に葦を刈り取ることが必要です。かつては、葦簀(よしず)や茅葺屋根の原料にするため、葦は刈られていましたが、近年の利用が減り、放置され、荒廃した葦原が増加していました。葦原の整備と利用を目的に本大会は開催されています。

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