昭和瀝青工業、双日、脱炭素社会の実現に向けてカーボンニュート...

昭和瀝青工業、双日、脱炭素社会の実現に向けて カーボンニュートラルアスファルトの販売を開始

 昭和瀝青工業株式会社(以下「昭瀝」)と双日株式会社(以下「双日」)は、2023年4月から、カーボンニュートラルアスファルト(以下「CNアスファルト」)の供給を開始します。昭瀝と双日は、この取り組みを通じて、日本全国の道路工事で利用されているアスファルトの脱炭素化を推進します。


 昭瀝と双日は1997年より韓国SK energy Co.,Ltd(エスケー エナジー カンパニー リミテッド)で生産された道路向けアスファルトの原材料であるストレートアスファルトを調達し、日本市場へ供給してきました。今般、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、昭瀝と双日はCO2排出量の削減が難しい石油由来のストレートアスファルトに対して、カーボンクレジットを利用することによりCO2排出量をオフセットし、これをCNアスファルトとして日本市場へ供給します。双日と昭瀝は本取組を通じ、日本のアスファルト業界における脱炭素化の取り組みへ貢献します。


 現在、年間約4000万tのアスファルト混合物が全国で製造されており、国総研のデータでは一般的なアスファルト混合物1tあたりのCO2排出量は54.72kgCO2であると考えられています。その内ストレートアスファルトのCO2排出量は3.5kgCO2でアスファルト混合物全体の6.5%程度であり、日本の舗装用ストレートアスファルトは年間15万t程度のCO2を毎年排出していると考えられます。しかし石油由来のストレートアスファルトのCO2排出量を大幅に改善することは難しく、我々もかねてより打開策を模索して参りました。


 今回CNアスファルトの供給開始にあたり、原油採取からアスファルトプラントに至る過程で発生するアスファルトの排出原単位(※1)を算出(※2)、昭瀝が販売するストレートアスファルト数量に対し、双日が調達したカーボンクレジットにより(※3)、カーボンオフセットを行います。供給初年度となる2023年度では2万トンのCNアスファルト販売を目指します。


 昭瀝と双日は、今後も日本向けストレートアスファルト安定供給の責任を果たしつつ、カーボンニュートラル化にも積極的に取り組み、環境にやさしい豊かな社会の実現に貢献していきます。


(※1)アスファルト1tを製造する過程で発生する温室効果ガスの量

(※2)算出された排出原単位は韓国の第3者認証機関Korean Foundation for QualityがISO14040/14044認証基準によって認証済み。

(※3)使用するカーボンクレジットは、国際的に信頼性の高い認証機関が世界の環境保全プロジェクトにおけるCO2排出削減効果を認証したものです。



<ご参考>

【昭和瀝青工業の概要】

会社名  :昭和瀝青工業株式会社

設立年  :1965年

本社所在地:兵庫県姫路市北条口4丁目26番地

代表者  :濱本 博司

事業内容 :アスファルト関連事業


【双日の概要】

会社名  :双日株式会社

設立年  :2003年

本社所在地:東京都千代田区内幸町2丁目1番1号

代表者  :藤本 昌義

事業内容 :総合商社

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