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滋賀県立美術館にて「小倉遊亀と日本美術院の画家たち展」を 2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)に開催

滋賀県立美術館(所在地 滋賀県大津市: https://www.shigamuseum.jp/ )では、企画展「小倉遊亀と日本美術院の画家たち展 横山大観、菱田春草、安田靫彦、前田青邨、速水御舟ほか」を、2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)まで開催いたします。


小倉遊亀《径》1966年、東京藝術大学蔵、通期


◆本展について

1984年(昭和59)に開館した滋賀県立美術館(当時は滋賀県立近代美術館)は、2024年に40周年を迎えます。これを記念して、当館のコレクション形成に大きく尽力した小倉遊亀を一望する展覧会を開催します。初期から晩年にわたる当館所蔵品を中心に、各地で収蔵されている代表作や、アトリエに残された下絵や原稿などの資料も加えて展示します。

遊亀が制作発表をしたのは、横山大観や菱田春草らが東京で興した日本美術院です。当館は「日本美術院を中心とした近代日本画」を収集方針のひとつに定め、関西圏に所在する美術館でありながら日本美術院に注目するという、独自性と厚みをもつコレクションを実現してきました。そこには遊亀に影響を与えた、師の安田靫彦や先輩の速水御舟らの作品を含みます。

本展では、それらの作品をあわせて約90件(会期中展示替えあり)で紹介します。

遊亀の作品は、理知的な造形に、相反するようなぬくもりが感じられます。対象を構想や概念で捉えるのではなく、本質を見る遊亀の目がそこにあります。当館では9年ぶりとなる遊亀展をお楽しみください。



◆見どころ

・25歳で安田靫彦(ゆきひこ)に師事した後、105歳で没する最晩年まで、日本美術院の画家たちと交流・研鑽しながらひたむきに描き続けた小倉遊亀(おぐらゆき)の画業と、それを育んだ日本美術院の俊英たちの活躍を紹介。


・滋賀県立美術館のコレクションから、遊亀の《姉妹(あねいもと)》、安田靫彦の教科書などでもよく知られる《飛鳥の春の額田王》《卑弥呼》、そして速水御舟(はやみ ぎょしゅう)の《洛北修学院村》をはじめ、近代日本画を代表する名品の数々を、一挙公開。


・当館の遊亀作品に加え、《径》(東京藝術大学蔵)、《舞妓》(京都国立近代美術館蔵)(いずれも通期展示)など代表作4点と、アトリエに残されていた原稿などの資料を、借用して展示。


・滋賀県大津市出身の日本画家である遊亀の代表作品をまとめて見られる展覧会は、当館では2014年以来9年振りの開催となります。


・展示室1の常設展示においても、関連展示「小倉遊亀の弟子たち」として松室加也子、堀川公子などの作品を紹介。



◆小倉遊亀について

小倉遊亀(1895~2000)は滋賀県大津市生まれ。遊亀(ゆき)は本名。現在の奈良女子大学を卒業して教職に就くも、日本画家になるため安田靫彦に入門。遊亀が参加した日本美術院は、1898年(明治31)に岡倉天心を中心として、東京美術学校で彼に教わった横山大観、下村観山、菱田春草らが東京谷中で結成した在野の美術研究団体。遊亀は1932年(昭和7)に女性初の日本美術院同人に推挙されます。1980年(昭和55)には女性画家として2人目となる文化勲章を受章。1990年(平成2)より日本美術院理事長を務めました。



◆開催概要

会期  :2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)

開場時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)

休館日 :月曜日

会場  :滋賀県立美術館 展示室3

料金  :一般1,200円(1,000円)、高大生800円(600円)、小中生600円(450円)

※( )内は20名以上の団体料金

※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料

※同時開催中の常設展もご覧いただけます

※年額2,400円(一般)で何度でも観覧いただけるお得な年間パス(滋賀県美メンバーズ)入会受付中



◆関連イベント

[体験&トーク]

2023年5月13日(土)14:00~(約120分)※要事前申込(抽選)

演題:金継ぎと小倉遊亀

講師:ナカムラクニオ(6次元主宰/美術家)


[対談]

2023年6月11日(日)14:00~(約90分)※要事前申込(先着順)

テーマ:歴代学芸員から見た、遊亀と日本美術院の画家たちの魅力

ゲスト:高梨純次(公益財団法人秀明文化財団理事、元滋賀県立近代美術館学芸課長)

    國賀由美子(大谷大学教授、元滋賀県立近代美術館専門学芸員)

聞き手:山口真有香(滋賀県立美術館主任学芸員)


[ギャラリートーク]

2023年5月20日(土)、6月4日(日)14:00~(約60分)※当日先着順


[たいけんびじゅつかん「顔彩(がんさい)で描いてみよう」]

2023年4月30日(日)、5月28日(日)※要事前申込(抽選)

内容:子どもたちを対象とした展覧会鑑賞と創作のワークショップ


※それぞれのイベントは都合により、内容・日時等が変更になる場合があります。

イベントの詳細や最新情報は当館HP等で御確認ください。



◆ご来館のみなさまへのお願い

滋賀県立美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、安全に配慮した取り組みを行っています。

・発熱や咳などの症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。

・入館にあたり、マスクの持参、着用、こまめな手洗い、消毒、来館者同士の距離の確保にご協力ください。

展覧会については、感染症拡大防止対策のため、やむを得ず延期・中止する場合がございます。実施スケジュールや、詳細に関しましては、滋賀県立美術館のウェブサイト( https://www.shigamuseum.jp/ )をご確認ください。



◆問い合わせ先

滋賀県立美術館

〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1

TEL   : 077-543-2111(電話受付時間 8:30~17:15)

HP   : https://www.shigamuseum.jp/

アクセス: JR瀬田駅から帝産バスに乗り換え「県立図書館・美術館前」

      または「文化ゾーン前」で下車、徒歩約5分

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