EIZO初の医用レコーダーを発売 内視鏡・手術顕微鏡の4K/...

EIZO初の医用レコーダーを発売  内視鏡・手術顕微鏡の4K/60p映像を記録

EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)は、EIZOブランド初となる4Kメディカルイメージングレコーダー「CuratOR MIR-1」を、2023年6月に発売します。価格はオープン価格※です。

※オープン価格の製品は標準価格を定めていません。


CuratOR MIR-1


1. 概要

CuratOR MIR-1(以下 MIR-1)は、手術室で使用される内視鏡や手術顕微鏡、術野カメラなどに接続し、手術映像を4K解像度/毎秒60フレームの高画質で録画するレコーダーです。

4K高画質映像の記録対応に加え、内蔵ストレージ2TB SSD(Solid State Drive)採用による高い堅牢性、BNC(12G-SDI)/HDMI端子搭載による高い接続性など、医療現場での使用に特化した性能や機能を搭載しました。



2. 背景

ヘルスケア市場では、質の高い医療を提供するために、手術映像を高画質で確実に記録し、手術内容の事後確認や医学研究に利活用するニーズが高まっています。

このニーズに対し当社は、手術室向けの映像ソリューションにおいて高い技術力とノウハウを持つグループ会社、カリーナシステム株式会社と共同で、映像の「記録」を担う医用レコーダーをEIZOとして初めて開発しました。

当社は、EIZOグループの製品群で構成する映像の「撮影・記録・配信・表示」のImaging Chainにより、「映像」の利便性を向上させ、その価値を高めてまいります。



3. 主な特長

■4K手術映像を高画質に記録

内視鏡や手術顕微鏡、術野カメラなどの4K UHD(横3840×縦2160ピクセル)解像度かつ毎秒60フレームの手術映像を、高画質で記録します。4K映像だけでなく、フルHD(横1920×縦1080ピクセル)解像度の映像の記録や、4K映像をフルHD解像度に縮小した記録、録画中の映像の静止画記録も可能です。患者説明や、医学研究、学術発表、教育における手術映像の利活用に貢献します。


■堅牢性と大容量を両立

振動や衝撃に強く堅牢性に優れた高速SSD(Solid State Drive)を内蔵ストレージに採用しました。大容量2TB(テラバイト)により、4K手術映像は最大175時間、フルHD手術映像は最大885時間の記録が可能です。

・録画可能な時間は録画条件などにより異なります。


■さまざまな装置と接続可能

毎秒60フレームの4K UHD映像信号に対応したBNC(12G-SDI)とHDMIの映像入力端子を搭載。既存のフルHD装置や、今後さらなる普及が進むことが予想される4K装置との接続も、MIR-1の1台で対応可能です。


■H.264とH.265の映像圧縮規格に対応

映像圧縮方式は、従来の国際標準規格H.264/AVCと、その2倍の圧縮率を実現し後継規格とされるH.265/HEVCにも対応。記録した手術映像の再生・編集方法に合わせて圧縮規格を選べます。


■外部メディアに同時記録可能

前面にUSB 5Gbps対応のポートを2つ装備。内蔵ストレージに映像を記録すると同時に、外付けUSB HDD(ハードディスク)やポータブルUSB SSDの外部メディアにも記録できます。また、内蔵ストレージに映像を記録した後で、外部メディアにデータ転送することも可能です。外部メディアへの記録は、カンファレンスルームでの視聴や、医局のPCでの視聴・編集の際に役立ちます。


■患者情報も合わせて記録

患者名や患者IDなどの情報も登録できるため、録画データと合わせて各種手術情報の記録・管理が可能です。患者IDの登録は、バーコードリーダーによる読み取りにも対応しています。



4. EIZOグループのImaging Chainの強み

今回発売のMIR-1によって、下記のような4K映像のImaging Chainが実現します。


EIZO Imaging Chain


■4K術野カメラとの連携

カリーナシステムの術野カメラシステム「MEC-7000-UHD」とMIR-1を繋ぐことで、開腹・開胸手術における手術部位を、4K UHD解像度/毎秒60フレームの映像で、「撮影」から「記録」まで行えます。

> MEC-7000-UHD製品ページ

https://www.carinasystem.co.jp/product/medical/mec7000uhd/


■4K内視鏡モニターとの連携

EIZOの内視鏡モニター「CuratOR EXシリーズ」とMIR-1を組み合わせて使用することで、4K UHD解像度/毎秒60フレームの手術映像の「記録」から、遅延のない鮮明な「表示」まで行えます。さらにモニター画面上に録画状態を示すタリー表示が可能。執刀医がモニター画面から視線を外すことなく録画確認を行えます。

> CuratOR EXシリーズ製品ページ

https://www.eizo.co.jp/products/curator/curator_color_monitors.html


■4K視聴・管理ソフトウェアとの連携

カリーナシステムの視聴・管理ソフトウェア「ADMENIC Browser 5」で、MIR-1に外部メディアを接続し記録した手術映像をカンファレンスルームや自室のPCで視聴できます。録画時に入力した各種情報も合わせて読み込めるため、手術映像の管理にも役立ちます。さらに、医学研究や教育用の映像編集に便利な機能も備えています。

> ADMENIC Browser 5製品ページ

https://www.carinasystem.co.jp/product/medical/admenic/browser5_index.php



5. 展示情報

2022年12月8~10日に愛知県名古屋市のポートメッセなごやで開催される第35回日本内視鏡外科学会で初展示します。

> 第35回日本内視鏡外科学会について

https://www.eizo.co.jp/event/pr/#jses2022



6. 詳細情報

> CuratOR MIR-1製品ページ

https://www.eizo.co.jp/products/curator/mir-1/



本製品は医療機器ではありません。EIZO、EIZOロゴ、CuratORはEIZO株式会社の日本およびその他の国における登録商標です。


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EIZO株式会社 ヘルスケア営業部

TEL   : 03-5764-3403

Webサイト: https://www.eizo.co.jp

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