ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」第8弾は煮...

ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」 第8弾は煮込み時間半世紀以上 伝説の「呼び戻し」スープ 久留米「大砲ラーメン」

2022年11月25日(金)~12月15日(木)ラー博に復活

新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区、代表取締役:岩岡 洋志)は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日(金)にスタートさせました。

札幌「名人の味 爐」に続く第8弾として、11月25日(金)から12月15日(木)までの3週間、久留米「大砲ラーメン」さんにご出店いただきます。同店は、九州ラーメン発祥の地「久留米」を代表する老舗、そして「呼び戻し」スープ発祥の店という背景からお声がけし、2009年12月19日~2013年1月14日の間、当館にご出店いただきました。詳細は下記をご参照ください。


九州ラーメン発祥の地「久留米」を代表する老舗、そして「呼び戻し」スープ発祥の店


●九州ラーメンの発祥の地「久留米」

九州ラーメンの発祥は昭和12年創業の久留米「南京千両」です。そして、現在の白濁したとんこつラーメンの源流となるお店が昭和22年に誕生した久留米「三九」であり、「三九」の味は約100人とも言える弟子や孫弟子によって九州全域に広まりました。九州ラーメンの発祥は「博多」と思われがちですが、九州ラーメン及びとんこつラーメンの発祥は、同じ福岡県の「久留米」なのです。


とんこつラーメン発祥の地のモニュメント


●久留米「大砲ラーメン」の歴史

大砲ラーメンの歴史は戦後の復興期となる昭和28年、初代 香月 昇(かつき のぼる)氏が久留米の明治通り沿いに屋台を開業したことに始まります。屋号の「大砲ラーメン」は昇氏が「家を飛び出したら最後、二度と戻らない鉄砲玉のような人」だったことにちなみ、鉄砲では小さい、でっかく大砲にと命名されました。

初日の売り上げはわずか18杯。初代は前日の売り上げを手に、熊本まで良質の豚骨を買い付けに出かけながら「とにかくいいスープを作りたい!」と毎日このことばかり考えていたようです。

その一念で誕生したのが大砲ラーメンの代名詞となる「呼び戻し」※スープです。

※「呼び戻し」は(株)大砲の登録商標です。


「大砲ラーメン」創業者 香月 昇氏


昭和30年前後の大砲ラーメン店内


その一方、二代目 香月 均史(ひとし)氏は当時、家業を継ぐ意思がなく、グラフィックデザイナーと音楽活動という夢をに向かって突き進んでいました。しかし、昭和51年、先代夫婦が突然同時に倒れ、均史氏は家業を継ぐことを決意したのです。


二代目 香月 均史氏


●伝説の「呼び戻し」スープ

大砲ラーメンには創業以来、空にしてこなかったスープ釜があります。毎日、その釜の熟したスープに別の釜で作った新しいスープを少しずつ継ぎ足すことにより、より深いコクと旨みを出すというもので、初代 昇氏が試行錯誤の末に生み出した技法です。濃厚でありながらもまろやかな口当たりの味。初代が作り上げた技法を二代目 均史氏が「呼び戻し」と命名しました。

この技法は単純に継ぎ足すだけではなく、季節や日によって調合が異なるため高い技術を要します。均史氏曰く「呼び戻しとは、積み上げられた歴史の味を今日に残すという意味で、勘と経験が物を言います。技術を身につけるまで最低でも3年の年月が必要です。」とのこと。今回のラー博出店の際も釜から釜へ、店から店へと「スープ分け」を行うことで、創業当時から熟成され続けた「呼び戻し」スープは引き継がれるのです。


半世紀以上つぎ足し続けた伝説の「呼び戻し」スープ


●ミシュランガイド福岡・佐賀2014 特別版に掲載

2014年7月、福岡・佐賀の2県を対象とした「ミシュランガイド福岡・佐賀2014 特別版」において、大砲ラーメンは2店舗(本店・長門石店)ビブグルマン受賞の快挙を達成。伝説の「呼び戻し」スープは、世界からも認められることとなりました。



●久留米「大砲ラーメン」のラーメン


久留米「大砲ラーメン」のラーメン


・スープ

大砲ラーメンのとんこつスープは他の食材を一切使用せず、豚骨だけを用いています。この豚骨を強火で濁らせながら、創業以来、継ぎ足し仕込み《通称:呼び戻し》で半世紀以上もの期間、骨の髄までひたすら炊き続けたものです。調味料は、味噌・醤油に頼らずに“塩”が基本になっているのも特徴のひとつです。


豚骨だけを用いて作られるスープ


・麺

国産小麦を独自にブレンドした大砲ラーメン専用粉を使用。スープとの絡みを考え、低加水(麺に加える水の量)のストレート中細麺で、コシと滑らかさがあります。


低加水のストレート中細麺


・具材

久留米ラーメンの特徴と言われながら姿を消してしまったのが通称「カリカリ」で、手作りのラードから生まれる豚脂の揚玉です。昔ラーメンのみに入っている具材です。


豚脂の揚玉「カリカリ」


※メニューは創業の味でこってり系の「昔ラーメン」と、定番まろやか系の「ラーメン」の2種類が楽しめます。


「大砲ラーメン」の更に詳しい情報はこちら

https://note.com/ramenmuseum/n/n04cc0b846389


あの銘店をもう一度


久留米「大砲ラーメン」に続く9店舗目には、青森「八戸麺道 大陸」にご出店いただきます。

出店期間は、2022年12月16日(金)~2023年1月9日(月)の約3週間となっております(※第10弾以降の出店スケジュールは、改めてお知らせいたします)。



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https://www.raumen.co.jp/information/release/

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