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    福岡県芦屋町、芦屋釜の里

    福岡県芦屋町 令和5年度採用 芦屋鋳物師後継候補者募集!

    ~約650年前に生まれた芦屋釜 新たな歴史に名を刻む~

    告知・募集
    2022年9月14日 10:30

    福岡県芦屋町に650年前に生まれた「芦屋釜」の技術継承に向けて芦屋釜を製作する「芦屋鋳物師(あしやいもじ)」の後継者を募集します!


    北部九州を流れる遠賀川河口に位置する、人口1.3万人の福岡県芦屋町。ここでは、今から約650年前の南北朝時代頃より、鉄製の茶の湯釜「芦屋釜」がつくられました。芦屋釜は、芸術性、技術力において高い評価を得ており、国指定重要文化財の茶の湯釜9点の内、8点を芦屋釜が占めています。

    芦屋釜の製作は江戸時代初期頃に一旦途絶えますが、芦屋町では平成7年より芦屋釜の復興に取り組んでいます。その一環として、芦屋釜の製作技術をもつ「芦屋鋳物師」の養成に取り組み、次世代への技術継承に取り組んでいます。

    現在、芦屋町が養成した2名の芦屋鋳物師が、芦屋の地で活躍しています。

    今回は、芦屋鋳物師の技術継承者として、新たな歴史に名を刻む若者を全国から広く募集します。


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    【芦屋鋳物師後継候補者募集案内】

    募集職種  :任期付職員(芦屋鋳物師後継候補者)

    採用予定人数:2名

    受験資格  :平成4年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた人で、

           次のいずれかに該当する人

           専門学校・短期大学・大学等において

           美術分野に関する課程を専攻した人

           工芸分野の技術職として実務経験のある人

    勤務時間  :午前8時30分~午後5時15分(休憩60分)

    勤務形態  :週5日 ※土・日・祝日勤務有り

    勤務場所  :芦屋釜の里(福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿1558番地3)ほか

           ※技術指導場所が町内の芦屋鋳物師工房内となる場合もあります。

    休暇    :年次有給休暇、特別休暇(夏期、出産、育児、子の看護、慶弔等)、

           病気休暇 等

    保険等   :福岡県市町村職員共済組合に加入します



    ■芦屋釜の文化と歴史

    芦屋釜とは、南北朝時代頃(14世紀半ば頃)から筑前国芦屋津(ちくぜんのくにあしやつ)(現在の福岡県遠賀郡芦屋町)で造られた鉄製の茶の湯釜です。「真形(しんなり)」とよばれる端正な形と、胴部に表される優美な文様が特徴です。

    室町時代には、有力大名大内氏を通じて時の将軍足利氏にも献上されるなど、京の貴人達の間で大変な人気を博しました。しかし、室町時代末期頃になると、芦屋釜の製作は次第に衰退し、江戸時代初期頃にはその製作は一旦途絶えてしまいます。

    それからおよそ400年。平成元年の「ふるさと創生事業」を契機として、芦屋町では芦屋釜の復興を行うことが決定しました。

    平成7年には、芦屋釜の里を開館。施設内の芦屋釜復興工房では、芦屋釜の調査・研究に基づく復元製作と、鋳物師の養成を進めました。

    現在では、2名の鋳物師が独立し、現代の芦屋釜を製作しています。


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    ■鋳物師とは

    鋳物師(いもじ)とは、金属を溶かして型に流し込み製品を造る職人のことです。芦屋で活動した鋳物師のことを「芦屋鋳物師(あしやいもじ)」とよびます。室町時代を中心に活躍した彼らは、鉄製の茶の湯釜や香炉、銅製の梵鐘や銅像などを造りました。

    約400年の時を経てよみがえった芦屋釜。現代の芦屋鋳物師達が、高い技量を誇った先人の心意気を受け継ぎ、製作を続けています。


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    ■芦屋釜の里について

    芦屋釜の里は、江戸時代初期頃に途絶えた芦屋釜の復興に取り組む施設です。

    長屋門をくぐり抜けると、季節の花と緑あふれる3,000坪の日本庭園の美しい眺めが広がっています。

    施設内には、芦屋釜等の作品を展示した「芦屋釜資料館」、鋳物師が作業を行う「芦屋釜復興工房」、いつでも抹茶を楽しむことができる「立礼席」、大小の茶室などが点在しています。


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    ・芦屋釜の里の概要

    場所   : 〒807-0141 福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿1558-3

    開館時間 : 午前9時00分~午後5時00分(入館・呈茶は午後4時40分まで)

    休館日  : 毎週月曜日(祝日にあたる場合はその翌平日)、年末年始

    入館料  : 中学生以上 200円(15人以上の団体 100円)

          小学生 100円(15人以上の団体 50円)

          未就学児 無料

    TEL   : 093-223-5881

    HP    : https://www.town.ashiya.lg.jp/site/ashiyagama/

    Instagram: https://www.instagram.com/ashiyagama_no_sato/



    ・芦屋鋳物師の紹介

    芦屋町で活躍する、2人の鋳物師に関する記事はこちらからご覧ください。

    ■八木 孝弘氏に関する記事

    https://www.town.ashiya.lg.jp/site/ashiyagama/6951.html

    https://yatsukichukin.com/koubou/

    https://pipit-onga.jp/2018/11/19pipit1031.html

    https://coco-iro.jp/?p=9000


    ■樋口 陽介氏に関する記事

    https://www.town.ashiya.lg.jp/site/ashiyagama/6951.html

    https://www.town.ashiya.lg.jp/uploaded/attachment/10352.pdf

    https://www.athome-tobira.jp/story/035-higuchi-yosuke.html

    https://www.sankei.com/article/20210210-VCOWGEVSRVLJDELEEXUHH7CYF4/

    https://www.kissport.or.jp/hureai/2010/

    https://fukuoka-yokamon.com/cities/ashiyamachi/ashiyagama

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