アーティストの“タニマチ”になりませんか?現代アートアーティ...

アーティストの“タニマチ”になりませんか? 現代アートアーティスト支援のプロジェクトをCAMPFIREで開始

アーティスト支援のプラットフォーム「TANIMACHI」作成に向け クラウドファンディングを実施

データサイエンスと現代アートギャラリー事業がコア事業のNroom labo株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:前原 のりこ)は、Art-tech事業の一環として、2022年8月24日よりクラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREにて、現代アートアーティスト支援のプロジェクト“粋な「タニマチ」のように現代アーティストを応援するコミュニティを作りたい!”を開始いたしました。本プロジェクトは、9月25日まで実施します。

TANIMACHI


▼CAMPFIREクラウドファンディングページ

https://camp-fire.jp/projects/view/617033



大阪谷町の相撲好きの医者が、力士の治療代を取らなかったところ始まった「タニマチ」。いわゆる「ひいき筋」や「後援者」ですが、現在でも歌舞伎や宝塚などの日本の芸能文化活動に、タニマチの存在は欠かせません。


じつは絵画などのアーティストにも、タニマチが必要です。

彼らは定期的に個展やグループ展を開く必要がありますが、アートだけで生計を立てられるのは一握りの人たちで、多くのアーティストは制作と作品の展示・発表を続けるために別の収入源が必要です。40歳でそこそこ名前が知られるようになっても、アートだけで生計を立てるのは難しいこともしばしばです。中には素晴らしい才能があってもアーティスト活動の継続が困難になり筆を折ることも。そんな現実を見るにつけ、現代アートギャラリーのオーナーとして残念に感じていました。


近年、新型コロナウイルスの感染拡大によって社会は変化しました。世の中のDX化・IT化が進みあらゆるビジネス領域で、これまでリアル世界で行ってきたことが、アプリやプラットフォームを使って、オンライン上でもできるようになりました。またAIやVR/AR等の先端技術活用も盛んです。


ギャラリーやアーティストはコロナ禍ではイベントの自粛により展示の開催が難しくなった時期があり、徐々にギャラリーが運営するアート作品のECショップも増えてきました。しかし、アートは元来手作りの一点ものが基本のアナログな領域です。他のビジネス領域と比べアート側からの内発的なテクノロジー活用の流れは緩やかで、さらに先端技術については導入が進みづらい分野でもあります。


本来のアートの精神と本質を保ちつつ、テクノロジーを活用してタニマチを募りたい。そこでアート側からの内発的な試みとして、アーティストたちと一緒にアーティスト支援のプラットフォーム「TANIMACHI」を皮切りとして、メタバースやVR/AR等の先端技術の活用を進めることにしました。



●作品購入だけではなくアーティストの支援へ

日本はアート市場が小さく現代アート作品購入への世の中の関心も低いため、過去のギャラリー運営では主にヨーロッパで作品を販売していました。欧州では富裕層が無名の現代アーティストのスポンサーになり、一般の方もインテリアとして、また大切な人へのプレゼントとして、日常的にまだ価格も安価な無名アーティストの作品を購入する習慣があります。どちらも日本ではあまり見かけない心温まる光景です。しかし日本では富裕層が物故作家や有名作家の高額作品を投資対象として買うことはあっても、今生きているこれからのアーティストを人として支援する気運は乏しいように感じていました。



当時のギャラリーは東京郊外の奥まった住宅地にあり、日々アートを愛好する人たちが集まってくる隠れ家のような場所でした。アーティストと顧客を交えて、夜な夜なアート談義をすることもしばしば。その精神を引き継いで「TANIMACHI」もアーティストと触れあえる支援型のサロンのような場にしたいと思っています。リアルとオンラインのハイブリットで「ヒト」が集れる空間を創造していきたいと考えています。



【「TANIMACHI」でできること】

・プラットフォーム上での支援者とアーティストの出会い

・アーティストとのWeb座談会

・動画での制作風景の紹介

・リアルスペースでのイベント

・アーティストの個展開催の際などの画材代の支援(1,000円位からの小口で)

・アート作品の購入

・アーティストが作成したインテリア小物の購入 etc.


「TANIMACHI」の後続プランとして構想中:

・個々人で楽しめるARプライベート展示空間

・作品を観る人達が集って会話ができるメタバース展示スペース

・リアル作品とデジタルハイブリッドでのNFT活用



芸術作品との出会いが人生を変えることもありますが、アーティストとの出会いが人生を彩ることも少なくありません。ストイックに「美」を追い求める姿に、何度も励まされてきましたし、きっと「TANIMACHI」の参加者も勇気をもらえはずです。お気に入りのアーティストを見つけて、中長期的に育て応援して欲しいです。


当ギャラリーが注目しているアーティストの一人であるリナさんは、中国から日本に留学してきている美大生です。彼女は「美大卒業後もアーティスト活動を続けていくには、経済的な問題をどうしたらいいのか……」と顔を曇らせるときがあります。

中国の伝統的な水墨画を学びながらも「もっと自由に描きたい」と来日。日本画の伝統的な画材「岩絵具」に魅了され、ひたすら筆を握る彼女の素晴らしい作品を、これからもずっと見れるのだろうかと考えると、切ない気持ちになるのです。

リナ 制作風景

「アトリエ」リナ 岩絵具 絹本 57x51cm 2021


●アート側のプラットフォームビジネス

アプリやマッチングプラットフォーム開発には、通常1,000万円前後ほどかかります。ITやビジネス領域では、起業して間もない企業に資金を出資するエンジェル投資は大ブームですので、当初は投資家を募ろうと思いました。


ただ、今のところ現代アートを理解してくれて一緒にアーティストを育てていけそうな投資家の方には出会えていません。芸術と投資のバランスは難しいのでしょう。そこで現在はクラウドファンディングで資金を集めています。


代表 前原自身、ギャラリーの運営者であるとともに、データサイエンティストとしてIT業界にも身を置いており、たまたま芸術とITの両方を仕事にしているため、両業界の若者の格差を目の当たりにします。才能がITに傾いていれば、企画を通して数1,000万円、数億円の莫大なお金すら集められる人もいるのに、芸術だとかなりの才能を持っていても日々の数1,000円の画材購入も負担になってしまうのです。


他方で、昨年からのNFTによってデジタルアートが活況を呈し、アートが注目されるきっかけのひとつとなったのは喜ばしいことです。しかしアーティストが買って欲しいのは、デジタルというよりやはり本来の手作り一点ものの作品です。NFTのマーケットプレイスの発案はIT業界やビジネス側からになることが多く、アート業界側が自らアートのプラットフォームビジネスをやるケースは少ないようです。


「TANIMACHI」はアーティストとギャラリーが一緒になって、アート側から発信するプラットフォームビジネスです。現在まだ無名のアーティストとそんなアーティストを支援してくださる支援家の方が繋がれるオンライン上でのマッチングサイトの準備を進めています。

プラットフォームを通じてタニマチになる。作品だけではなく、アーティストを通して芸術に関わっていく。そんな新しいムーブメントの始動にご支援いただきたく、クラウドファンディングプロジェクトを実施中です。



■クラウドファンディング参加方法

クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」よりお申込みください。

https://camp-fire.jp/projects/view/617033



■クラウドファンディング達成後の流れ

2023年1月頃 α版リリース予定

2023年4月頃 β版リリース

NFTやVR/AR等の先端技術の活用や機能追加・改修も随時行っていきたいと思います。



【会社概要】

Nroom labo株式会社

代表者   : 代表取締役 前原 のりこ

所在地   : 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング1F

設立    : 2019年10月

事業内容  : ・データ分析サービス及びデータ活用に関するコンサルティング

        ・人工知能の研究開発および産業活用支援

        ・芸術×AIに関する企画及びアーティスト支援、

         現代アートギャラリー運営

主要取引銀行: 三菱UFJ銀行

URL     : https://www.nroom-labo.com/


Nroom artspace

現代アートギャラリー:埼玉県新座市東北2-31-13 ミュージション志木705


Nroom artspace:現代アートギャラリー過去の活動記録

http://www.nroom-artspace.com/



*クラウドファンディングの期間中、掲載作品の一部を新座の画廊でも展示予定です。

(開廊日は土日中心。クラウドファンディングサイト、当社Website等で告知します。平日は予約制となります。詳しくはお問合せください)

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報