【ダイキン】「コロナ禍における家電製品の使用実態と意識変化の...

【ダイキン】「コロナ禍における家電製品の使用実態と意識変化の調査」を実施

エアコンの使用時間・重要度が最も増した一方で、3人に1人が過去にエアコンが使えないつらい夏を経験

ダイキン工業株式会社は、夏本番を迎える前に「エアコンの試運転」をお勧めする「スイッチオン!キャンペーン」を今年も実施しています。毎年、本格的にエアコンを使い始める7月頃に修理や買い替えのご依頼が集中し、長期間お待ちいただく場合もあることから、5月~6月前半の試運転をご提案するものです。不具合を早期に発見・対処し、お客様に安心して夏を迎えていただくための本キャンペーンは、業界に先駆けて2016年にスタートし、今年で7回目となります。

コロナ禍による在宅時間の増加を背景に、室内での健康的な暮らしにおけるエアコンの必要性はさらに高まっています。こうした中、環境省は今年、「熱中症対策行動計画」を改定し、65歳以上の高齢者を対象に室内における熱中症発生リスクへの備え等を啓発する中で、エアコンの使用を強く推奨しています。そこで当社は、夏の始まりにあたる立夏(5月5日)の「エアコンの日」を前に、全国の20代~50代の男女600人を対象に「コロナ禍における家電製品の使用実態と意識変化の調査」を実施し、家庭におけるエアコンに対する関心度合いの変化や、65歳以上の高齢家族がいる家庭でのエアコンの使用状況、試運転の実施状況を探りました。

調査の結果、増加した在宅時間を過ごすのに役立つ様々な家電の中で、最も使用時間が増し、重要度が上昇したのはエアコンだったことが明らかになりました。また、重要度が増した家電の上位に空気清浄機も挙げられ、多くの家庭で、健康的に暮らすための空気環境づくりへの意識が高まったことが伺えます。その一方で、夏本番にエアコンを安心して使えることを確認するための「試運転」の実施率は、熱中症リスクの高い高齢者がいる家庭でも半数に満たない結果となりました。また、3人に1人が夏場にエアコンが使えず、つらい経験をしていたことも明らかになりました。今回の調査では、家庭内での健康的な暮らしにおけるエアコンの重要度が大きく高まる中、高齢者をはじめ、人々の熱中症リスクを抑えるために重要なエアコン試運転のさらなる普及の必要性が浮き彫りとなりました。

引き続き在宅時間が長く、また全国的な猛暑が予想されるこの夏、エアコンが使えず熱中症の不安を抱えて不快な日々を過ごすことなく快適に暮らしていただけるよう、試運転の方法を改めてご紹介します。ぜひお役立てください。また、当社ではエアコンの負荷を軽減して無駄な消費電力を抑える工夫もご紹介しています。以下についてもぜひご参照ください。
【WEBコンテンツ】エアコン節電情報 夏の冷房 
https://www.daikin.co.jp/air/life/electricitysaving#summer
【ニュースレター】「エアコンの健康寿命に関する意識調査」で試運転の重要性を再確認
https://www.daikin.co.jp/press/2022/20220408
【ニュースレター】「エアコンと地球環境に関する意識調査」を実施
https://www.daikin.co.jp/press/2021/20210604

コロナ禍で増加した在宅時間を過ごすのに役立つ様々な家電の中で、使用時間や使用頻度、重要度が最も増したのは「エアコン」

コロナ禍により、多くの家庭で在宅時間が増加しました。本調査では、在宅時間の増加が及ぼす家庭内での様々な家電の位置付けの変化を調査しました。自宅で過ごすのに役立つ主な家電を対象に、「使用時間や使用頻度が増えた家電」「上手な使い方などへの関心度が増した家電」「暮らしにおける価値(重要度)が上がった家電」の3項目で選んでもらったところ、すべての項目でエアコンが1位となりました。室内の温度や湿度を調整することによる快適性向上や在宅勤務の業務効率向上への意識が高まったことが伺えます。また、上位には空気清浄機も挙げられ、健康的に暮らすための空気環境づくりへの意識が高まったことが反映される結果となりました。

エアコンの重要度が上昇した一方で、高齢者の部屋のエアコンの多くが試運転されておらず、高齢者自身もエアコンの使用を控えてしまう実態が浮き彫りに

熱中症による死亡数は多い年で1000人を超え、約8割が65歳以上の高齢者と言われています。また、屋内で熱中症により亡くなった方の9割がエアコンを使用していなかったという調査結果もあります(※1)。そこで、65歳以上の高齢家族がいるご家庭を対象に、そのご家族の部屋にあるエアコンの試運転の実施または実施の声掛けをしているかを確認しました。その結果、夏を迎える前に毎年試運転をしたり試運転をするように声を掛けたりしている割合は、同居している場合で26.1%、別居している場合では16.2%にとどまり、高齢者の部屋のエアコンの多くが試運転されていない傾向にあることが分かりました。万一の不具合の可能性も考え、ご家族が一緒に試運転を行ったり、試運転をするよう促したりしていただきたい結果となりました。
また、高齢家族の夏場のエアコン使用状況を伺うと、40.8%が夏場のエアコンの使用を控える傾向があることも分かりました。高齢者は、加齢により暑さを感じにくくなると言われており、気付かないうちに重篤な熱中症になってしまう可能性もあります。エアコンを適切に使うことを高齢者に呼び掛けることの必要性も浮き彫りとなる結果となりました。
※1:東京都監察医務院「令和2年夏の熱中症死亡者の状況」
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kansatsu/oshirase/R02-heatstroke-sokuhou.html

3人に1人が夏場の就寝中などでエアコンが使えないつらさを経験 夏本番の熱帯夜に備えるためにもエアコンの試運転がおすすめ

2022年4月に当社が実施した「エアコンの健康寿命に関する意識調査」(※2)では、これまでにエアコンの試運転をしたことがある人の割合は41.2%となり、半数以上が試運転を実施していないことが明らかになりました。これを受けて、今回の調査では、エアコンが使えなかったことによるつらかった経験について伺いました。調査の結果、夏場にエアコンが使えなくてつらい経験をしたことがある人は36.0%で、3人に1人にのぼることが明らかになりました。具体的な場面も尋ねたところ、最も多かったのは「就寝中」(62.5%)で、次いで、「食事中」(31.9%)、「帰宅直後」(30.1%)という結果となりました。熱帯夜、エアコンが無い、またはエアコンが使えない状態では室内が高温になるケースがあります。こうした環境では、熱中症を発症する可能性が高まると言われています。また、寝苦しさで目が覚めてしまい、ぐっすり眠れず体調を崩す一因にもなります。快適な睡眠のためにも、6月前半までにはエアコンの試運転を実施して、夏本番にエアコンを安心して使える状態か、確認いただくことをお勧めします。
なお、参考までに、夏場にエアコンが使えない場合の対処法を伺ったところ、上位は「扇風機でしのぐ」(71.2%)、「窓を開ける、換気扇を使う」(46.2%)、「冷たい飲み物や食べ物を口にする」(42.2%)という結果となりました。
※2:【ニュースレター】「エアコンの健康寿命に関する意識調査」で試運転の重要性を再確認
https://www.daikin.co.jp/press/2022/20220408
<調査概要>
・調査名:本格的な夏を前にしたエアコン緊急アンケート (調査期間:2022年4月13日~4月14日)
・調査対象:エアコンを所有し65歳以上の家族がいる20代~50代の男女600人
・有効回答数:600サンプル

熱帯夜のエアコンの上手な使い方

熱帯夜を快適に過ごすには、室内の温度だけでなく、湿度のコントロールも大切です。エアコンで上手に温度と湿度を調整しましょう。設定温度を28℃程度に、湿度を50~60%に設定(※3)したエアコンの運転や、28℃程度に設定したエアコンと除湿機の併用で、室温を冷やし過ぎることなく湿度を下げるのがおすすめです。湿度が20%変わると体感温度は約4℃変わると言われ、室内を冷やしすぎなくても涼しく感じます。こうすることで入眠直後の汗をしっかり乾かすことができるため、眠りやすい環境になります。なお、湿度を下げる工夫は、日中の熱中症対策にも効果的です。
※3:エアコンの機種によっては温度と湿度を同時に設定ができない場合もあります。

エアコン試運転の手順・チェックポイント

なぜ最低温度で10分間運転するの?

万が一エアコンに異常があった場合、検知するまでに約10分間の冷房運転が必要です。
また、エアコンは室温が設定温度に到達すると室内を冷やす動作を停止するため、最低温度に設定しておくことで、室温が設定温度に早期に到達することを防ぎます。

試運転前に確認しておきましょう!

機種によって最低温度は機種によって異なります。
電源プラグはコンセントに差し込まれていますか?
リモコンの電池は切れていませんか?

ランプが点滅した場合!

異常停止している可能性があります。リモコンでエラーコードをご確認いただき、お買い上げの販売店またはお客様相談窓口にご連絡下さい。
【エラーコード確認サイト】 https://www.daikincc.com/errorcode/
【お客様相談窓口】 https://www.daikincc.com/

なぜ30分程度運転するの?

エアコンは冷房運転時、室内機の中にある熱交換器が冷やされて結露水が発生します。発生した結露水はドレン配管とよばれるホースで屋外に排水されます。試運転では30分程度の運転で結露水を十分に発生させ、水漏れしないか確認する必要があります。屋外のドレン配管から水が出てくるところまで確認できれば安心です。

タイマー機能を有効活用しましょう!

「30分も待っていられない」という場合には、切タイマーを有効活用してください。その場を離れる場合は、万が一の水漏れに備え、エアコンの下には物を置かないようにしましょう。

異臭、異音がした場合は!

ニオイや音の種類のより、様々な要因が考えられます。AI故障診断サイトから、ニオイや音の種類にあわせた原因をご紹介しておりますのでご確認ください。
【AI故障診断】 https://www.daikincc.com/AI_chatbot/

フィルターや熱交換器の汚れ、振動もチェック!

フィルターや熱交換器の汚れが過多となっている場合、嫌なニオイの原因になることがあります。また、振動が原因で異音に至るケースもあります。ぜひチェックをお願いします。

詳しい情報や試運転方法は、「エアコンスイッチオン!キャンペーン」WEBページで公開中!
https://www.daikincc.com/campaign/switch-on/
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