2022年3月16日福島県沖の地震に関するアンケートを実施

株式会社サーベイリサーチセンターは、2022年3月16日福島県沖地震について、宮城県・福島県および東京都の各500名に対するアンケートを実施しました。

調査結果のレポートと集計結果を当社ホームページにて公表しています。


https://www.surece.co.jp/research/


同レポートでは、当社が1年前に実施した2021年2月13日福島県沖地震との比較を含む内容となっています。


■トピック1 停電などに対して備えが役立ったもの・不足して困ったもの

ガス・電気・水道の停止時に、備えがあって役立ったものと不足して困ったものには相互性があり、災害に伴ってライフラインが停止すると直ちに困るものとして、照明・水(飲み水・トイレ用など生活水)・情報ツール(スマホ・ラジオ)・防寒・暖房などへの対策の必要性が実感されています。


図1 備えが役立ったもの

図2 不足して困ったもの


■トピック2 地震に対するリスク認知・津波の想起・避難行動など

(宮城県・福島県の調査結果)

地震発生時にいた場所にどのような危険があったか、との質問を行ったところ、回答者の半数近くはなんらかの危険を感じる場所におり、その場所に津波の危険性があると考えていた人は1割以上いました。

今回の地震の最中や直後に津波のことを考えたか、との質問について、津波リスク認知別※にみると、津波リスク有の人の8割近くが、「津波が来るかもしれないと思った」と回答しており、津波リスク無の人と比べて20ポイント以上高くなっています。一方で、津波リスク有の人でも、津波は来ないと思った(考えなかった)と回答した人が2割以上いました。

※津波リスク認知別:地震発生時にいた場所へのリスク認知で、「海岸に近く津波や高潮の危険がある」「河川や水路が近く津波や氾濫の危険がある」と回答した人を『津波リスク有』、それ以外の人を『津波リスク無』と分類


(宮城県・福島県の調査結果)


図3 地震時にいた場所のリスク

図4 津波の想起


さらに、実際の避難行動の有無については、「自宅など、そのときにいた場所にそのままいた」との回答が約9割を占めています。これを、地震発生時にいた場所のリスク認知別※、及び津波リスク認知別にみると、津波リスク有のケースでも「自宅など、そのときにいた場所にそのままいた」との回答が86.7%、指定避難所など、親戚や知人の家、マイカーなどへの避難を行った人は1割強という結果でした。

※リスク認知別:リスク認知別:地震発生時にいた場所へのリスク認知で、「上記のような危険は少ない地域だと思う」と回答した人を『リスク無』、それ以外の人を『リスク有』と分類


(宮城県・福島県の調査結果)


図5 避難の有無や場所


■トピック3 災害への備え

自宅で、災害への備えとして行っていたことは、「食料・飲料などの備蓄」が50.3%と最も多く、以下「車のガソリンなどのこまめな給油」39.5%、「携帯ラジオ・懐中電灯などの用意」36.2%、「地震保険への加入」35.7%、「非常持ち出し品の用意」30.0%、「家具が倒れないようにする固定する」28.4%、「ハザードマップなどで自宅や地域の危険を確認する」27.2%などが上位でした。


(宮城県・福島県の調査結果)


図6 実施していた備え

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