社会福祉法人 全国社会福祉協議会障害関係団体連絡協議会

    障連協が「感染症拡大時における障害のある方の困りごと・ 解決方策の整理」の調査書を作成  本報告書を基に「令和3年度障連協セミナー」を3月29日(火)実施

     全国社会福祉協議会 障害関係団体連絡協議会(障連協)では、20の全国団体が協力し、障害当事者の視点から、障害者が地域で安全・安心な生活の実現に向けた調査研究や提言等の活動に取り組んでいます。

     この度、障連協では「感染症拡大時における障害のある方の困りごと・解決方策の整理~地域での支え合いに関する研究~」(「地域での支え合いに関する研究」委員会報告書)を作成、公開いたしました。

     新型コロナウイルスの感染拡大により、社会経済活動全体に影響が及ぶなかで、障害者の日常生活も大幅な制約を受けることとなり、平時に見られた課題がより深刻に現れ、障害への配慮が不十分であるために引き起こされた「困りごと」が随所で発生する事態となりました。

     本調査研究では、障連協の構成団体である14の障害関係団体に対するヒアリングを実施し、障害者やその家族がコロナ禍において直面した困りごとやその解決方策・好事例について収集しました。具体的には、日常生活における課題等を「暮らす」、「働く」、「活動の場」、「学びの場」、「家族への支援」、「災害発生時の対応」、「行政の施策」等の項目に分けて整理しました。

     各団体の回答から、共通する課題や障害特性による課題、地域間の状況の格差等を見出すとともに、それらの課題が地域社会のなかで十分に認識されずに、障害等に配慮した対応の不備などが生じていることが確認されました。あわせて、それらの解決方策が提示され、解決に向けた実践事例が報告されました。

     コロナ禍のなかで、すべての住民が安心、安全に地域で暮らすことができるよう、本報告書が全国各地の自治体や関係団体に共有され、これからの地域づくりの一助となることを期待しています。


    ※報告書は全社協ホームページからダウンロードいただけます。

    https://www.shakyo.or.jp/tsuite/jigyo/research/2021/220323shourenkyo/index.html


     また、本報告書を基に、3月29日(火)に「令和3年度障連協セミナー」を実施します。本セミナーでは、本研究の報告や各地の実践等について、広く当事者、支援者、関係者の皆さまと共有するとともに、コロナ禍のなかで障害者を含め、すべての住民が安心、安全に地域で暮らしていくために何が求められるのかを考えます。



    ○開催日時:令和4年3月29日(火)13:30~15:30

    ○開催方法:オンライン開催(Zoom使用)

    ○対象者 :障害関係団体連絡協議会会員団体関係者

          その他障害関係団体関係者 等

    ○参加費 :無料



    <報告書目次>

    ○はじめに

    ○I  障害者の地域生活をとりまく状況

    ○II コロナの感染拡大により障害者が直面した状況

    ○III 感染症拡大時における困りごと・解決方策・好事例

    ○(1) 感染症拡大時の障害のある方の困りごと

    ○(2) 困りごとの解決方策と取り組み事例

    【参考資料】

    ○感染症拡大時における困りごと・解決方策・好事例に関するアンケート 各団体からの回答(集約表)

    ○検討経緯

    ○委員名簿

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