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    富山県総合デザインセンター

    富山県の山と水と大地が育んだクリーンビューティアイテム 「越中富山 美のこわけ」ブランド概要発表

    企業動向
    2022年3月22日 10:45

    富山県総合デザインセンター(所在地・富山県高岡市)は、2022年2月22日に「越中富山 美のこわけ」ブランドについて発表いたしました。


    アートディレクター/グラフィックデザイナー・清水彩香、イラストレーター・agoera


    「越中富山 美のこわけ」は「越中富山お土産プロジェクト」第三弾として、富山の豊かな自然が生んだクリーンビューティ(*)アイテムを、メーカーの垣根を越えて県内の企業の製品から選りすぐったアソートセット。第一弾商品として「ぬくもる(温活セット)」と「うるおう(温活&スキンケアセット)」の2セットがあります。


    この2セットは、2022年6月頃からテスト販売を開始予定です。


    また、「越中富山 美のこわけ」ブランドでは今後、参加企業ごとの製品を詰め合わせたアソートセットの販売や、実際に企業のものづくりの場を見学することもできる、富山での自然と共生する暮らしを体験していただく「旅」の提供も予定しています。


    *クリーンビューティ

    肌に負担を強いず生産過程の明らかな原材料を使い、地球環境や労働環境に配慮した美容製品を指す言葉。今回は富山の自然素材を使い富山で製造されている製品の意で使用しています。



    「ぬくもる(温活セット)」

    内容  :ブレンドティーバッグR-002、R-005/塩炭酸タブレット/

         アロマスプレーKuromoji

    想定価格:3,300円(税込)


    【温活の楽しみ方】

    むくみを改善し、ゆったり温まってリフレッシュ。ゆるやかに身体をととのえます。

    (1)塩炭酸タブレットを溶かしたぬるめのお湯(38~40度程度)に10分程度、入浴します。

    (2)しっかり身体を拭き、さめないようにしてハーブのブレンドティーで水分補給。香りも一緒に取り込んでください。

    (3)お部屋にクロモジのアロマスプレーを2~3回プッシュ。幸せな気持ちに包まれてお休みください。



    「うるおう(温活&スキンケアセット)」

    内容  :スパイシーバスソルト/美唇シルク/トウキ葉美容オイル/

         Taromaハンド&ネイルクリームゆず/へちまローション

    想定価格:6,600円(税込)


    【全身うるおうスキンケア】

    (1)ぬるめのお湯(38~40度程度)に、約20gのバスソルトを溶かし、10~15分程度入浴します。

    (2)よく身体を拭き汗が落ち着いたら、たっぷりのへちまローションをなじませます。顔はもちろん全身にご利用ください。

    (3)美容オイルを適量手に取り、目元や口元など気になるところを中心に、顔全体になじませてください。

    (4)唇のかさつきが気になる方は、美唇シルクにへちまローションを含ませてパックしましょう。

    (5)ハンド&ネイルクリームを適量とり、指先までやさしくマッサージ。爪の生え際にもしっかり潤いを与えましょう。



    ■参加企業について

    <有限会社へちま産業>

    自社工場において無農薬でへちまの栽培から収穫まで行い、ひとつひとつ手作業で浴用品や日用品として加工。


    <五洲薬品株式会社>

    富山の自然環境で育まれた上質な水資源を活用し、入浴剤やミネラルウォーター、スキンケア製品などを製造。


    <前田薬品工業株式会社>

    医学の原点とも言われるハーブの恵みを香りや食、トリートメントなど様々な形で体感できる立山町の「ヘルジアン・ウッド」を展開。


    <株式会社プロジェクトデザイン>

    間伐から得た樹木資源を使用しエッセンシャルオイルを製造。香り作りと森林の環境保全活動も行う。


    <株式会社やぶうち商会>

    立山連峰の雪解け水を水源とする常願寺川の清水と県内で採れたはちみつを始めとした自然の恵みでシンプルな処方のコスメを製造。


    <株式会社松井機業>

    「しけ絹」と呼ばれる絹糸で作られる、絹との新しい暮らし方を提案する日常使いできる小物ブランドを展開。


    <リバーリトリート雅樂倶(※今後参加予定)>

    神通川のほとりのスモールラグジュアリーホテル。富山の素材と水を使ったオリジナルのスキンケア製品を販売。



    ■「美のこわけ」プロジェクト委員からのコメント

    廣田 尚子氏(ヒロタデザインスタジオデザインディレクター)

    「薬を始めとした多様な製品を作り続けてきた技術を、現代に求められるウェルビーイングの領域に高めて活かしている企業が何社もあるのが富山という場所の底力。歴史を大切にしながら時代に合わせて変化する柔軟性を持ち合わせた気質は、このブランドの根幹をなすものだと思います」


    梶川 貴子氏(株式会社ウェルネス・アリーナ代表取締役社長)

    「今、美容には、作り手の顔が見えるナチュラルな素材や、環境にできるだけ負荷をかけない製品作りが大切だという世界的なトレンドの流れがあります。富山には水や植物といった素晴らしい素材があり、人々がそれを当たり前のように守ってきた歴史が息づいています。このブランド作りに携わって、富山がもともと持っていた価値に世界の意識がようやく追いついてきたのだという思いを強くしています」


    大森 渚氏(株式会社オージュ・コンサルティング代表取締役)

    「オンラインでの流通が増えてきている中で、写真や映像といったビジュアルやテキストによって、より作り手の想いを伝えられるようになりました。富山には、良質な素材や綺麗な水などブランド力につながる土台が揃っており、説得力がある中でモノが売れるというのがこのプロジェクトの強みだと思います。商品ラインナップはどなたでもお使いいただける内容ですので、ギフトとして差し上げるなど、ぜひ富山の方々にも手に取っていただき県内からも積極的に情報発信していただきたいと思います」



    富山県知事と参画企業のトークセッション

    2022年2月22日、富山県総合デザインセンターにて開催されたブランド発表会より。

    左から富山県総合デザインセンター所長・桐山 登士樹、富山県知事・新田 八朗、株式会社やぶうち商会専務取締役・藪内 朋子氏、株式会社プロジェクトデザインアロマセレクトマネージャー・福井 千寿子氏。



    越中富山 美のこわけプロジェクト委員

    2022年2月22日、富山県総合デザインセンターにて開催されたブランド発表会より。

    左からアートディレクター/グラフィックデザイナー・清水 彩香氏、株式会社オージュ・コンサルティング代表取締役・大森 渚氏、ヒロタデザインスタジオデザインディレクター・廣田 尚子氏、株式会社ウェルネス・アリーナ代表取締役社長・梶川 貴子氏、富山県総合デザインセンター所長・桐山 登士樹。



    ■越中富山お土産プロジェクトとは

    富山県総合デザインセンターが中心となり、富山県のイメージアップや良質物産の認知度向上を目的として2009年にスタートしたプロジェクト。富山県ならではの伝統的習慣“おすそわけ”をコンセプトに、2011年に食べきりサイズの食のお土産商品「越中富山 幸のこわけ」を、2017年に工芸のお土産商品「越中富山 技のこわけ」を発売、富山のお土産を代表するブランドのひとつに成長している。