コロナ禍で増えた業種・減った業種は?全国ショッピングセンター...

コロナ禍で増えた業種・減った業種は? 全国ショッピングセンターの業種別ショップ数データを発表  ~出店・退店データからトレンドを分析できる クラウドサービス「SC FORCE」~

株式会社リゾーム(本社:岡山県岡山市、代表取締役:中山 博光、以下:当社)は、全国のショッピングセンター(以下SC)のHPから調査した結果を可視化し、業種別の出店・退店トレンドを分析できるクラウドサービス「SC FORCE(エスシーフォース)」をもとに、全国SCの業種別ショップ数データを発表しました。SC FORCEは2021年11月から販売を開始し、既に数社にご利用ただいています。業種分類は当社が独自に行っており、全325種に分類しています。


製品WEBサイト/ https://www.rhizome-e.com/solution/scforce.php



【ポイント】

◎サービス・アミューズメントがファッション・ファッション雑貨を抜き、ショップ数が1位になる

◎ショップ数が大きく増えている業種はサービス・アミューズメントと食品

◎2020年1月時点では飲食の伸び率がもっとも高かったが、コロナ禍の影響で伸び悩む


業種別のショップ数推移


■ショップ数1位 サービス・アミューズメント

【増えた業種】

リサイクル業種がもっとも伸び率が大きく、「JEWEL CAFE」、「買取専門 大吉」、「WAKABA」、「おたからや」などのショップが増加しています。巣ごもり生活により家で過ごす時間が増え、家の時間を有効に使うために不要なものを整理する方が多くなったというニュースをよく目にします。フリマアプリの利用が増加していますが、それ以上に物を整理するニーズが高まっていることが考えられます。


【減った業種】

クリーニング・コインランドリーがもっとも減少。クリーニングはショップ数が減少していますが、コインランドリーは増加傾向。テレワークや洗えるスーツ・ノンアイロンシャツの普及でクリーニングの利用頻度が減少。自宅まで洗濯物を集荷し、仕上がったら自宅に届けてくれる「宅配クリーニング」が人気を集めていることも減少の要因かと思われます。

コインランドリーはおしゃれで清潔感のある店舗が増えており、インターネット上で洗濯機の利用状況

確認するサービスや、洗濯終了時刻が近づくとメールなどで通知るサービスなどもあり、利便性が向上しています。


サービス・アミューズメント中業種別のショップ数推移


■ショップ数2位 ファッション・ファッション雑貨

【増えた業種】

その他ファッション雑貨には化粧品や香水の業種が含まれており、この2業種が増加しています。マスク生活による肌荒れへのスキンケア需要が高まっています。香水は自宅で使用し巣ごもり生活での気分転換や気分を上げる新たなニーズを得ています。


【減った業種】

ファッション業種はコロナ禍の前から減少していますが、特にキッズ、メンズ、レディスなどの業種が減少しています。これらはターゲットが狭い業種で、同じファッションではレディス&メンズ、ファミリーなどのターゲットが広い業種よりも減少しています。近年、性別にとらわれずに着られる「ジェンダーレス」の商品が増えいることも影響しています。2021年上半期の日経MJヒット商品番付で「ジェンダーレスファッション」が東の前頭に入っており、注目を集めています。


ファッション・ファッション雑貨中業種別のショップ数推移


■ショップ数3位 飲食

【増えた業種】

エスニック、カレーが増加しています。エスニックには焼肉の業態が含まれており、換気設備が整っていることもあり焼肉店が増加しています。カレー業種では「100時間カレー」のショップが特に増加しています。店頭での販売だけでなく、デリバリーやレトルトの通信販売など複数の経路で販売がしやすい業種はコロナ禍に対応しやすいのかもしれません。


【減った業種】

コロナ禍を期に、ビュッフェが大きく減少しています。2020年3月に厚生労働省が発表した文章で、クラスターが発生しやすい場所に「ビュッフェスタイルの会食」が入っており、ビュッフェが敬遠されている可能性があります。すべての業種が減っているわけではなく、しゃぶしゃぶの「しゃぶしゃぶ美山」、「しゃぶ葉」はショップ数を維持しています。しゃぶ葉では2021年10月に配膳ロボットを導入し、店員と客の接触を減らすなど工夫を凝らしています。


飲食中業種別のショップ数推移


コロナ禍を受けて消費者の行動や意識が変化しました。その変化に柔軟に対応できている企業は順調にショップ数を増やしています。このように、SC FORCEでは全国のショッピングセンターの出店・退店データから日本の消費の動向を把握することができます。また、地域や立地などでも絞り込みが可能で、直感的にデータを分析することができます。



<SC FORCEの主なメニュー>

◎トレンド分析

◎企業分析、ショップ分析

◎出店・退店ランキング

◎リーシングリスト作成(ショッピングセンター向け)


<製品WEBサイト>

https://www.rhizome-e.com/solution/scforce.php



【3月16日(水)オンラインセミナー開催!】

「SCの戦略づくり」と「リーシング」に変革をもたらすクラウドサービスのご紹介


お申し込みはこちらから

https://rhizome-e.lmsg.jp/v2/seminar/11607/BmkcuJHn


日程 /2022年3月16日(水)14:00~14:40

参加費/無料


<セミナー概要>

SC業界内の動向(トレンド)を見ながら、リーシング業務改革にお役立ちできるオンラインセミナーです。

「SC FORCE(エスシーフォース)」という新サービスにて、新しいリーシング業務をご提案いたします。


約2年に渡るコロナ禍により、SC業界ではリーシング業務の見直しを迫られています。

地域別、業種別、SC立地別でのショップ出退店動向やランキングなどから、リーシング業務の最適化、効率化を検討できるクラウドサービスのご紹介となります。


<主な内容>

(1)地域別、SC立地別、業種別でのテナント数推移:

  テナント数が増えている業種、減っている業種を調べます

(2)地域別出店勢いランキング:

  出店の勢いのあるテナント、注目のテナントを深堀します

(3)ショップ運営企業別 ブランド推移:

  リーシング交渉で比較したいショップ運営企業の動向を確認します

(4)リーシング交渉リスト作成:

  ベンチマーク、競合、ショップ親和性を元にリーシングリストを自動で作成します


<こんな方におすすめ>

■業種別、地域別のテナント動向が見えない

■ライバル企業各社のテナント動向が見えない

■戦略作りのための情報入手に時間がかかる

■リーシングリスト作成の精度・効率を上げたい など



【株式会社リゾームについて】

「今を活かし、未来を創造する」を掲げるリゾーム(岡山市、代表取締役:中山 博光)は、1991年に設立。SCとショップのための情報分析から対策まで一貫したソリューションビジネスを積極的に展開しています。具体的には、顧客分析やSC売上・賃料などの分析パッケージソフトウェアの企画・開発・販売事業を手掛けています。また、全国SC・百貨店5,500施設と約24万ショップ・ブランドを登録したショップ出退店データベース「SC GATE(エスシーゲート)」などを活用したリーシングソリューション事業や、場所・時間に制限されずデベロッパーとショップの連携を支援するSC専門のグループウェア「BOND GATE(ボンドゲート)」、戦略立案に最適な課題の可視化・共有・対策立案に最適なBIソリューションも大きな柱となっています。さらに近年、AI(深層学習)を活用した光学文字認識技術を用いたSC売上報告・確定業務自動化ツール「anyGate(エニーゲート)」やインバウンド・越境ECといった事業も展開しています。


会社名  : 株式会社リゾーム

≪本社≫    〒701-0165 岡山県岡山市北区大内田675 テレポート岡山5F

≪東京オフィス≫〒104-0042 東京都中央区入船1丁目5-11 弘報ビル4F

≪大阪オフィス≫〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島5-14-10 新大阪トヨタビル7F

代表者  : 代表取締役 中山 博光

資本金  : 5,460万円

WEBサイト: https://www.rhizome-e.com/

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報