賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2012年7月 および関西圏版 2012年7月を発表

    調査・報告
    2012年7月26日 10:30

     不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2012年7月」および「賃貸住宅市場レポート 関西圏版 2012年7月」を発表しました。

    1都3県マンション系空室率

     首都圏版では「千葉県 構造的な問題と震災の影響」および「2012年5月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。

     また関西圏版では「間取り別空室率TVIの動向」および「2012年5月期の2府1県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
     これらの分析はアットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて行われています。

    詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2012年7月」
    http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol31_residential20120726.html

         「賃貸住宅市場レポート 関西圏版 2012年7月」
    http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol3_resikansai20120726.html


    1.首都圏版の概要
    (1) 千葉県 構造的な問題と震災の影響
     人口が減少傾向にある千葉県においても、人口、世帯数共に増加傾向にある市区もあり、千葉県内で二極化が進んでいることがわかります。現在のところ、ほとんどの市区では世帯数の増加傾向が継続していますので、当面住宅市場は堅調に推移すると思われます。しかしながら、構造的に人口が減少している地域は、近い将来世帯数も減少に転じ、住宅市場が縮小していくことが予想されます。また、震災の影響で人口が減少傾向にある地域についても同様に、世帯数が減少に転ずる可能性があるため注意が必要です。

    (2) 2011年5月期1都3県賃貸住宅指標
     マンション系の空室率TVIは埼玉県で微増傾向となっています。また東京市部についても空室率TVIの回復が足踏み状態となっています。

    図 1都3県マンション系空室率TVIの推移:
    http://www.atpress.ne.jp/releases/28858/A_1.JPG

    <東京都全域>
    空室率TVI(ポイント):11.93
    募集期間(ヶ月)   : 3.13
    更新確率(%)    :42.60
    中途解約確率(%)  :38.73

    <東京都23区>
    空室率TVI(ポイント):11.75
    募集期間(ヶ月)   : 3.15
    更新確率(%)    :42.22
    中途解約確率(%)  :39.07

    <東京都市部>
    空室率TVI(ポイント):15.02
    募集期間(ヶ月)   : 3.02
    更新確率(%)    :44.88
    中途解約確率(%)  :36.74

    <神奈川県>
    空室率TVI(ポイント):12.54
    募集期間(ヶ月)   : 3.52
    更新確率(%)    :43.25
    中途解約確率(%)  :41.11

    <埼玉県>
    空室率TVI(ポイント):15.85
    募集期間(ヶ月)   : 3.44
    更新確率(%)    :44.48
    中途解約確率(%)  :38.52

    <千葉県>
    空室率TVI(ポイント):12.78
    募集期間(ヶ月)   : 3.34
    更新確率(%)    :45.69
    中途解約確率(%)  :39.40

    ※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。

    詳細はPDFファイルをご参照ください。
    「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2012年7月」
    http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol31_residential20120726.html


    2.関西版の概要
    (1) 間取り別空室率TVIの動向
     大阪府においてはバブル期以降、1Kの大量供給が継続しており、市場に多くの築古物件が滞留していると思われます。このため、1Kは徐々に空室率TVIが上昇をしています。また、2K、2DK、3DKに関してはバブル期以降の新規供給がほとんどなく、現在流通している物件は築古のものが多くなっています。カップル向け、家族向けの築浅物件は1DK、1LDK、2LDK、3LDKに集中しており、これらが2K、2DK、3DKの市場を吸収しています。
     京都府の賃貸住宅は主に単身者向けに提供されており、1Kと1Rの合計は各年の新築の7割以上を占めています。特にバブル期以降は1Kを中心に供給されているため1Kと1Rの空室率TVIが上昇しています。大阪と同様に2K、2DKに関しては築古物件が多いため空室率が高くなっています。
     兵庫県についても基本的な傾向は同様ですが、2000年頃までに供給が多かった2DK、3DKが、2007年以降に供給が増加した1LDK、2LDKに市場を奪われる形で空室率TVIが高くなっています。

    (2) 2011年5月期2府1県賃貸住宅指標
     大阪府、京都府、兵庫県とも空室率TVIは微減傾向です。アパート系空室率TVIは横ばい、マンション系空室率TVIは微減傾向となっています。

    図 2府1県マンション系空室率TVIの推移:
    http://www.atpress.ne.jp/releases/28858/B_2.JPG

    <大阪府>
    空室率TVI(ポイント): 8.04
    募集期間(ヶ月)   : 4.72
    更新確率(%)    :52.59
    中途解約確率(%)  :37.61

    <京都府>
    空室率TVI(ポイント):14.04
    募集期間(ヶ月)   : 5.86
    更新確率(%)    :34.64
    中途解約確率(%)  :61.20

    <兵庫県>
    空室率TVI(ポイント):12.00
    募集期間(ヶ月)   : 5.05
    更新確率(%)    :46.74
    中途解約確率(%)  :44.22

    詳細はPDFファイルをご参照ください。
    「賃貸住宅市場レポート 関西圏版 2012年7月」
    http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol3_resikansai20120726.html


    ■株式会社タスについて
     インターネットによる不動産評価、及び不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。

    会社名  : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
    所在地  : 東京都中央区八丁堀2-25-9
           トヨタ八丁堀ビル7F
    設立年月日: 2000年8月28日
    資本金  : 1億8千万円
    出資   : トヨタ自動車株式会社
           朝日航洋株式会社
           株式会社三友システムアプレイザル
           豊田通商株式会社
    Web    : http://www.tas-japan.com/

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