第16回マニフェスト大賞 優秀マニフェスト推進賞(議会部門)...

第16回マニフェスト大賞  優秀マニフェスト推進賞(議会部門)受賞! (取手市議会・取手市議会事務局) 「デモテック&音声テック」ICT・AI・住民・議会による 新しい民主主義の創造が評価

今回16回目を数える「マニフェスト大賞」において、取手市議会・取手市議会事務局が栄えある優秀マニフェスト推進賞を受賞しました。


授賞式での議場の様子


取手市議会では、議員と議会事務局が相互の厚い信頼関係により、一枚岩のチームとして数々の取り組みを行ってきました。この連名での受賞は、議員・議会事務局が一体となり議会愛を持って活動してきた、まさに取手市議会の特徴を象徴する形での受賞といえます。


また、授賞式の前日の11月11日の受賞事例研修会※では、齋藤 久代市議会議長、山野井 隆市議会議員、吉田 文彦議会事務局長・岩崎 弘宜議会事務局次長、土谷 靖孝議会事務局長補佐により、ニュース番組&お笑い調のプレゼンテーションでオンライン上を沸かせ、プレゼンテーション賞2日目(第1位)を受賞しました。(2年連続)


2年連続!取手市議会・議会事務局がマニフェスト大賞プレゼンテーションで1位に!

https://www.city.toride.ibaraki.jp/gikai/shise/shicho/shigikai/topics/211112-manifestoaward.html


プレゼンテーション写真1

プレゼンテーション写真2

プレゼンテーション写真3


■受賞メッセージ

【齋藤 久代(サイトウ ヒサヨ)議長】

第12・13回の優秀成果賞の連続受賞、そして昨年第15回のマニフェスト推進賞(議会部門)の連続受賞から今回の優秀マニフェスト推進賞受賞、本当にうれしく思います。今回は、デモテックや音声テックを議会内部だけでとどめることなく、住民参画の可能性にチャレンジしたAI音声認識システムと市民リライター。また、オンライン本会議実現に向けてオンライン模擬議会開催の経験を既存の中学生とのコラボ事業に加えて進化させた結果の受賞と受けとめています。

協力いただいた中高校生や市民、学校関係者、企業の皆さんが、取手市議と議会事務局職員による「議会愛」「チーム議会」の信頼の輪に加わった証ともとれるこのたびの受賞に感謝し、これまで以上に愛情を注いで議会愛を育んでまいります。ありがとうございました。

※デモテック(DemoTech)とは:ICTやAIの技術・テクノロジーを活用し、民主主義のアップデートを図ろうとする運動で、デモクラシーとテクノロジーをかけた造語です。


【吉田 文彦(ヨシダ フミヒコ)議会事務局長】

第16回マニフェスト大賞の優秀マニフェスト推進賞を受賞させていただき、議会事務局職員一同、大変うれしく思っております。この受賞は、官民学連携のデモテック協定、官民連携の音声テック関係者の皆様のお力、そして取手市議の皆さんが、日ごろから目線を下げて私たち職員と同じ気持ち・感覚で課題に向き合ってきた関係性があってのものと考えます。この当たり前ではない議員と職員の関係性に感謝しつつ、受賞を弾みに、取手市議会のますますの発展、さらには取手市の発展へとつなげていけるよう、努めていきたいと考えております。ありがとうございました。



マニフェスト大賞とは、マニフェスト大賞実行委員会(白井 亨委員長:小金井市議会議員)が主催する、地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の優れた活動を募集し、表彰するものです。これにより、地方創生を推進する方々に栄誉を与え、さらなる意欲向上を期するとともに、優れた取り組みが広く知られ互いに競うようにまちづくりを進める「善政競争」の輪を広げるために設けられました。


※受賞事例研修会(前年までは「プレゼン研修大会」)…第16回マニフェスト大賞優秀賞受賞者のうち、希望者が受賞した取り組みについて発表し、受賞者の先進的な取り組みを学ぶ機会として位置づけられている。また、研修参加者による投票によって第1位から第3位を決定している。

(今回は10・11日の二日間に分け、オンラインにより実施。2日目は12組が参加。第15回受賞時は、吉田議会事務局長・岩崎議会事務局次長・土谷議会事務局長補佐のトリオによるお笑い芸人ミルクボーイ風プレゼンテーションを行い第1位を受賞。第13回受賞時は、江角議会事務局長(当時)・岩崎議会事務局次長コンビによる漫才風プレゼンテーションを行い銀賞を受賞。第12回受賞時は岩崎議会事務局次長が、駅員に扮してプレゼンテーションを行い、銅賞を受賞。)


今回の受賞に関する取手市議会の取り組みは、下記のとおりとなっております。


<評価対象となった取り組みの内容>

1. タブレットで教室からも表決した中学生オンライン模擬議会

当市議会が毎年、取手市立取手第二中学校とのコラボ事業として実施している「議会を知り・未来を語る」事業。昨年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインビデオ会議システムZoomを用いて生徒との対話を進めました。クラス選抜の代表中学生市議は従前どおり議場に赴き、議長選挙から提案説明、質疑や討議を実施。表決は、議場内の中学生市議だけでなく、各教室ごとにSideBooks表決アプリを備えたタブレット端末を使用し、オンライン模擬議会を初開催。今、私たち取手市議会やデモテック協定関係者が求めている「オンライン本会議」を中学生が実現させた瞬間でもあります。


中学生市議がタブレットで表決

教室内での賛否をまとめて表決


2. AI音声認識×住民×議会による「音声テック」

音声テック協定を結んでいる株式会社アドバンスト・メディアのAI音声認識システムの技術を用いて、インターネット経由でどこからでも、システムが認識した発言録を確認・修正して初稿議事録を完成させることができます。また、同社「スクライブアシスト」による会議中継では、認識した文字をZoomなどにリアルタイムで字幕表示でき、聞き逃しや発言確認が容易にできるだけでなく、聴覚障がいがある方への一定の配慮にも繋がるものとして実施をしています。


3. 高校生等住民と共に議事録初稿作成 そして議会参加

議会を知れば議会への住民理解は向上する――これは、取手市立取手第二中学校との事業で実施するアンケート結果から明らかです。AI音声認識システムを用いて住民と共に議事録初稿を作成し、その「市民リライター」には議論への発言を求めるなど、新しい形の住民参加・協働の取り組みを進めています。

令和3年8月には、オンライン開催の議会運営委員会の議事録初稿を、市内高校生など11名の市民リライターによりリアルタイムで作成しました。参加者からは「議事録に関わり、発言することで、議会への理解も深まった」「議会の興味が湧き、政治などに関心を持つきっかけとなった」などの意見をいただき、新しい住民参加の形、新たな議会の信頼向上に繋げていく可能性が広がりました。


高校生がリライトする様子


4. 議論の見える化による審議力の向上

議論をリアルタイムで文字として見える化することにより、より正しい認識での議論が図られ、議会の審議力向上=議決・監視機関としての向上に繋がります。その議論を目にし、耳にする住民の理解向上に繋がります。


オンライン会議の字幕が右側表示され、振り返って確認可能


5. インクルーシブ社会・議会 ~障がい者雇用や議員立候補への可能性~

市民リライターとして活動し議事録特有の用字用例を習得することにより、障がい者の「就労機会の確保」につながることも期待できます。また、リアルタイムの字幕表示により「議員立候補」につながる可能性も広がり、社会を構成するすべての人が、障がいの有無などによることなく、誰もが構成員の一員として地域で当たり前に存在し、活動できる社会、議会の構築の一助となるものと期待します。



デモテック戦略に加え、官民連携の「音声テック協定」を結びAI音声認識技術を用いて充実させた取り組みを推進しました。

オンライン会議への字幕表示により、インターネット視聴者のみならず聴覚障がいがある方への議会を知る一定の配慮にもつながりました。

また、会議出席者は文字記録をリアルタイムで振り返り確認することができ、より正しい認識での議論が図られました。


市民と意見交換や中学生との対話、委員会もオンライン


デモテック戦略事業・音声テックの発展により、市民リライターからの議会参加という新しい民主主義の創造。さらに、議事録特有の用字用例を習得することにより、障がい者の「就労機会の確保」や「議員立候補」につながる可能性も広がり、障がいの有無などによることなく、社会を構成する誰もが一員として地域で当たり前に存在し、活動できる社会、議会の構築の一助となるものと確信します。

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