錠剤コーティング装置「HICOATER HV」を開発・発売! コーティング時間40%短縮、製造現場の省人化も実現

 フロイント産業株式会社(所在地:東京都新宿区西新宿6-25-13、代表:伏島 巖)は、新型錠剤コーティング装置「HICOATER HV※」を開発し、販売を開始しました。製剤機械業界においては、2020年9月にジェネリック薬の数量市場占有率が目標とされていた80%をほぼ達成したことを受け、ポスト80%として期待されている錠剤コーティング工程においては、不良錠がでないこと、より均質で高品質・高精度なコーティングを実現することはもちろん、更なる効率的生産や省人化、少量仕込みにも対応するという課題の解決が求められていました。「HICOATER HV※」はこれらの課題のすべてを高い次元で解決する錠剤コーティング装置です。

※以下「ハイコーターHV(ハイコーター ハイファイブ)」


製品外観


<製品についての特長>

(1) 高性能

 最適化した通気機構とコーティングパンの採用などにより、これまでよりも生産性の高いコーティングを実現しました。速やかなコーティングの均質化とともにコーティング時間を最大40%短縮できます。更にはコーティングパン内の汚れを大幅に減少し、洗浄のしやすさも向上しました。

 1台の装置で標準仕込量の12%まで少量生産が簡単にできるフレキシビリティを併せ持っており、生産性の向上と高品質の両立を実現しました。生産性向上設備として、中小企業経営強化税制※1に対応することも可能です※2。

※1 中小企業庁が扱っている中小企業等経営強化法に基づく支援措置のこと

※2 お客様の生産性の条件により変わります。


(2) ユーザーフレンドリー

 部品交換、スプレーガンの位置調節などの作業負荷を大幅に低減できる構造にしました。

 コーティングを行う錠剤の仕込量を変更するにはバッフルという部品の交換が必要になる場合があります。これまでは1~2時間要していた交換作業が、ハイコーターHVでは約15分間で交換可能です。部品交換においては工具も必要ありません。その結果最大87%の工数削減に繋がります。また、スプレーガンの位置調節は、タッチパネルによる遠隔自動操作にて、容易に設定可能です。


部品交換作業


(3) 省人化システム

 一般的に錠剤コーティング工程では、コーティング錠の重量を確認して終点管理することが主流です。この管理方法は従来人手で実施されてきましたが、ハイコーターHVでは、自動錠剤サンプリング機構、自動錠剤重量計測、膜厚予測による終点管理を実現しました。これにより、省人化・作業効率向上の実現だけでなく、ヒューマンエラーの防止や品質の安定・向上にも貢献します。



<ラインアップ>

 型式   :HC-HV-100

 仕込量(L):105


 型式   :HC-HV-130

 仕込量(L):230


 型式   :HC-HV-150

 仕込量(L):385


 型式   :HC-HV-170

 仕込量(L):560


 型式   :HC-HV-190

 仕込量(L):780



<仕様>

 フィルムコーティング・糖衣コーティング双方に対応可能です。



<価格>

 HC-HV-130モデル 約1億円(標準付帯装置込)~



<販売計画>

 初年度 受注2台



<展示会出展情報>

 第23回インターフェックスジャパンに出展します。

 日時      : 12月8日(水)~10日(金)10:00~17:00

 会場      : 幕張メッセ

 展示会WEBサイト: https://www.interphex.jp/ja-jp/about/ipj.html



【お客様からのお問い合わせ先】

 カスタマー事業本部 東京機械CS課

 TEL : 03-6890-0769

 Mail: 11301@freund.co.jp


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 TEL : 06-6338-6745

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