<日本初上映>コンペ長編部門ノミネート4作品を発表。2022...

<日本初上映>コンペ長編部門ノミネート4作品を発表。2022年1月全国公開『シチリアを征服したクマ王国の物語』ジャパンプレミア、山村浩二氏 初の長編『幾多の北』ワールドプレミア!

第8回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 コンペティション長編部門ノミネート 4作品
第8回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 コンペティション長編部門ノミネート 4作品
 新千歳空港国際アニメーション映画祭事務局では、2021年11月5日(金)から11月8日(月)の期間、新千歳空港ターミナルビルにて「第8回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」を開催します。この度、コンペティション長編部門ノミネート作品を公開しました。

今年度は、23の国と地域から応募された39作品(昨年比:10作品減/国・地域2増)の中から、最先端のアニメーション長編4作品がノミネートされました。
長編部門ノミネート作品は、映画祭会期中に新千歳空港シアターのみで上映されます(オンラインでの配信はありません)。国際審査員による審査を経て、短編グランプリ(賞金100万円)・長編グランプリ(賞金30万円)をはじめとした各アワードを選出します。

『シチリアを征服したクマ王国の物語』ジャパンプレミア、『幾多の北』ワールドプレミアをはじめ、ノミネート4作品全てが日本初公開。

2022年1月に全国公開されるフランス・イタリア合作アニメーション映画『シチリアを征服したクマ王国の物語』を、本長編部門で特別先行上映します。イタリアで長く読み継がれてきた児童文学の名作を原作に、故・高畑勲氏がアーティスティック・プロデューサーを務めたことで知られる『レッドタートル ある島の物語』を手がけたプリマ・リネア・プロダクションズが制作しました。
また、芸術選奨文部科学大臣賞および紫綬褒章を受章し、過去25年間の優れた世界の短編監督25人のトップ2に選出された山村浩二氏による初の長編『幾多の北』をワールドプレミア上映します。
『シチリアを征服したクマ王国の物語』(ロレンツォ・マトッティ/フランス/2019年)
『シチリアを征服したクマ王国の物語』(ロレンツォ・マトッティ/フランス/2019年)
『シチリアを征服したクマ王国の物語』(ロレンツォ・マトッティ/フランス/2019年)
とおいむかしのこと、いただきが氷でとざされた高い山に住むクマたちの王レオンスの息子トニオがハンター達によって捕えられてしまう。王は我が子を救出するべく、厳しい冬の飢えと寒さからクマ達を引き連れ、人間が住む平地を目指し山を降りていく。行く手に待ち受けるのは残忍な大公や、化け猫、人食い⻤。ゆうれいもいれば魔法使いもいる。突き進むレオンス王は戦いの末、その国の王として、クマと人間が共存する太平の世を迎えた。クマと人間の共存はやがて――。
制作プロダクションは故・⾼畑勲⽒がアーティスティック・プロデューサーを務めたことで知られる『レッドタートル ある島の物語』を⼿がけたプリマ・リネア・プロダクションズ。2022年1月14日、全国順次公開決定!

『Chicken Of The Mound』 (Xi Chen/2021年)
好奇心がとりわけ旺盛なニワトリの幼虫は、成虫にならず、洞穴にも隠れず、ロボットアーマーを着て、平地や塚を歩き回っていた。
本作は世界4大アニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭(フランス)、オタワ国際アニメーション映画祭(カナダ)のコンペティション部門にもノミネート。新鋭アーティストXi Chenが単独で制作した3DCGの注目作です。同監督の短編作品『リスの盛り上がり』も本映画祭短編部門にノミネートされており、長編・短編とも入選のダブルノミネートとなります。

『幾多の北』 (山村浩二/日本・フランス/2021年)
『幾多の北』 (山村浩二/日本・フランス/2021年)
『幾多の北』 (山村浩二/日本・フランス/2021年)
北はどこの北も淋しい 此処はどこも北なのだ これから話すのは、私が北で出会った人々の記録だ ただ記憶は断片的で、まったく要領を得ない 今はこれが徒労ではないかと焦り始めている 胸の鈍い痛みが 少しずつ形を変えては 時折世界の実存を認識させられる。
2021年、過去25年間の優れた世界の短編監督25人のトップ2に選出され、川喜多賞および紫綬褒章を受章したアニメーション作家である山村浩二氏の初の長編作品。本映画祭がワールドプレミアとなります。
山村浩二氏は今年度短編部門の国際審査員として本映画祭にお迎えし、期間中、本作『幾多の北』のメイキングトークを開催します。

『Elulu』 (Gabriel Verdugo Soto/チリ/2020年)
『Elulu』 (Gabriel Verdugo Soto/チリ/2020年)
『Elulu』 (Gabriel Verdugo Soto/チリ/2020年)
母を亡くした男が幼い頃に住んでいた家に戻ると、母は子供時代を描いた生きた絵の中で生き続けていた――超能力を持つイモムシのおかげで。そのイモムシは、彼に何かを求めているのだ。
制作期間約8年。女性キャラクターの声以外、演出、アニメーション、音楽、音響効果など全てを33歳の監督一人で担当しています。

コンペティション短編・長編部門を審査する国際審査員全6名が決定

コンペティション短編・長編部門を審査する国際審査員について、既に発表済みの5名に加えて、札幌国際芸術祭 事務局統括マネージャーの細川麻沙美 氏が長編部門の審査を担当することが決定しました。審査は、本映画祭会期中の審査を経て、各アワード作品を決定、11月8日(月)の発表を予定しています。

短編部門審査員(インターナショナル、日本、ミュージックを審査)

山村浩二 Koji Yamamura (アニメーション作家)
山村浩二 Koji Yamamura (アニメーション作家)
岩井澤 健治 Kenji Iwaisawa (アニメーション監督)
岩井澤 健治 Kenji Iwaisawa (アニメーション監督)
朱彦潼 Yantong Zhu (映画祭ディレクター)
朱彦潼 Yantong Zhu (映画祭ディレクター)

長編部門、学生コンペティション審査員

細川 麻沙美 Asami Hosokawa (札幌国際芸術祭マネージャー)
細川 麻沙美 Asami Hosokawa (札幌国際芸術祭マネージャー)
水江 未来 Mirai Mizue (アニメーション作家)
水江 未来 Mirai Mizue (アニメーション作家)
ルー・クワハタ Ru Kuwahata (アニメーション作家)
ルー・クワハタ Ru Kuwahata (アニメーション作家)

新千歳空港国際アニメーション映画祭 公式ウェブサイト

映画祭会期中は、各国際審査員による、トークプログラムや関連上映プログラムも実施致します。同プログラムを含む映画祭全プログラム詳細は10月中旬に発表を予定しています。
詳細は新千歳空港国際アニメーション映画祭 公式ウェブサイトをご覧ください。

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