群馬所縁の企業の協賛により実現  映画『からっぽ』による地域活性化の取り組み

    告知・募集
    2012年6月6日 13:00
     映画製作会社の合同会社ガフ(本社:東京都板橋区)は、劇場用長編映画『からっぽ』( http://karappo.me/ )を制作し、6月16日(土)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開することとなりましたのでお知らせ致します。 ■映画制作の新しい形  映画『からっぽ』は、群馬県桐生市出身の監督が、同市を舞台にオール群馬ロケにて撮影、さらに群馬県出身のキャストが多く出演しており、まさにオール群馬で望む「地域発」の映画となります。現在の群馬県桐生市は、シャッター通りも多く、若者の地域離れや、産業・商業の縮小など、地方衰退の進む地域であり、その桐生市に対し、映画監督・草野翔吾の、“映画”を地域活性化のために役立てたいという想いから本企画は始まりました。  桐生市出身企業である株式会社ホットランド(本社:宮城県石巻市、代表取締役:佐瀬 守男)を始め、株式会社コシダカ、桐生ガス株式会社の3社にご賛同頂き、会社の地域還元事業の一環として、協賛応援を頂くこととなりました。一般的な映画製作とは異なり、地域と映画が一体になって進む新しい形のプロジェクトとなります。 ■企画の経緯  本作の監督・草野翔吾は、1984年群馬県桐生市生まれの27歳(撮影当時)。県立桐生高校から早稲田大学に入学。在学中から映画制作に取り組み、NHK-BSの特番ドラマで監督を務めるほか、2009年には期待の学生監督として、大杉漣さんや麿赤兒さん出演の映画『Mogera Wogura(モゲラ・ウォグラ)』の監督を務めるなどの実績をあげてきました。  大学卒業後も、映画監督の道を志し、映像制作や企画開発を続ける中で、帰省した際に活気を失いつつある桐生の町や商店街の寂しさを感じ、地元を舞台とした映画を作ることで活力を与えたいと思うようになりました。  ふるさと群馬県桐生市は「西の西陣、東の桐生」と言われるほど、元来、織物(桐生織)など物作りで栄えた地域であり、改めて地元を顧みてみると、「学生時代に感じることのなかった織物などのものづくりの精神や作り手の魅力」といった新しい発見があったといいます。  桐生の人々の物作りに対する姿勢や、郷土愛を知り、「地元を舞台にするだけでなく、地元の人たちと一緒に長編映画をつくりたい!どうせなら映画をつくる過程で街を盛り上げたい!」という構想が生まれ本企画はスタートしました。 ■企業の地域貢献という、映画の新たな資金構造 提供:株式会社ホットランド 協賛:株式会社コシダカ、桐生ガス株式会社  本作のメインスポンサーは、群馬県桐生市出身の企業であり、日本一のたこ焼きチェーン「築地銀だこ」などの“和風ファーストフードチェーン”を国内外で展開する株式会社ホットランドが務めます。  そのきっかけは、企画発案者・草野翔吾が、佐瀬社長に向けて「地ビールのように、地元で親しまれる映画を作りたい」という想いを記した手紙を出したことに始まり、話し合いを進めていくなかで、草野の“桐生活性化への想い”と、ホットランドの“地元への恩返しをしたい”という想いが、本企画の上で一致し、実現に至りました。  現在、日本で商業映画を製作する際に、一般的とされているビジネススキームとしては、「製作委員会方式」が挙げられます。これは大手映画会社やテレビ局など主導権を持つ幹事会社が複数の会社に対し出資を募り、リスクを分散する一方、利益が出た場合はこれを出資比率に準じて分配する、といった仕組みとなります。  一方、本企画のように、一般企業が地域還元事業として、映画の制作費を全て「協賛」という形で拠出するというのは、稀な事例であり、今後の「地域活性化」と「映画制作」の両分野における繋がりの面でも、先駆的役割を果たせるのではないかと考えます。  また、カラオケチェーン「まねきねこ」等を展開する株式会社コシダカ(本社:群馬県前橋市、代表取締役社長:腰高 博)、さらには桐生ガス株式会社(本社:群馬県桐生市、取締役社長:塚越 紀隆)の協賛を取り付け、3社による全面的なバックアップのもと、本作は完成致しました。 ■地域活性化に向けた取り組みと、地域組織との連携  本企画において、地域を盛り上げるためにまず必要と考えたことが、地域との交流・繋がりを作ることでした。そのために、まず映画の制作を通して地域の方々との交流を図れるよう、撮影前よりスタッフルーム併設のカフェ「avant-title」を開業。そこでは、子供たちを招いての「映画ワークショップ」や、桐生に縁のある作家の作品を販売した「せん えん てん(1,000円均一ショップ)」など、商業映画としては異色の取り組みが行われました。  「avant-title」を運営する中で芽生えた草野の想いとして、「桐生には、個々に活動していて、まだ世に知られていないが、ものづくりの精神溢れる作家がたくさんいて、彼らの作品を映画内で扱うことで、本作が作家の見本市として全国に広まるとともに、桐生のものづくりを発信していきたい」というものがあり、衣装やアクセサリーなど、多くの地元作家の作品が劇中でも使用されています。  こうした取り組みにより、単に風景や観光スポットを全国にアピールするだけのご当地映画に終わるのではなく、多分野における作家の作品がひとつの映画に凝縮された“ものづくりの桐生”の象徴となり、映画に携わった作家の方々が誇りを持てる作品づくりを目指しました。  また、本作においては、撮影の準備段階から、実際の撮影、さらには上映に至るまで、桐生市、桐生市商工会議所、NPO桐生地域情報ネットワーク、桐生市ボランティア協議会、地元エキストラ、有志のボランティアスタッフなど、多数の方々にご支援、ご協力頂いております。 【映画『からっぽ』の概要】 <作品内容> 「誰も《僕》を見ていないのならば、《僕》は存在していないも同然なのではないか?」 本作『からっぽ』は、自らの存在の不安定さから、「テレポート」という特殊能力を持ってしまった少年の物語。 <作品情報> タイトル  :からっぽ 出演    :清水尚弥 平愛梨 / 三浦誠己 山本浩司 /        向清太朗 伊藤毅 橘実里 岡田浩暉 /大杉漣 品川徹 宮下順子 監督    :草野翔吾 時間    :118分 公開    :2012年6月16日(土) ヒューマントラストシネマ渋谷 コピーライト:(C) GAF LLC 後援    :桐生市商工会議所        NPO桐生地域情報ネットワーク        桐生市ボランティア協議会 協力    :桐生市 提供    :株式会社ホットランド 協賛    :株式会社コシダカ、桐生ガス株式会社 <公式サイト> http://karappo.me/ <公開スケジュール> ・【済み】4月30日(祝・月) 桐生プレミア上映会:桐生市市民文化会館シルクホール (結果:2回の上映で約2,000人を動員) ・5月19日(土)~6月1日(金) 群馬先行ロードショー:ユナイテッド・シネマ前橋、イオンシネマ太田 ・6月16日(土)~6月29日(金) 東京公開:ヒューマントラストシネマ渋谷(レイトショー) <映画祭出品情報> ・3月26日(月)、27日(火) 第4回沖縄国際映画祭 / パノラマスクリーニング部門(沖縄県) ・5月25日(金) 第2回ID FEST / Emerging Talent部門(UK/Derby) ■会社概要 所在地 :〒175-0093 東京都板橋区赤塚新町三丁目12番20号C3 会社名 :合同会社ガフ(GAF LLC) 事業内容:1.映画、音楽、テレビ、ゲームソフトの企画及び製作、配給、販売      2.著作権、出版権、特許権、商標権等の知的財産権の保有、管理      3.前各号に付帯する一切の業務
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