【岡山理科大学】総務省のポータルサイトで「鹿ソニック」「バードソニック」など紹介

    調査・報告
    2026年1月13日 13:15
    関西国際空港の滑走路わきにバードソニックを設置する辻特担教授(右)=2025年6月3日
    関西国際空港の滑走路わきにバードソニックを設置する辻特担教授(右)=2025年6月3日

     総務省のホームページに1月9日、「高周波を活用した鳥獣害被害低減システム」が掲載されました。中国総合通信局の中国地域DXポータルサイトで「大学・高専の地域課題解決事例・地域連携の取組」として、鹿ソニック、バードソニックなどの概要や今後の展望などに加え、岡山理科大学研究・社会連携機構の辻維周特担教授の考察が紹介されています。

     このシステムは山梨県の自動車部品メーカー「T.M.WORKS」が開発し、辻特担教授が効果検証に取り組んでいます。これまで、航空機のバードストライク低減用にバードソニックが関西国際、大阪国際(伊丹)、中部国際など国内9空港に、また鹿ソニックが各地の鉄道沿線、高速道路パトロールカーはじめ、クマ用として富山県南砺市などに設置されています。

     辻特担教授の考察は2025年5月、バードソニック計18基を設置した大阪国際空港の効果検証結果についてのもので、「鳥の種類に合わせて周波数を調整してあるため、ターゲットとなる鳥以外には効果が薄い可能性もあるので、出現する鳥に合わせて複数の周波数で対応する必要も出てきている」とし、カラスによる装置被害にも言及。「バードソニックを敵とみなし、スピーカーをつついて破損させたり、ソーラーパネルに落とされたフンによって発電量が減少したりする事例」が多数発生しているなどの現状について説明したうえ、「より効果を高めるために様々な方法を考えていきたい」と結んでいます。

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