芝浦工業大学の学生が共同発案 「防災観光ふろしきプロジェクト...

芝浦工業大学の学生が共同発案  「防災観光ふろしきプロジェクト」がクラウドファンディングを開始

防災意識と墨田区への愛着を高めるため、小学生へ配布

芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田純)の学生プロジェクト団体「すみだの'巣'づくりプロジェクト」がNPO法人 燃えない壊れないまち・すみだ支援隊(以下 NPOすみだ支援隊)、地域内外のボランティアと共同発案した「防災観光ふろしき」が、クラウドファンディングを開始しました。墨田区の魅力を伝えつつ、災害から身を守る知恵を育むため、防災学習の普及を目指します。


<「防災観光ふろしきプロジェクト」クラウドファンディング ホームページ>

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1263



■ポイント

・墨田区の「すみだの夢応援助成事業」の採択事業としてクラウドファンディングを開始

・クラウドファンディングで集めた資金で、墨田区内小学生の卒業記念品に「防災観光ふろしき」を配布

・墨田区へのふるさと納税として扱われるため、寄付金控除も受けることができる


防災観光ふろしき(1)


防災観光ふろしき(2)


■「防災観光ふろしき」とは

避難経路、避難場所などが記載されている防災マップが活用されていない点に着目し、はっ水加工の布を使った風呂敷に防災マップを印刷。日常で風呂敷として使いながら非常時は避難の道しるべとなるほか、いざという時は、はっ水性を活かしてバケツにしたり、三角巾代わりにしたり等活用することができます。


日頃から防災マップを見てもらう工夫として、防災情報だけではなく、小さな博物館など墨田区らしい観光・文化資源も記載し、地域の魅力を詰め込みました。風呂敷のイラストは江戸の浮世絵師、葛飾北斎が絵手本として発行した「北斎漫画」をモチーフとしており、生活の必需品だった風呂敷を使う様子も描かれています。また、ふろしきの活用ガイドブックも同包されています。



■災害による危険度が高い墨田区と、「すみだの'巣'づくりプロジェクト」

墨田区は昔ながらの木造家屋が並び、老舗が多く残る下町風情溢れる街です。一方、一部地域は地震や水害による危険度が非常に高いことが指摘されています。


墨田区の防災に協力するため、2018年に本学の学生プロジェクト団体「すみだの'巣'づくりプロジェクト」が、NPOすみだ支援隊、地域内外のボランティアとの共同アイデアで「防災観光ふろしき」を制作しました。同団体は「防災観光ふろしき」を使った特別授業を墨田区の小学校で行うなど、積極的な活動を展開しています。


<「防災観光ふろしき」完成時の記事ホームページ>

https://www.shibaura-it.ac.jp/news/nid00000464.html



■防災を通じて「つながり」を生み出す

墨田区の課題として、高齢化に伴う住民と行政、企業、福祉間の連携不足も指摘されていました。「防災観光ふろしき」を通じ、地域の防災を担う町内会と小学校など、様々な「つながり」を生み出すのも、このプロジェクトの大きな目標です。今後は小学校だけではなく、中学生や高校生にも防災に関わるような働きかけをしていく予定となっています。


また、今回のクラウドファンディングでは、「あなたのまちの防災+αマップ制作」という返礼品も用意するなど、墨田区のみならず新たな地域の「つながり」をつくる計画も予定されています。


芝浦工業大学は、今後も社会に貢献する学生活動を応援してまいります。



■芝浦工業大学とは

工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科

https://www.shibaura-it.ac.jp/


日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。

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