<自転車の安全利用促進委員会レポート> 生徒の自転車事故を防...

<自転車の安全利用促進委員会レポート>  生徒の自転車事故を防ぐ指導ポイントを学ぶ  滋賀県県内教員向け『学校安全指導者講習会』に 自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏が登壇しました

自転車のルール・マナー等の正しい利用方法や安全安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する自転車の安全利用促進委員会と一般社団法人自転車協会は、2021年8月6日(金)に滋賀県教育委員会主催の『学校安全指導者講習会』にて、県内の幼・小・中・高校教諭192名に対する自転車通学指導セミナーを実施いたしましたのでご報告いたします。



滋賀県は、中学生の通学時1万人当たりの自転車事故件数が8.22件、高校生は17.59件となっており全国的に見ても自転車事故が起こりやすい地域です。また、高校生の通学時の自転車事故で加害者(第1当事者)となった割合が25.7%、中学生の加害者となった割合も26.5%と高く、約4件に1件は自転車側加害事故となっています。中学・高校における自転車通学指導は重要な課題です。


本セミナーでは、まず彦根市教育委員会事務局 学校体育・保健安全担当 学校安全指導より、「彦根市子どもの移動経路交通安全プログラム」について実践発表を頂いた後、当委員会メンバーの遠藤 まさ子氏が、滋賀県の自転車事故の特徴や事故データに触れながら、生徒への自転車通学指導の重要性を解説いたしました。


遠藤 まさ子氏は講演の中で、自転車の安全性、自転車を取り巻く法律、リスク予測・技術力の向上などの自転車通学指導のポイントを挙げながら、全国で実際に行われている取り組み事例を具体的に紹介いたしました。また、生徒が加害者になってしまう事故に関して「交通ルールだけではなく、なぜ必要なのかを伝えていくことが重要です。特にイメージしづらい事故の加害者になってしまうケースは、リアルな情報を伝えることで、重大さの理解につながります。」と解説いたしました。

さらに自転車自体の安全性について指導していくことの重要性に触れ、「安全基準をクリアしたBAAマークの貼られた自転車を選ぶことや、日ごろのメンテナンスの重要性を指導していくことで、事故を未然に防ぐことができます。」と説明いたしました。



【参加した教員の感想】

・自転車事故は加害者になることもあるので、紹介頂いたテストやチェックリストを用いながら知識を定着させ、安全意識を高めていきたい。(教員)

・今日の学びを参考に、まず教員から改めて学びを深めたい。(教員)


講演の様子1


講演の様子2


■参考資料

<自転車の安全利用促進委員会とは>

自転車の安全利用促進委員会とは、一般社団法人自転車協会の協力を受け、安全安心な自転車利用のための啓発活動を行う団体です。自転車の利用者の方々に快適な自転車生活を送っていただくため、購入時に知っておくべき自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーなどの情報発信を行っています。また、活動の一環として教職員や学生を対象とした、自転車通学指導セミナーも全国で開催しています。


<BAAマークとは>

BAAマークは、一般社団法人自転車協会が制定し、同協会が定める自転車安全基準に適合した自転車に貼られています。自転車安全基準の検査項目は全部で約90項目もあり、安全・安心な自転車の目印として認知されています。


BAAマーク


<登壇者>

講演

遠藤 まさ子(えんどう・まさこ)

自転車の安全利用促進委員会メンバー、自転車ジャーナリスト。自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い、各誌に寄稿している。テレビ・新聞・雑誌などの各種メディアでコメンテーターとして登場する機会も多い。


遠藤 まさ子氏

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