『フィリピンのアートと国際文化交流』発売のお知らせ

 株式会社水曜社(所在地:東京都新宿区)は、新刊『フィリピンのアートと国際文化交流』を2012年4月27日に刊行いたします。

 フィリピンという国は一般的にネガティブな印象で語られることが多い。不安定な社会情勢と貧困。政治の腐敗と治安の悪さ。日本映画で描かれる暗黒世界マニラ……。そして9.11テロ以降はミンダナオ島のイスラム原理主義やテロリストがクローズアップされるなど、フィリピン政府観光局が青い空と海をアピールしても負のイメージは払拭されない。しかしフィリピンの魅力は豊かな自然だけでなく現代演劇、映画、社会派アート、フェミニズムアートからゲイカルチャーなど都市部、地方を含め様々な活気のあるパフォーミングアートの宝庫でもある。
 本書の第1部では著者がフィリピンで出逢った活気に満ちた現代文化とアートを中心にこの国の多様な姿を紹介し、第2部では国際文化交流の現場から日系移民らの現在とNGOの活動、国際共同制作による現代演劇や日本のポップカルチャーとの新たな交流の現状を様々なエピソードを中心にまとめた。
 新時代の日本とフィリピンの関係性を模索しアートの力による国際交流の将来を論じた、研究者をはじめNGO関係者らの必読の書。


■著者:鈴木 勉 (すずき べん)
1963年生まれ。
国際交流基金日本語事業グループJF講座チーム長。
1986年国際交流基金に入社。
バンコク日本文化センター、アジアセンター知的交流課、ジャカルタ日本文化センター、2005年より5年間マニラ日本文化センター所長を経て現職。
日本と東南アジアとの文化交流や現地文化財保存プロジェクトなど担当。
日刊まにら新聞、朝日新聞などへ小論、エッセイ、コラムなど執筆多数。


■書籍情報
A5判/並製/本文240頁/2,940円(税込) 2012年4月27日発売
詳しい内容はWebサイトをご参照下さい。
http://www.bookdom.net/suiyosha/1200machiz/1244filipin.html

発売: 株式会社水曜社 東京都新宿区1-14-12
URL : http://www.bookdom.net/suiyosha/

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社会(国際)
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