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【新刊】 『4つの「原発事故調」を比較・検証する 福島原発事故13のなぜ?』 発売のお知らせ

 株式会社水曜社(所在地:東京都新宿区)は、新刊『4つの「原発事故調」を比較・検証する 福島原発事故13のなぜ?』を2012年12月10日に刊行いたします。

 民間、東電、政府、国会の事故調査委員会の報告書が出揃いました。
 『福島原発事故独立検証委員会調査・検証報告書』(ディスカバー・トゥエンティワン)、『福島原子力事故調査報告書』(東京電力)、『国会事故調 報告書』(徳間書店)、『政府事故調 中間・最終報告書』(メディアランド)の4つです。
 しかし報告書が出るたびに発信されたメディアの分析や解説を詳細に追っても、個々の報告書に直接当たってみても、福島原発で何が起こったのか、何が原因なのか、事故後の対応は適切だったのかなど重要な部分はなかなか見えてきません。
 また直接的な事故原因が、地震なのか津波についても、事故調によってニュアンスが違っており、東電が現場からの「全員撤退」を検討していたのかという状況判断についても、見解はわかれています。


 本書は膨大な資料であるがゆえに全体像が掴みにくい、4つの「事故調報告書」を日本科学ジャーナリスト会議の主要メンバーが、特に注目すべき部分を「13の疑問」として掲げ、客観的に比較・検証します。


【検証する13の疑問】
Q.00  福島第1原発事故の全体像・推移と4事故調
Q.01  地震か津波か? なぜ直接的な原因が不明なのか?
Q.02  ベントは、なぜ遅れたのか?
Q.03  メルトダウンの真相は? なぜ発表は迷走したのか?
Q.04  事故処理のリーダーは、なぜ決まらなかったのか?
Q.05  東電の「全員撤退」があったか、なぜはっきりしないのか?
Q.06  テレビ会議の映像に、なぜ音声がないのか?
Q.07  なぜ「原子力ムラ」は温存されたのか?
Q.08  なぜ個人の責任追及がないのか?
Q.09  住民への情報伝達は、なぜ遅れたのか?
Q.09+ 放射線被曝情報の誤解と混乱は、なぜ生じたか?
Q.10  なぜ核燃料サイクル問題の検証がないのか?
Q.11  原子力規制への提言が報告書によって違うのは、なぜか?
Q.12  なぜ4報告書がこのまま忘れ去られようとしているのか?
Q.13  なぜ4報告書には「倫理」の視点が欠けているのか?


■編著:日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)
 科学ジャーナリストという専門職業人の横の連絡を強め、また科学ジャーナリズムの向上に努力すべく1994年に創設。いかなる権威にも拘束されないというジャーナリズムの原点に立つ、完全に独立した自由な組織として運営されている。財政は会員と賛助会員の会費でまかなう。現在の会員数は正会員約250名、賛助会員14団体。


■執筆者:柴田 鉄治(元朝日新聞科学部長)
     横山 裕道(淑徳大学客員教授)
     堤 佳辰(元日本経済新聞論説委員)
     高木 靭生(元日経サイエンス編集長)
     荒川 文生(地球技術研究所)
     桶田 敦(TBSテレビ報道局次長)
     林 衛(富山大学人間発達科学部准教授)
     林 勝彦(元NHKプロデューサー)
     小出 五郎(元NHK解説委員)


■書籍情報
B5判/並製/152頁予定/1,680円(税込) 2012年12月10日発売
http://www.bookdom.net/suiyosha/1300shakai/1351jikocho.html


発売: 株式会社水曜社 東京都新宿区1-14-12
URL : http://www.bookdom.net/suiyosha/

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