運輸機器OTAに実績のあるMenderが OTAソフトウェアアップデートをtESCC Japanより提供

2021/5/20 Tokyo Japan, Oslo Norway

tESCC Japanは、乗用車、大型トラック、電車、船、航空機のつながるモビリティおよびテレメトリシステムに安全で堅牢なMenderのOTAソフトウェアアップデートを提供します。Mender OTAは市場での実績が十分あり、IoT製品マネージャーとソフトウェア開発者は、フリートのシステムとアプリケーションの更新、バグ修正、セキュリティパッチをMender製品に任せ、コアデジタル製品開発に時間とリソースを集中させることができます。



Mender OTAの特徴的な機能は次のとおりです。

●Yocto、Ubuntu、Debian組み込みOSのサポート

●運輸機器機能停止を防止するための更新ロールバック用のA/Bパーティション設計

●デルタ更新の自動割り当て

●フリートへの段階的な展開

●動的フリートグループ展開

●マルチテナンシー

●ロールベースアクセスコントロール(RBAC)

●デバイス認証相互TLS

●監査ログ

●Microsoft Azure IoTおよびGoogle Cloud IoT Coreとのリファレンス統合



輸送におけるMenderのユースケースは以下の通りです。

●EVバスとEVスクーターおよびそれらの充電ステーション。ライドシェアリングやカープールサービスなどのアプリケーションにおける車載インフォテインメントシステム。


●列車内通信システム=キャブラジオ。ソフトウェアアップデートデータは、FRMCSやLTE-Rなどのセルラー接続を介して頻繁に配信する必要があります。Menderは、これらのキャブラジオのルートファイルシステムとファームウェアの更新を処理します。


●タイヤの空気圧と温度を監視する大型トラックデバイス。エッジで分析されたデータは、輸送会社がメンテナンスを最適化し、サービスコストを削減し、車両メンテナスによるダウンタイムを減らします。


●船舶のつながるデバイス。ここでは帯域幅が制限され、接続が制限されています。Menderは、デルタ更新を使用して、帯域幅の消費を90%以上削減します。デバイスは更新中に切断される可能性があり、後の段階で更新を再開する必要があるため、自動更新の再試行は重要です。


●民間航空機の車載インフォテインメントシステム。更新は、航空機が地上にあるときのスケジュールに従って、アーティファクトのダウンロード再開機能を使用して展開する必要があります。セキュリティと製品機能の拡張性も必要です。


●民間航空機のパイロットが使用する航空情報電子フライトバッグなどの機内接続機器。


●OTAソフトウェア更新サーバーをオンプレミスでホストするオプションを備えた、軍艦のレーダーシステムおよびその他のミッションクリティカルなシステム。



商用大型トラック向けデバイスを開発するJonathan Wilkinson, Principal, iBee Technical Servicesは次のように述べています。

「Menderの重要な点は、デルタアップデートです。大型トラックのICUデバイスに送信する画像のサイズは200~300メガバイトであり、セルラー回線では非常に遅く、デルタを使用してファイルの更新サイズを縮小する機能がなければ、莫大な費用がかかります。Menderのデルタ更新の自動割り当てにより遅い回線でも問題なくOTAを展開できています。」



商用船舶向けつながるデバイスを開発するJoerg Peschke, Director, Drives and Controls, MacGregor Groupは次のように述べています。

「デバイスを正しく有効にするだけでなく、問題が発生した場合に離れた場所から迅速にトラブルシューティングを行うためにも、高度な中央制御が必要です。Menderの安全で堅牢なOTAリモートソフトウェアアップデートを使用して、お客様がエッジデバイスの制御を維持し、荷役機器の状態監視を実行し、業務を円滑に進めることができるようにしています。」

これはJoerg Peschkeが、Menderの使用方法について話しているビデオです。

https://www.youtube.com/watch?v=uBcD7ILL0hY


Menderは、乗用車、大型トラック、電車、船、航空機のつながるモビリティおよびテレメトリシステムに安全で堅牢なOTAソフトウェアアップデートを提供します。


商用船舶向けOTA

Mentor OTAシステム


■Menderとは

Mender( https://ota.tqcs.io/jp.html )は、接続されたLinuxデバイス(モノのインターネット)の無線(OTA)ソフトウェア更新を管理するためのオープンソースプロジェクトです。これはエンドツーエンドのオープンソースであり、管理サーバーとクライアントの両方がApache2.0でライセンスされています。



■tESCCとは

tESCC(European Solutions and Consultancy Company)は、産業、医療、防衛、自動車産業向けに、オープンソースの標準化に基づいて最先端の組み込みソフトウェアソリューションとサービスを提供するために設立されたITソフトウェアコンサルタント会社tQCS( https://www.tqcs.io/jp.html )の完全子会社です。tESCCは、アジア太平洋地域におけるMenderのソリューションとサービスに関する唯一のパートナーです。 https://ota.tqcs.io/jp.html

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