杉と漆のぬくもりが感じられる虎目模様が特長　老舗箸製造会社が作る『飛騨杉椀』が期間限定で発売

～現状の打破、また地域の活性化の為、クラウドファンディング第2弾に挑戦中～

2021.04.19 15:00

有限会社東春慶漆器店(本社：岐阜県高山市、代表取締役：東寿雄)は、飛騨の杉を使ったお椀『飛騨杉椀』の販売をクラウドファンディングサイトMakuakeにて開始しました。また、飛騨の杉を使ったお茶碗『飛騨杉茶碗』も同時発売いたします。2021年4月3日より募集を開始し、4月19日時点で128人、110万円の支援を頂いています。クラウドファンディングの募集期間は2021年5月18日までです。

商品詳細ページ： https://www.makuake.com/project/hidasugiurushi_owan

タイガーアイのような虎目模様

■クラウドファンディング挑戦の経緯

東春慶漆器店は新型コロナの影響を受け、売上が激減しました。高山信用金庫からの提案でクラウドファンディングに挑戦することとなり、第1弾では『飛騨春慶塗　朝食シリーズ』を発表し、116人、80万円の支援を頂きました。

今回第2弾として発表したのは、飛騨の杉(間伐材)を使った『飛騨杉椀』と『飛騨杉茶碗』です。杉は軽く柔らかい為、加工が難しいですが、杉だからこそできる木目や形に着目し製品化しました。

面積の約92％が森林である飛騨高山では、様々な木の活用方法が考えられていますが、森の問題点を改善するほど活用しきれていないのが現状です。商品を知ってもらうことで現状を打破し、森や地域の活性化にも繋げていきます。

■商品の特長

1. 飛騨杉と漆の組合せが生む、タイガーアイのような虎目模様。

2. ゆがみも個性の1つ。

3. 杉材の新たな価値。食卓をほっとできる時間に。

この商品の最大の特長は、天然石タイガーアイのような色合いと虎目模様です。これは「杉」だからこそ出てくる模様であり、「漆」がその個性を際立たせています。

杉は軽く柔らかく加工のしにくい素材です。空気を多く含んでおり、漆を塗るとよく吸い込み、乾くと歪みが出てきます。この加工のしにくさと歪みが杉のお椀が少ない理由ですが、私たちはそこに魅力を感じました。木目だけでなく、そのゆがみは人の手では作ることのできない杉の個性なのです。『飛騨杉椀』と『飛騨杉茶碗』は漆を塗ることで丈夫になり、保温性、断熱性、抗菌性に優れています。

杉と漆のぬくもりは、私たちの心を和ませてくれます。大変な世の中だからこそ安心できる食卓をすごして欲しいと願います。