キャンプ場でバイオコークス燃料実用化の実証実験を開始 焚火や調理時の環境に配慮した新たな選択肢を提案

    調査・報告
    2025年9月8日 14:00
    キャンプ場でバイオコークスを燃やしている様子(左)、今回配布する剪定枝を使用したバイオコークス(右)
    キャンプ場でバイオコークスを燃やしている様子(左)、今回配布する剪定枝を使用したバイオコークス(右)

    近畿大学バイオコークス研究所(北海道恵庭市)は、株式会社カトープレジャーグループのグループカンパニーである株式会社ケー・エキスプレス(大阪府大阪市)が運営するキャンプ場「DOD CAMP PARK KYOTO 道の駅スプリングスひよし(京都府南丹市)」協力のもと、令和7年(2025年)9月11日(木)から、本学が開発したカーボンニュートラルなバイオリサイクル燃料「バイオコークス」のキャンプ場における実用化に向けた実証実験を開始します。

    【本件のポイント】
    ●カーボンニュートラルなバイオリサイクル燃料「バイオコークス」のキャンプ場における実用化の実証実験
    ●キャンプ場利用者に「バイオコークス」を無料配布し、焚火や調理時に火力などを体感いただく
    ●燃焼効率の向上や環境負荷の軽減を通して、持続可能でエシカルなアウトドアスタイルの実現をめざす

    【本件の内容】
    バイオコークスは、廃棄物として処理される衣料廃棄物、稲わら、もみがら、間伐林、お茶かす、コーヒー豆かすなどのバイオマス(再生可能な生物由来の有機性資源)を原料として製造する固形燃料です。平成17年(2005年)に近畿大学バイオコークス研究所所長の井田民男らが開発しました。光合成を行う植物資源等を100%原料にしているため、CO2排出量ゼロのカーボンニュートラルなエネルギーとして普及が期待されています。
    今回、北川造園(奈良県生駒市)で本来廃棄する剪定枝を使用したバイオコークスを製造し、キャンプ場の利用者に燃料として1組につき1個を無料配布します。利用者には、焚火や調理等への使用を通して、火力や燃焼時間の違い、使い勝手などを体感しフィードバックをいただくことで、今後のキャンプ場でのバイオコークス燃料実用化や、研究活動に役立てます。本実証実験を通して、CO2排出量削減など環境負荷の軽減に取り組み、持続可能でエシカルなアウトドアスタイルの実現をめざします。

    【開催概要】
    日時  :令和7年(2025年)9月11日(木)~令和8年(2026年)2月末予定
    場所  :DOD CAMP PARK KYOTO道の駅スプリングスひよし
         (京都府南丹市日吉町中宮ノ向8番地、
          JR山陰本線(嵯峨野線)「日吉駅」下車、
          市営バス日吉ダム線「ひよし温泉」
          または「スプリングひよし」バス停下車すぐ)
    対象  :キャンプ場利用者でアンケートにご協力いただける方
    HP   :https://www.dod-campparkkyoto.jp/
    お問合せ:DOD CAMP PARK KYOTO 道の駅スプリングスひよし TEL(0771)72-1526

    【関連リンク】
    バイオコークス研究所 教授 井田民男(イダタミオ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/933-ida-tamio.html

    バイオコークス研究所
    https://www.kindai.ac.jp/bio-coke/

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