『フライデー・ブラック』  〈第七回日本翻訳大賞 最終選考対...

『フライデー・ブラック』  〈第七回日本翻訳大賞 最終選考対象作品〉 駒草出版

「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラー・リストに初登場13位でランクインし、同紙のレビューでも激賞。

差別と暴力と欲にまみれた世界を シュールに描く圧倒的な筆力が、 ブラック・シュールレアリズムの 次世代を告げる!

有名紙や各メディアがこぞって取り上げ、ロクサーヌ・ゲイやコルソン・ホワイトヘッド、ジョージ・ソーンダーズが称賛を送った規格外のアフリカ系アメリカ人作家、ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤーの鮮烈なデビュー短編集の初邦訳!
「ブラック・ライヴス・マター」の過酷な現実に生きながら、日常SFともいえるようなシュールでストレンジな味わいを生み出す豊かな想像力やその筆力は、一度その世界に足を踏み入れた読者を引きずり込むような引力を持っています。
  
 現代のアフリカ系アメリカ人につきまとう暴力と理不尽さを描いて鮮烈な印象を残す「フィンケルスティーン5」、大量消費社会のグロテスクな姿をホラー的感覚とブラックユーモアを交えて描いた表題作 「フライデー・ブラック」などの短編、全12編を収録。
 新人作家としては破格の注目を集め、一躍アメリカ文学界の最前線に立つ存在となったナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー。
その視線眼差しは、ローカルな日常から近未来的なディストピアを照射し、全人類に根源的な問いかけを挑んできます。
映像や音が浮かんでくるような臨場感のある物語体験と、根底に流れる強く深いメッセージ性を身体で感じることができるでしょう。



また、「こまくさweb」では「ブラックカルチャーを探して」というタイトルの連載記事を掲載しています。
『フライデー・ブラック』を通して感じた思いを、未だBLMの火が燃え続けるアメリカの今に照らし合わせました。
センセーショナルな話題だけでなく、同時代人としてのアフリカンアメリカンの生活や素顔にも迫っています。

書誌情報

『フライデー・ブラック』
ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー 著/押野素子 訳
2020年2月3日発売
四六変形判/上製 328頁
ISBN:978-4-909646-27-9
定価:2,420円(税込)
発行元:駒草出版(株式会社ダンク 出版事業部)
https://www.komakusa-pub.jp/
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