環境にやさしい化粧品素材・酢酸セルロース真球微粒子 「BELLOCEA(R)」の開発が環境省の委託事業に採択

    企業動向
    2020年10月7日 13:30

    株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河 義美)の酢酸セルロース真球微粒子(製品名「BELLOCEA(R)」)の開発が、環境省の「令和2年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」に「自然回帰性原料による合成系微粒子代替に関する実証」として採択されました。今回の採択によって、当社はBELLOCEA(R)の事業化を加速し、環境省が進める「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築」に貢献します。

    BELLOCEA(R)は、木材パルプから取り出したセルロースと天然に広く存在する酢酸から作った微粒子で、水に流すとセルロースと酢酸、最終的には水と二酸化炭素に分解される、環境にやさしい化粧品素材です。昨今、化粧品に含まれるマイクロプラスチックが海洋汚染などの原因として挙げられており、各国で規制の動きがありますが、BELLOCEA(R)は自然循環型の環境にやさしい素材として期待されています。


    【図1:顕微鏡で拡大したBELLOCEA(R)】


    顕微鏡で拡大したBELLOCEA(R)


    ※平均粒径7μm



    【図2:BELLOCEA(R)の自然界での循環イメージ】


    BELLOCEA(R)の自然界での循環イメージ


    BELLOCEA(R)をファンデーションや日焼け止めに添加したところ、従来のマイクロプラスチックであるナイロン、アクリル、シリコンと比較して、ムラなく均一に良好な伸びを示し、使用感や機能面で優れていることが確認できました。

    このたび環境省より「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」に採択されたことにより、当社は長年培ってきたセルロース技術を、化粧品分野においても循環型社会の実現に向けて生かしてまいります。そして本事業の下でBELLOCEA(R)の開発をさらに加速させ、環境にやさしい原料という、化粧品業界における新たな選択肢をご提示いたします。

    当社は今後も、皆様の「美と健康」に貢献する、サステナブルな化粧品素材の開発を進めてまいります。



    <環境省「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」とは>

    環境省が、海洋流出が懸念されるプラスチックから生分解性素材への転換と社会実装を目的に、代替素材の試作や評価などを通じ、技術的課題の解決など、事業化に向けて必要な実証を行う事業です。学術・研究機関、民間企業などを対象に公募が行われ、採択された場合、原則3年以内の実施期間で社会実装に取り組みます。

    参考URL: https://www.env.go.jp/press/107791.html

    シェア
    FacebookTwitterLine

    配信企業へのお問い合わせ

    取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら。
    プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

    株式会社ダイセル

    株式会社ダイセル

    テックの新着

    ゲーミングPC LEVEL∞、「父ノ背中」 PC組立動画公開を記念して、最大5,000円分相当の還元付与
    ゲーミングPC LEVEL∞、「父ノ背中」 PC組立動画公開を記念して、最大5,000円分相当の還元付与

    ゲーミングPC LEVEL∞、「父ノ背中」 PC組立動画公開を記念して、最大5,000円分相当の還元付与

    株式会社ユニットコム

    1分前

    北九州市観光大使 
人気声優・鈴村健一さん 
~オリジナル朗読動画を公開~
    北九州市観光大使 
人気声優・鈴村健一さん 
~オリジナル朗読動画を公開~

    北九州市観光大使  人気声優・鈴村健一さん  ~オリジナル朗読動画を公開~

    北九州市人権推進センター

    11分前

    日本ビジネスインテリジェンスおよびアナリティクスソフトウェア市場は、2033年までに23億700万米ドルに達し、堅調な年平均成長率(CAGR)7.2%で成長すると予測されている。この成長は、リアルタイム分析、デジタル意思決定インテリジェンス、スマートエンタープライズエコシステムの導入によって牽引されている
    日本ビジネスインテリジェンスおよびアナリティクスソフトウェア市場は、2033年までに23億700万米ドルに達し、堅調な年平均成長率(CAGR)7.2%で成長すると予測されている。この成長は、リアルタイム分析、デジタル意思決定インテリジェンス、スマートエンタープライズエコシステムの導入によって牽引されている

    日本ビジネスインテリジェンスおよびアナリティクスソフトウェア市場は、2033年までに23億700万米ドルに達し、堅調な年平均成長率(CAGR)7.2%で成長すると予測されている。この成長は、リアルタイム分析、デジタル意思決定インテリジェンス、スマートエンタープライズエコシステムの導入によって牽引されている

    株式会社レポートオーシャン

    20分前

    みんなのみらいホールディングスとコドモン 保育の質向上を目的とした連携協定を締結~専用サイトと研修カリキュラム構築、全国約80施設の保育者の学びを支援~
    みんなのみらいホールディングスとコドモン 保育の質向上を目的とした連携協定を締結~専用サイトと研修カリキュラム構築、全国約80施設の保育者の学びを支援~

    みんなのみらいホールディングスとコドモン 保育の質向上を目的とした連携協定を締結~専用サイトと研修カリキュラム構築、全国約80施設の保育者の学びを支援~

    株式会社コドモン

    1時間前

    テレダイン・レクロイ、
DisplayPort(TM) 2.1 PHYコンプライアンステストおよび
デバッグソリューションの第2世代を発表
    テレダイン・レクロイ、
DisplayPort(TM) 2.1 PHYコンプライアンステストおよび
デバッグソリューションの第2世代を発表

    テレダイン・レクロイ、 DisplayPort(TM) 2.1 PHYコンプライアンステストおよび デバッグソリューションの第2世代を発表

    テレダイン・レクロイ

    1時間前

    三井住友トラスト・インベストメント株式会社及び
SBI新生企業投資株式会社が運営する
サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブ1号投資事業 
有限責任組合とアグリビジネス投資育成からの出資に関するお知らせ 
~総額2億円の出資を受け、e-kakashiの事業拡大を本格加速~
    三井住友トラスト・インベストメント株式会社及び
SBI新生企業投資株式会社が運営する
サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブ1号投資事業 
有限責任組合とアグリビジネス投資育成からの出資に関するお知らせ 
~総額2億円の出資を受け、e-kakashiの事業拡大を本格加速~

    三井住友トラスト・インベストメント株式会社及び SBI新生企業投資株式会社が運営する サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブ1号投資事業  有限責任組合とアグリビジネス投資育成からの出資に関するお知らせ  ~総額2億円の出資を受け、e-kakashiの事業拡大を本格加速~

    グリーン株式会社

    1時間前