「Microsoft Teams」上で オフィスの電話番号を利用したテレワークを実現する 「Direct Calling for Microsoft Teams」新機能の提供を開始
NTTコミュニケーションズ株式会社 (以下 NTT Com)は、テレワークに対応した電話環境を実現する手段として、「Microsoft Teams」からの外線通話を実現するサービス「Direct Calling for Microsoft Teams」(以下 Direct Calling)において、「Arcstar IP Voice番号通知機能」(以下 本機能)の提供を、2020年7月末に開始します。
「Direct Calling」は、「Microsoft Teams」から050番号を使った電話の発着信を可能にするサービスです。このたびの機能追加では、企業向けIP電話サービス「Arcstar IP Voice (以下 IP Voice)」と「Direct Calling」をあわせてご利用いただくことで、「IP Voice」で利用する03や06などで始まる電話番号を相手先に通知することが可能になります。
本機能を利用することで、オフィスで利用中の電話番号をテレワークによる在宅勤務時にも利用することができます。
1. 背景
自然災害やパンデミックへの対策としてテレワークの普及が進む一方、「テレワーク時にオフィスワークと同じ電話番号を利用できない」、「オフィスワークとテレワークを柔軟に切り替えることができない」といった点がテレワーク導入の課題となっているケースがあります。NTT Comは、本機能の提供によりこれらの課題を解決し、災害発生時のBCPや、ウィズコロナ・アフターコロナの働き方に貢献します。
2. 本機能の概要
「Direct Calling」から外線を発信する際、相手先にオフィスの電話番号を通知することができます。「IP Voice」で使用している03や06などで始まるオフィスの電話番号の中から、通知用の番号をあらかじめ登録しておくことで利用できます。
また、「IP Voice」側で「Direct Calling」への転送設定を行うことにより、オフィスの電話番号にかかってきた電話を、「Direct Calling」で着信することもできます。
＜提供イメージ＞
３．利用シーン
(1) 在宅勤務でも、代表電話番号などで発着信可能なソリューションとして
オフィスで利用中の電話番号をテレワーク環境でそのまま利用することができます。Webや広告、名刺などで周知してきた電話番号を変える必要がありません。
また、「Microsoft Teams」のアプリをインストールすることで、個人のスマートフォンからも固定電話の番号による発着信が可能になります。通話料は会社への請求となるため、社員に負担をかけることがなく、テレワークに伴う経費精算の手間もありません。
(2) 有事の際、迅速にテレワークに移行できるBCP対策として
普段はオフィスに出勤し、固定電話機を使って業務を行っている場合にも、突発的な災害でオフィスの利用や通勤が困難になった場合などに、速やかにテレワークへ移行することができます。
あらかじめオフィスの電話番号を「Direct Calling」の発信番号として登録しておき、有事の際には、オフィスにかかってきた電話を「Direct Calling」に転送する設定を行うことでテレワークに切り替えることができます。転送の設定はポータルサイトで簡単に行うことができ、PBX※の工事など時間がかかる作業は不要です。
4. 提供開始日
2020年7月末 (予定)
5. 利用料金
本機能の利用料金は無料です。
・「Direct Calling」の利用料金 1IDあたり月額300円(税抜)、および通話料金がかかります。また、「Direct Calling」の利用にあたっては、「Microsoft Teams」の契約が必要です。詳しくは、下記「Direct Calling」のWebサイトをご参照ください。
・別途「IP Voice」の利用料金が必要です。
※: PBXとは、企業の構内(拠点内)に設置された電話交換機(Private Branch Exchange) のことです。外線・内線の発着信、代表電話番号への着信、転送などの機能を持ちます。
■関連リンク
Direct Calling for Microsoft Teams
https://www.ntt.com/business/services/voice-video/voip/directcalling.html
Arcstar IP Voice
https://www.ntt.com/business/services/voice-video/voip/ipvoice.html
