サーモフィッシャーサイエンティフィック、 バイオ医薬品の商用生産の加速に向け継続投資

新たなバイオ医薬品、遺伝子・細胞治療、医薬品の需要の高まりに直面する あらゆる規模の顧客を支援するために、生産能力を増強する設備投資を実施

本リリースは、Thermo Fisher Scientificが2020年3月23日(米国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集したものです。英文プレスリリースは、 http://thermofisher.mediaroom.com/2020-03-23-Thermo-Fisher-Scientific-Continues-Investments-to-Accelerate-Biopharma-Commercialization をご参照ください。

英文タイトル:Thermo Fisher Scientific Continues Investments to Accelerate Biopharma Commercialization

本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。




米国マサチューセッツ州ニーダム(米国現地時間2020年3月23日) - サーモフィッシャーサイエンティフィックは、新たなバイオ医薬品、遺伝子・細胞治療、医薬品への需要の高まりに直面するバイオ医薬品企業へのサポート強化を目的に、2020年に新たに生産能力を増強するための設備投資に4億7,500万米ドル以上を投じることを発表しました。これは2019年に続く追加投資となり、当社のファーマサービシズ事業全体で2年間の総投資額は約8億米ドルに達します。


サーモフィッシャーのファーマサービシズ事業のプレジデントであるマイク・シェーファー(Mike Shafer)は、次のように述べています。「生産能力不足による医薬品の供給遅延を招くことのないように、当社は戦略的に投資を行っています。当社の製品は、新規ウイルスのワクチン開発に取り組む新興バイオテクノロジー企業や、大量生産を行う製薬会社に至るまで、バイオ医薬品の商品化におけるすべての段階においてソリューションを提供することができます」


サーモフィッシャーは、「バイオ医薬品」、「遺伝子・細胞治療」、「医薬品開発と商用生産」の三大需要領域に対して、生産能力を増強するための設備投資を戦略的に行っています。



■バイオ医薬品開発・製造能力の増加

当社の米国セントルイスの拠点では、5,000万米ドルを投じた施設の拡張が完了し、バイオ医薬品の開発と製造能力が倍増しました。現在当社は、シングルユース(使い捨て製品)技術を活用したバイオ医薬品製造における世界最大の企業の一つとして、医薬品を必要とする患者に迅速に届けるために、顧客の臨床および商用生産のニーズを満たす能力を大幅に高めています。2020年7月には、新しいバイオプロセシング・コラボレーション・センターが、米国セントルイスの拠点内に開設される予定です。当社の複数の事業が共同で革新的な新しいバイオプロセシング製品、ワークフロー、顧客向けサービスを開発します。



■遺伝子・細胞治療能力の拡大

ブラマーバイオ(Brammer Bio)社の買収を経て、ウイルスベクター製造能力に対する需要の高まりに応えるために、当社はウイルスベクターの開発と製造能力を急速に拡大しました。米国マサチューセッツ州レキシントンに拠点を新設し、マサチューセッツ州ケンブリッジとフロリダ州アラチュアの拠点を拡張しました。他にも、ニュージャージー州プリンストンに、サーモフィッシャーの多様な医薬品サービスとバイオサイエンスの専門知識を組み合わせた、新しい細胞療法の研究開発および製造コラボレーション・センターを開設しました。今年後半には同拠点に新しい細胞治療施設を開設する予定です。



■業界をリードする医薬品開発と商用生産能力の拡大

サーモフィッシャーは、少量開発から、大量の商業生産に至る円滑なスケールアップを支援します。低分子薬の難溶解性の課題に直面している開発者向けに 、サーモフィッシャーは初期の開発から承認までのシームレスなプロセスを可能にするスプレードライ技術を提供しています。同様に、高品質の無菌充填サービスへの高まる需要に対処するために、サーモフィッシャーはこれまでにない投資を行い、無菌製剤の開発と商用生産をグローバルに拡大し、注射剤のすべての剤形をカバーしています。

世界の規制当局が要求する一貫した品質を確保するために、サーモフィッシャーは効率的で柔軟な連続生産技術を提供します。これにより、一貫性と高い品質が確保された標準ラインと比較して、4倍の量の経口固形製剤を製造することができます。新しい商用パッケージサービスにより、たとえ少量生産や柔軟性が必要とされる経口固形医薬品や無菌医薬品の場合でも、患者への治療提供のスピードを向上させることができます。また、サーモフィッシャーの分析機器、オートメーションとインフォマティクスの機能を活用した新しい研究施設QCラボ・オブ・ザ・フューチャーは、世界中の製薬企業の品質管理拠点にとってのモデルとなります。新しいラボは、サーモフィッシャー全体の機能を組み合わせてワークフローを統合および自動化し、高品質で一貫性の向上した製品をより迅速に提供します。

「開発段階から医薬品のライフサイクルを通じてお客様をご支援できるように、私たちは継続して投資を行います。またその間、サーモフィッシャー内の幅広いリソースと専門知識を活用して、業界の進化と革新に応じた新しい専門技術と専門知識を、自信をもってご提供します」とシェーファーは付け加えています。



■ウェブセミナー

本投資の詳細を知りたい方は、3月23日午前10時(米国東部標準時)にマイク・シェーファーとレオン・ウィズコウスキー(Leon Wyszkowski、コマーシャルオペレーション担当プレジデント)との特別ウェブセミナーが行われました。ここ( https://pages.questexnetwork.com/Patheon-032320-Registration.html?source=patheon )をクリックしてウェブセミナーに登録してください。

※ウェブセミナーは終了しました。現在、上記リンクからオンデマンドでウェブセミナーの視聴が可能です



■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の更新情報

サーモフィッシャーは急速に変化する状況とビジネスへの潜在的な影響を注意深く監視し、顧客に対して製品とサービスを継続的かつ確実に提供します。それには、在庫、生産、サプライチェーンの注意深い管理も含まれます。当社のグローバルに拠点を持つファーマサービシズ事業において事業継続計画が立てられ、すべての拠点においてその運用を行っており、顕著な混乱は生じていません。ファーマサービシズ事業における事業継続計画および新型コロナウイルス感染症に関連する更新情報は、 https://patheon.com (英語)および https://www.fisherclinicalservices.com (英語)をご参照ください。



■サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドについて

サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム、NYSE:TMO)は、科学サービスを提供する世界的なリーディングカンパニーであり、収益は250億ドルを超えています。私たちのミッションは、私たちの住む世界を『より健康で、より清潔、より安全な場所』にするために、お客様に製品・サービスを提供することです。私たちはライフサイエンス研究のさらなる加速、分析における複雑な課題の解決、臨床診断性能と治療の向上、研究室の生産性向上に取り組むお客様を支援します。世界に75,000人以上の従業員を擁する当社のグローバルチームは、Thermo Scientific、Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、Unity Lab Services、Patheonといった業界をリードするブランドを通じて、革新的な技術、購入における利便性、医薬品開発・製造サービスにおいて、他に類を見ない組み合わせを提供します。

URL: https://www.thermofisher.com

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