SMBCコンシューマーファイナンス調べ 高校生・大学生の4割...

SMBCコンシューマーファイナンス調べ  高校生・大学生の4割が投資に前向き

~10代の金銭感覚についての意識調査2020~

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(代表取締役社長:金子 良平、http://www.smbc-cf.com/)は、2020年1月10日~21日の12日間、15歳~19歳の学生を対象に「10代の金銭感覚についての意識調査2020」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


【10代が抱く“人生100年時代”と“金融”に対するイメージ】

≫10代が抱く“人生100年時代”に対するイメージ 「楽しそう」41%、「大変そう」59%

≫10代は“人生100年時代”と聞いてどちらをイメージする? 「明るい」55%、「暗い」45%

≫10代が10年後の景気を予想 「日本の景気は今より良くなっている」29%、「世界の景気は今より良くなっている」37%

≫「70歳を超えても働く必要がある」と考える10代は15%


“人生100年時代”が到来する中、老後を安心して暮らしていくためには、お金と上手に付き合っていくことが大切です。人生100年時代を生きるいまどきの10代は、お金に対してどのような意識を持っているのでしょうか。


まず、全国の15歳~19歳の学生1,000名(全回答者)に対し、“人生100年時代”と聞いて、「楽しそう」と「大変そう」のどちらをイメージするか聞いたところ、『楽しそう(計)』(「非常に近い」と「どちらかといえば近い」の合計、以下同じ)は41.1%、『大変そう(計)』(「非常に近い」と「どちらかといえば近い」の合計、以下同じ)は58.9%となりました。

次に、“人生100年時代”と聞いて、「明るい」と「暗い」のどちらをイメージするか聞いたところ、『明るい(計)』は55.2%、『暗い(計)』は44.8%となりました。


将来の日本の景気や世界の景気について、若者はどのように予想しているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、10年後の日本経済・世界経済がどのようになっていると思うか聞いたところ、10年後の日本の景気は今より「良くなっている」と「悪くなっている」のどちらだと思うかでは、『良くなっている(計)』は28.6%、『悪くなっている(計)』は71.4%となりました。

また、10年後の世界の景気は今より「良くなっている」と「悪くなっている」のどちらだと思うか聞いたところ、『良くなっている(計)』は37.0%、『悪くなっている(計)』は63.0%となりました。

日本の景気予想と世界の景気予想を比べると、日本の景気については『悪くなっている(計)』と回答した人の割合は71.4%と、世界の景気について『悪くなっている(計)』と回答した人の割合(63.0%)と比べて高くなりました。世界経済よりも日本経済のほうで、景気が落ち込むだろうと予想する人が多いようです。


ここで、人生100年時代のイメージについて、10年後の景気の予想別にみると、10年後の景気が良くなっていると予想した人は、「楽しそう」と「大変そう」のどちらをイメージするかでは『楽しそう(計)』が多数派(日本の景気が良くなっていると予想した人60.5%、世界の景気が良くなっていると予想した人53.5%)となりました。また、「明るい」と「暗い」のどちらをイメージするかでは『明るい(計)』が多数派(日本の景気が良くなっていると予想した人75.9%、世界の景気が良くなっていると予想した人70.5%)となりました。

他方、10年後の景気が悪くなっていると予想した人では、それぞれ『大変そう(計)』(日本の景気が悪くなっていると予想した人66.7%、世界の景気が悪くなっていると予想した人66.2%)と『暗い(計)』(日本の景気が悪くなっていると予想した人53.1%、世界の景気が悪くなっていると予想した人53.8%)が多数派となりました。

景気に対して明るい見通しを持てている人ほど、人生100年時代に対して前向きなイメージを持つことができているようで、人生100年時代へのモチベーションは将来の景気によって左右されていることがわかりました。


また、“人生100年時代”と聞いて、「元気な人が多い」と「不健康な人が多い」のどちらをイメージするか聞いたところ、『元気な人が多い(計)』は60.7%、『不健康な人が多い(計)』は39.3%となりました。


人生100年時代に関連し、最近では、70歳まで働けるように、企業に雇用機会の確保を努力義務として課す法案が審議されるなど、働き続けたいシニアを支援する制度づくりが本格化しています。若い世代は、自身の就労期間をどのように考えているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、将来、何歳まで働く必要があると思うか聞いたところ、「56歳~60歳」(23.7%)や「61歳~65歳」(22.1%)、「66歳~70歳」(20.7%)に回答が集まり、平均は61.8歳でした。

70歳を超えても働く必要があると回答した人の割合(「71歳~75歳」「76歳~80歳」「81歳以上」の合計)は15.1%となりました。人生100年時代に対して、元気な人が多いとイメージしている人が多いためか、70歳以降も働く必要性を感じている人は少なくないようです。


≫“金融”と聞いて10代は何をイメージする? TOP7は「お金」「銀行」「クレジットカード」「証券」「株」「融資」「保険」


10代とお金との関わりを把握するために、“金融”という言葉に対して持つイメージについて質問しました。

全回答者(1,000名)に、“金融”と聞いて、何をイメージするか聞いたところ、「お金」(84.2%)がダントツで、以降、「銀行」(49.3%)、「クレジットカード」(36.1%)、「証券」(34.2%)、「株(株式)」(30.2%)が続きました。また、「融資」(20.7%)や「保険」(18.7%)、「ATM」(18.5%)、「仮想通貨」(17.3%)、「税金」(13.7%)、「手数料」(7.3%)といった回答も上位に挙がりました。10代は“金融”に対して多様なイメージを抱いているようです。


【10代の収入と預貯金】

≫10代の収入事情 「収入はお小遣いのみ」37%、「お小遣い以外の収入がある」42%

≫ひと月あたりの収入額 高校生は平均11,573円、大学生等は平均35,897円


収入の状況について質問しました。


全回答者(1,000名)に対し、収入の状況を聞いたところ、「収入はない」は21.0%、「収入はお小遣いのみ」は37.0%、「お小遣い以外の収入がある」(※)は42.0%となりました。

学生区分別にみると、「収入はお小遣いのみ」と回答した人の割合は、高校生43.6%、大学生・短大生・専門学校生・予備校生(以下「大学生等」)14.5%と、高校生のほうが高くなったのに対し、「お小遣い以外の収入がある」と回答した人の割合は、高校生35.1%、大学生等65.6%と、大学生等のほうが高くなりました。

(※)お小遣いとお小遣い以外の収入がある人、お小遣いはないがお小遣い以外の収入がある人の両方を含みます。


では、どのくらいの収入があるのでしょうか。

ひと月あたりの収入額の平均をみると、17,095円で、学生区分別では、高校生は11,573円、大学生等は35,897円でした。

また、家族からもらっているお小遣い額の平均をみると、4,675円で、学生区分別では、高校生は3,808円、大学生等は7,628円でした。


ここで、現在の収入の状況別にお小遣い額の平均をみると、高校生では、収入がお小遣いのみの人は4,858円、お小遣い以外の収入がある人は4,820円と、どちらも同水準となりました。他方、大学生等では、収入がお小遣いのみの人は13,288円と、お小遣い以外の収入がある人(8,678円)と比べて4,610円高くなりました。

お小遣い以外の収入がある人(420名)について、お小遣い以外の収入額のひと月あたりの平均をみると、高校生では22,149円、大学生等では43,067円でした。


また、ひと月あたりの収入額に占めるお小遣い額の割合をみると、「お小遣いによる収入」の割合は、高校生では17.9%、大学生等では16.8%と、どちらも約2割にとどまっており、大半がお小遣い以外の収入で構成されていることがわかりました。


ひと月あたりの収入額の構成比をみると、「お小遣いによる収入」は17.3%、「アルバイトによる収入」は78.5%、「その他の収入」は4.2%となりました。大部分は、アルバイトをして稼いだ収入が占めているようです。

学生区分別にみると、「アルバイトによる収入」は、高校生では75.3%、大学生等では81.5%と、大学生等のほうが6.2ポイント高くなった一方、「その他の収入」は、高校生では6.9%、大学生等では1.7%と、高校生のほうが5.2ポイント高くなりました。高校生には、通っている学校の校則でアルバイトが禁止されていたり、18歳未満の場合は勤務時間など制限されたりするためか、アルバイト以外の収入源があるという人が多いのではないでしょうか。


≫「フリマアプリで収入を得ている」10代の19%、収入額の平均は2,942円/月

≫「動画配信アプリで収入を得ることに前向き」10代の35%、男性では42%


続いて、どのようなものがアルバイト以外の収入源となっているのか質問しました。

全回答者(1,000名)に、フリマアプリや動画配信アプリ、ライブ配信アプリ、SNSを活用して収入を得ているか聞いたところ、<フリマアプリ(メルカリなど)で収入を得る>では、「している」は18.5%、「していないが、したいと思う」は41.9%で、合計した『前向き(計)』は60.4%となりました。男女別にみると、『前向き(計)』と回答した人の割合は、男性52.8%、女性68.0%と、女性のほうが15ポイント以上高くなりました。

配信アプリについては、<動画配信アプリ(YouTubeなど)で収入を得る>では『前向き(計)』は35.4%、<ライブ配信アプリ(17LiveやMixChannel、SHOWROOMなど)で収入を得る>では『前向き(計)』は19.1%となりました。

また、<SNS(Instagramなど)で収入を得る>では、『前向き(計)』は33.1%となりました。


フリマアプリを活用してどのくらいの収入を得ているのでしょうか。フリマアプリで収入を得ている人(185名)に、アプリによるひと月あたりの収入金額を聞いたところ、「1,000円未満」(29.7%)や「1,000円~2,000円未満」(28.6%)に回答が集まったほか、「5,000円~10,000円未満」(14.6%)にも回答が集まり、平均は2,942円でした。

男女別にみると、平均は男性4,471円、女性2,012円と、男性のほうが2,459円高くなりました。


≫貯金をしている10代は51%、貯金額の平均は高校生71,073円、大学生等191,200円

≫貯金をする理由は「買いたいものがある」「将来のため」、貯金をしない理由は「貯金に回すお金がない」


全回答者(1,000名)に対し、現在の預貯金の状況について質問しました。


まず、全回答者(1,000名)に、預貯金をしているか聞いたところ、「している」は50.6%、「していないが、したいと思う」は40.0%、「していないし、したいと思わない」は9.4%となりました。

学生区分別にみると、預貯金をしている人の割合は、高校生では48.6%で半数未満となったのに対し、大学生等では57.3%と過半数でした。高校生と比べて、大学生等はアルバイトなどで収入を得る機会が多いためか、お金を蓄えることができているようです。


では、どのくらいの預貯金があるのでしょうか。

預貯金をしている人(506名)に、今、どのくらいの預貯金を持っているか聞いたところ、平均は101,936円でした。

学生区分別にみると、高校生は平均71,073円で、収入はない人は71,033円、収入がお小遣いのみの人は71,967円、お小遣い以外の収入がある人は70,042円と、いずれも同水準でした。ひと月あたりの収入額では、収入がお小遣いのみの人(平均4,858円)とお小遣い以外の収入がある人(平均26,970円)の間に22,112円の差がみられたものの、預貯金額では差がみられない結果となりました。アルバイトによる収入を貯蓄ではなく消費に回している高校生が少なくないのではないでしょうか。

他方、大学生等では預貯金額の平均は191,200円でした。


預貯金をしている人・預貯金をしたいと思っている人(906名)に、その理由を聞いたところ、「買いたいものがあるため」(49.7%)が最も高く、次いで、「将来のため」(49.4%)、「万が一のときのため」(30.6%)、「旅行に行くため」(23.8%)、「一人暮らしをするため」(15.3%)となりました。

男女別にみると、男性では1位は「買いたいものがあるため」(47.2%)だったのに対し、女性では1位は「将来のため」(54.2%)でした。


また、預貯金をしていない人(494名)に、その理由を聞いたところ、「預貯金に回すお金がないから」(44.7%)が最も高く、以降、「貯めるより自分のためになることに使いたいから」(11.1%)、「高額なものは親が買ってくれるから」(6.5%)、「欲しいものがないから」(6.1%)、「お金が必要になったら働けばいいから」(5.5%)が続きました。預貯金をしたくても余裕がないという10代の実情が明らかとなりました。


≫奨学金の利用状況 「利用している」17%、「利用する予定がある」26%

≫「奨学金について知っていることはない」と奨学金利用者の2割強が回答


奨学金について質問しました。

まず、全回答者(1,000名)に、奨学金の利用状況を聞いたところ、「利用している」は17.4%、「利用する予定がある」は26.0%、「利用する予定はない」は56.6%となりました。

学生区分別にみると、奨学金をすでに利用している人の割合は大学生等では34.8%と、高校生(12.3%)と比べて高くなりました。


奨学金を利用している人(174名)に、奨学金利用の目的を聞いたところ、「授業料」(83.9%)が最も高く、以降、「教材費」(29.3%)、「生活費」(22.4%)が続きました。

学生区分別にみると、「生活費」は大学生等では31.6%と、高校生(14.7%)と比べて15ポイント以上高くなりました。


また、利用している奨学金について知っていることを聞いたところ、「特になし」は22.4%となっており、奨学金を利用しているものの、2割強の人がその内容について把握していないようです。知っていることとして挙がったものをみると、「返済義務を負う人(が誰か)」は44.3%、「返済方法(毎月払いなど)」は32.8%、「返済が始まる時期」は26.4%と、半数を下回りました。奨学金の返済をする際に延滞してしまうということがありますが、利用者本人が奨学金の内容についてよく把握していないということも、延滞をしてしまうことの一因となっているのではないでしょうか。


≫10代が掲げる目標年収の中央値は500万円 男性では600万円、女性では500万円

≫10代が“高収入”と聞いてイメージする年収の中央値は1,000万円


続いて、将来の年収のイメージについて質問しました。

全回答者(1,000名)に、将来、目標にしたいと思う年収(1年間の収入)金額はどのくらいか聞いたところ、「500万円~800万円未満」(29.5%)に最も多くの回答が集まったほか、「300万円未満」(21.0%)や「300万円~500万円未満」(16.6%)、「1,000万円~2,000万円未満」(17.1%)にも回答がみられ、中央値は500万円でした。

男女別にみると、目標にしたいと思う年収の中央値は、男性では600万円、女性では500万円となりました。

また、“高収入”と聞いてイメージする年収(1年間の収入)金額はどのくらいか聞いたところ、「1,000万円~2,000万円未満」(42.2%)に最も多くの回答が集まり、中央値は1,000万円でした。

男女別にみると、“高収入”と聞いてイメージする年収の中央値は男性も女性も1,000万円となりました。


【10代のお金の使い方】

≫10代はどのようなものに自分のお金を使っている? 5位「ゲーム」、4位「ファッション・コスメ」、TOP3は?

≫10代がひと月あたりに使うお金の平均は8,890円、高校生は平均5,585円、大学生等は平均20,144円


預貯金や収入事情の次は、お金の使い方や消費事情について質問しました。


全回答者(1,000名)に、普段、どのようなものに自分のお金を使っているか聞いたところ、「ジュース・お菓子」(55.5%)が最も高く、次いで、「食事」(48.7%)、「趣味」(37.9%)、「ファッション・コスメ」(35.2%)、「ゲーム」(24.5%)となりました。日常的な飲食や、自身の趣味にお金をかけている人が多いようです。


では、いくらくらい使っているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、平均は8,890円となりました。

学生区分別にみると、ひと月あたりに使っている金額の平均は、高校生5,585円、大学生等20,144円と、14,559円の差が開きました。


≫10代のキャッシュレス決済事情 「キャッシュレス決済をしている」30%、「していないが、したい」40%

≫キャッシュレス決済を利用している理由は「現金を持ち歩かなくてよい」、利用しない理由は「使いすぎてしまいそう」


次に、キャッシュレス決済について質問しました。

全回答者(1,000名)に、キャッシュレス決済をしているか聞いたところ、「している」は29.6%、「していないが、したいと思う」は40.1%で、合計した『前向き(計)』は69.7%となりました。


では、キャッシュレス決済でどのくらいの金額を使っているのでしょうか。

キャッシュレス決済を利用している人(296名)に、キャッシュレス決済で、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、使っている金額の平均は4,666円でした。

学生区分別にみると、ひと月あたりにキャッシュレス決済で使っている金額の平均は、高校生2,624円、大学生等9,194円で、6,570円の差が開きました。


キャッシュレス決済を利用している人・利用したい人(697名)に、使っている(または、使いたいと思う)決済手段を聞いたところ、「電子マネー(交通系)」(67.0%)が最も高く、以降、「スマートフォン」(52.9%)、「電子マネー(交通系以外)」(34.9%)が続きました。10代には手軽に使える交通系の電子マネーが人気のようです。


また、キャッシュレス決済を利用している理由(または、利用したい理由)を聞いたところ、「現金を持ち歩かなくていいから」(57.1%)が最も高く、半数以上となりました。現金を持ち歩くことがない点にメリットを感じている人が多いようです。以降、「キャンペーンやポイント特典、ポイント還元があるから」(44.8%)、「現金払いより安く買えるから」(39.3%)、「楽に会計ができるから」(37.0%)、「スピーディに会計ができるから」(32.9%)が続きました。魅力的なキャンペーンやキャッシュバックといった特典のほか、会計時の手軽さや迅速さをメリットに感じている人も多いことがわかりました。


他方、キャッシュレス決済を利用していない人(704名)に、キャッシュレス決済を利用しない理由を聞いたところ、「使いすぎてしまいそうだから」(32.2%)が最も高く、次いで、「セキュリティ面が不安だから」(29.4%)、「使い方がわからないから」(17.2%)、「現金のほうが使える場所が多いから」(16.3%)、「チャージをするのが面倒だから」(15.3%)となりました。キャッシュレス決済の場合、お金を使いすぎてしまうと不安視している人が多いようです。


≫高校生・大学生の4割が投資に前向き

≫投資をしている・投資をしたい理由は「生活レベルを上げるため」、投資をしない理由は「投資に興味がないから」


続いて、投資(株式投資、仮想通貨、実物投資など)について質問しました。

全回答者(1,000名)に、投資をしているか聞いたところ、「している」は3.7%、「していないが、したいと思う」は36.0%で、合計した『前向き(計)』は39.7%となりました。

学校区分別にみると、「している」と回答した人の割合は、高校生では3.5%、大学生等では4.4%となりました。


では、何が投資対象として考えられているのでしょうか。

投資をしている人・投資をしたい人(397名)に、投資をしているもの(または、投資をしたいと思うもの)を聞いたところ、「株式」(67.0%)が最も高く、次いで、「FX」(30.2%)、「仮想通貨」(22.7%)、「債券(国債など)」(15.1%)、「投資信託」(14.9%)となりました。普段のニュースなどで見聞きしてイメージのしやすい株式を投資対象として意識しているようです。


また、投資をしている人(37名)に、投資の元手資金の準備方法を聞いたところ、「親や祖父母からもらった」(27.0%)が最も高く、以降、「収入を増やした(アルバイトなど)」(24.3%)、「節約した」(21.6%)が続きました。


次に、投資に前向きな理由、投資を行わない理由について質問しました。

投資をしている人・投資をしたい人(397名)に、投資をしている(または、投資をしたい)理由を聞いたところ、「生活レベルを上げるため」(42.1%)が最も高く、次いで、「将来の生活資金のため」(40.3%)、「経済の勉強のため」(23.2%)、「高額な商品・サービスを購入するため」(15.4%)、「株主優待を得るため」(13.4%)となりました。


投資をしていない人(963名)に、投資をしていない理由を聞いたところ、「投資に興味がないから」(37.3%)が最も高く、以降、「投資に関する知識がないから」「損をするのが怖いから」(いずれも26.2%)、「難しそうだから」(25.2%)、「投資をするための資金がないから」(22.3%)が続きました。そもそも興味や知識、元手がないといった理由のほか、“投資は難しい”“投資をすると損をする”といったイメージが理由になっていることがわかりました。


≫サブスクリプションサービスの利用経験 「利用したことがある」10代は23%、利用金額の平均は1,189円/月

≫10代が利用したことのあるサブスクリプションサービス TOP2は「音楽配信」「動画配信」

≫10代の12%がレンタルサービスの利用経験あり 利用金額の平均は878円/月


最近では、モノを所有せず、定額制でモノを利用する“サブスクリプションサービス”(サブスク)が注目されています。では、どのくらいの人が利用しているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、定額制サービス(動画配信や音楽配信サービスなど、利用期間に応じて支払いが発生するサービス)の利用をしているか聞いたところ、「している」は22.6%、「していないが、したいと思う」は30.6%で、合計した『前向き(計)』は53.2%と、半数以上がサブスクに前向きであることがわかりました。定額制でモノを利用することにコストパフォーマンスの高さを感じている10代が多いのではないでしょうか。


定額制サービスを利用している人(226名)に、定額制サービスに、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「500円~1,000円未満」(40.3%)や「1,000円~2,000円未満」(31.9%)に回答が集まり、平均は1,189円でした。


また、これまでに利用したことがある月額・定額制で使い放題のサービスを聞いたところ、「音楽配信」(64.2%)と「動画配信」(57.5%)が突出して高くなりました。音楽や動画の配信を“サブスク”で楽しんでいる人が多いようです。


モノを所有せずに利用する方法として、サブスクリプションサービス以外にも、レンタルサービスがあります。では、10代ではどのくらいの人が利用しているのでしょうか。レンタルサービスの利用状況について質問しました。

全回答者(1,000名)に、レンタルサービス(DVDや本、自動車、ファッション用品などのレンタル)の利用をしているか聞いたところ、「している」は12.2%、「していないが、したいと思う」は32.9%で、合計した『前向き(計)』は45.1%となりました。

男女別にみると、『前向き(計)』と回答した人の割合は、女性では50.6%と、男性(39.6%)と比べて10ポイント以上高く、半数以上となりました。レンタルサービスを普段の生活で活用することに関心のある女性が多いようです。


また、レンタルサービスを利用している人(122名)に、レンタルサービスに、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「500円未満」(33.6%)や「500円~1,000円未満」、「1,000円~2,000円未満」(いずれも27.0%)に回答が集まり、平均は878円でした。

男女別にみると、レンタルサービスにかけているお金の平均は、男性1,173円、女性673円で、男性のほうが500円高くなりました。

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